Chelsea Factory

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金曜日, 5月 01, 2015

狭き門より入れ、武藤!

東京FC武藤選手のチェルシー入りが取り沙汰されて、一時期はなくなったという話だったが、ここへ来て改めて迷っているという話が報道されている。

どうせチェルシーで出番が廻ってくる可能性はなく、日本からのにわかファンが増えるのも困ったものだからという利己的な理由もあって、これまでは冷やかに見ていたが、ここに来て気が変わった。
C’mon Mutuじゃなかった、武藤!!!

武藤さん、二つの門があったら、狭い門の方から入りなさい。
チェルシーへ来る方が日本にとどまるより、人間として大きなプラスになることは確実です。

日本の論調は、どうせChelseaへ行っても出場機会はなく、良くてチャンピオンシップかオランダ、ベルギーあたりへのレンタル。 レンタル先でもお客様扱いで、得られるものはない、というもの。
それなら、東京FC、日本代表で経験を積んでそれから海外移籍を考えても遅くはない、と。

しかし、なんと安易な発想、本当にそれでいいのか?

世界レベルでサッカー選手にとって、22歳というのは決して若くはない。
22歳で世界的なピッチを踏むということは、むしろ遅れてきた若者なのだ。今できる限りの努力をしなくて、何時するのか?

恐らく、出番はまずないだろう。 しかし、一番頭に来た論調は、元日本代表の「チェエルシーにはHazardがいるから、競争原理は働かない。」 というものだ。
Hazardの才能には敵わないという意味ならわかるが、Hazardが人気者だから、競争原理が働かないというのであれば、全くの見当違いだ。

Juan Mataは、2年続けてチェルシーのPlayer of the yearに輝く人気者だったが、モリーニョの見立てには合わず、Oscarに場所を奪われ、売られてしまった。 サッカーは100m競争のようにタイムで能力が測られるわけではなく、戦術に合うかどうかで測られるから、客観的なな意味で競争原理が働いたというものではないかもしれないが、モリーニョの見立てのもとでの競争原理が貫徹した結果であり、そのMataの行き先がManUだから、能力は正確に見極められている。
童顔Willianは自分でレギュラーの座を勝ち取った
今シーズンのスタート、中盤は、Hazard、Oscar、SchurleにCeskだったが、まずSchurleがチームのプレイに馴染みこめず、圧倒的な運動量を見せつけたWillianに取って代わられ、結局ドイツへ戻った。 ここへ来てOscarのパーフォーマンスが落ち、このシーズンオフの動向が取り沙汰されている。 数か月で出て行ったSalaやDe Bruina等機会が与えられなかったわけではない。 Willianのようなを結果を残せなかったのだ。
Azpilicuetaもモリーニョが来た当初10数試合、全く干されていたが、今では不動の左サイド、プレミア1のフルバックと言われるほどになった。
競争原理は冷徹に働く。日本で考えられるのとは比較にならないほど厳しいと思う。 でもだからこそ挑戦する価値があるのではないか。

何のために大学まで出たのか、もう保険は十分かかっている。 サッカー選手の将来は怪我の危険が常にあり、何時まで続くかわからない、チェルシー移籍はもしかしたら、勝ち目のない賭けかもしれない。 しかし、人間としての将来の生き方を考えた時、それは決してマイナスにはならないだろう。

契約に1年か半年はFirst Teamと行動を共にする(ベンチには入れなくても)よう明記させればいい。 出場機会がなくても、得られるものはすごく大きいはずだ。 英語もしゃべれるようになる。(ポルトガル語かなあ。)
小柄なのでFWは無理かもしれないが、世界で通用する選手になるためには、仕方がないだろう。

武藤、眼前の道、困難な道を選べ!


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