土曜日でお天気が良かったこともあるが、迫力のないArsenal相手なので、落ち着いて試合が進められ、全般的に自分のペースで戦えた。
Everton戦では、シュートが打てず、試合通してオンターゲット2本という不甲斐なさだったが、今回は前半だけで7本もあった。
セスクが要所で役に立ち、アザールも好調時を思わせるプレーが随所に見え、やっと本来のチェルシーが戻ってきたという感じだったが、焦点は前半終了間際のコスタのプレーとアーセナル、ガブリエルの退場に移ってしまった。
試合が退場の有無に拘わらず、チェルシーが優勢であったことは誰も否定せず、また退場になったガブリエルが愚かであることも誰も否定しないが、コスタも退場に値するじゃないか、とTV,メディアで非難轟轟。コスタ人非人コールが巻き起こっている。
負けたベンゲルがコスタは3試合ぐらい出場停止にすべきだ、と言うのは、何時ものひかれ者の小唄というやつ。
それに調子を合わせるように、全てのTV,メディアが、ボールをめぐっての体の入れあいで相手の顔を両手で押し込んだり、後ろ手で顔をはたいたりしているコスタの写真を載せ、シェアラーに言わせると、それで相手にはカードをアピールするコスタは一線を越えたと。
プレーでは、一度もファウルと認定されていないのも、悪事をして逃げおおせているみたい、と。
TVでは一応両方の立場で論評する人を揃えるようにしているから、Match Of The Dayではシェアラーが怒り狂うのに対して、ダニー・ミルズがボールを見て、体を入れようとしている時は手が顔に当たったりするのはよくあることだろう、一応は弁護していた。 ただ、それでも、意図してなくても肘が相手の顔に入ればカードもらうだろう、とシェアラーに言われると笑ってごまかしていた。
左足が、後ろのコスタを蹴っているのがみつかり、退場! |
面白かったのが、翌日のMOD2, 元サンダーランド等に在籍したキルバーン(チェルシー戦でスローインをしたら、パンツが落ちたので、パンツが落ちたキルバーンと呼ばれている)が、コメンテーター、評論家3人を相手に一人コスタ擁護。
コスタは去年チェルシーにないものをもたらし、優勝に導いた、闘争本能をむき出しにするところからすべてがコスタの一部であり、それを非難することはできない、と。
青い瞳をキラキラさせて(結構イケメンなのでBBCの仕事が来たのだと思う。)、堂々の擁護ぶり。
面白かったのは、コスタを人非人扱いしていた、評論家が、しかし結局ベンゲルの今のチームに欠けているのは、ビエラ以来のコスタのような性格なんですね、と言い、女性記者は自分がファンのチームに来たら歓迎しますか、と聞かれて、Yes.まあ、変わってはほしいと思いますけど、と。
Morinho はMorinhoで試合後コスタのことを色々聞かれて、コスタの話をしないでガブリエルの話をしてくれ、コスタはマンオブザマッチだとか(同意する)。 そのほか例によってわけのわからない話で煙に巻いていた。 ちらっと見ただけでは、最後はバドミントンは素晴らしいスポーツだとか言っていたけど、あれは何を言っていたのだろう。
まあ、とにかく、ここ一番は強いところをみせたから、何とかこれから反攻してほしい。
しかし、ビデオを見てコスタ出場停止処分とか言ってほしくないなあ。
ただ、FAは世間の風向きを見て処分を決めるので、この調子では追加処分を受けそう。