ともに絶好調のManUとArsenalとの連戦。 連勝すれば残る5試合で1勝すれば良いが、連敗すれば勝ち点差が一気に詰まって、Chelseaは失速、Arsenalは連勝と嫌な状況になる。
今後の対戦者の多くが降格争いで必死。 泣きながらかかってくる相手には何が起こるかわからない、からここでは負けたくない、と緊張した試合だった。
スタメンを見て納得すると同時に驚いた。
Willianを下げて、MaticとZoumaのマケレレ役二人使い。 負けなければいい、と言う、徹底したした布陣。 とにかく失点するな、タイミング見て攻めあがれ、点が取れたらラッキー。
Morinhoらしい何が何でも負けないという意思表示、納得はするものの、いかにMourinhoと言えども、ここまで超ネガティブな作戦をやるか、と少し驚いた。
試合後、聞いたところでは、Willianがウィルス性胃腸炎で、前日まで練習に参加できなかった、と。
Costa、Remyと切れるFWを欠いている上に、Willianまで欠いては攻撃力でManUを圧倒するのは難しい。 それなら、RamiresやDrogbaを補充して中途半端に戦うよりは、守って守って、機を見て飛びかかる戦法にしよう、と考えたのだと思う。 単純に負けない戦法ではなく、ベンチメンバーを見ての柔軟な戦略だったのだ。
おかげでボコボコにやられた。ボール保持率29.7%というのはスタンォードブリッジでは最低だそうだ。 開始直後のルーニーのシュートが決まっていれば、試合の流れは大きく変わっていただろう。(皆が一瞬入ったと思った。ManUキーパーも喜んだ。)
しかし、その後はボールは回されるものの決定的なシュートは打たせず、危うい場面はクルトワがセーブして、時々、チェルシーが攻め上がってチャンスを作る。
大きなパス回しからエリア手前でボールを受けたOscar、駆け上がってくるHazardを一呼吸待って、ヒールパス、Hazardはエリア奥まで切れ込んで、角度のないところからキーパーの足を見極め、届かないところに見事に決めた。Rest is the history.
これで、残り6試合総勝ち点18で、二位Arsenalと勝ち点差10、勝ち点を9加えればArsenalは追い付けない。 残り3勝すれば優勝確定だが、次がArsenalなので、2勝分の価値あり、ArsenalとLeicesterに連勝すれば、優勝だ。
ChelseaとArsenalの残り試合は合計で11に対し、Chelseaの白星かArsenalの黒星が合計で3っつ付けば、Chelseaが優勝と言うのだから、さすがにChelseaの優勝はもう間違いないだろう。
4試合残しての優勝もいいけれど、Arsenalも降格争いまっただ中のLeicesterも簡単には勝たせてくれないだろう。 ホームでLiverpool、一度も優勝できなかったGerrard、の目の前で優勝決定というのもいいかもしれない。
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