Chelsea Factory

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土曜日, 12月 26, 2020

火曜日, 12月 22, 2020

12月21日 Vs West Ham 3-0

West Hamのモイズ監督は昔結構長い間Evertonを率いて、少ない予算で派手ではないがタイトなチームを作りあげ、チェルシーを苦しめた。ところが、勝ち運がなくいい線行きながら、最後は相手にゴールを許して、青い目の苦い表情が印象的だった。チーム作りの手腕を見込まれてManUのファーガソンの後任に抜擢されたが、ManUのようなチームでは勝ち運がなければそれだけで駄目で、一シーズンもたずに解任されてしまった。(特に筋の通った方針があるわけでもなく、勝ち運があるわけでもないのに、好成績を残すアンチェロッティは正反対の監督。)
ランパードの勝ち運のなさには、モイズを彷彿とするところがあり、この試合勝ち運のなさ比べになるのではと心配されたが、モイズの勝ち運なさはランパードの比較ではなかった。
ManOftheMatchはチアゴ

前二戦の敗戦から苦戦するのではないかと心配、開始10分でチルウエルが負傷交代どうなることかと思ったら、その直後コーナーからチアゴ、ドンピシャのヘッドで先制。ホッとしたのも束の間、その後は78分にベルナーのシュート当りそこねをタミーが押しこむまで押されっぱなし。2分後にはマウントのクロスに合わせたプリシッチのヘッドがキーパーにあたって足元に来たのを再びタミーが決め、結果は3-0の完勝のようになったが、決して褒められた試合ではなかった。
ウルブズ戦、エバートン戦ともに中盤での短いパスが全くつながらず、しょっちゅうカットされて押し込まれていたのとまったく同じ。ウルブズ戦では相手のナバスとネトが数は少ないがチャンスが回ってくると必ずペナルティエリアまでボールを運んでいたのとは大違い。(そのウルブズが降格争い中のバーンリーに簡単に負けるから世の中わからない。)

特に活躍したわけではないが、結果2得点。
中盤でボールが回らないのはハバーツのせいではないか、とジョルジーニョをカンテと並べハバーツを先発から外した。しかし、ジョルジーニョはシルバとズウマとのパス交換、或いは二人のカバーに忙しく、カンテは広範囲に前へ走りこんではボールを取られる繰り返し。結果的にはジョルジーニョがコバチッチに代わってから追加点が獲れたが、この交替のせいかどうかは良く分からない。前の3人にボールが回るのは、無理な体制のロングボールだけでは、チャンスは作れない、どうしたものなのだろうか。残り6分でハバーツに出番を与えたが、特にインパクトは与えられなかった。

終始押されながらクリーンシートで抑えたのはプラスだが、押していたと言ってもウエストハムはオンターゲットのシュートゼロで、結局ヘボだったのに助けられた面も大きい。
今回はタミー・エブラハムが終わり際良いとこどりしたが、何時も或いは強い相手に出来るかどうか自信がない。ベルナーはまた決定的なチャンスを二度外した。(ベルナーの先発7試合連続無得点は彼のキャリアで2016年9月以来、と。)
勝って良かったが、特に次の試合に期待が持てるような試合振りではなかった。てか、今の調子では降格確実のチームに何時負けても不思議ではない。困ったものだ。

(通算累計勝点損益 -3)

Chelsea (4-3-3): Mendy; 
Azpilicueta (c), Zouma, Thiago Silva, Chilwell (Emerson 9); 
Kante, Jorginho (Kovacic 66), Mount; 
Pulisic (Havertz 84), Abraham, Werner.

Scorers Thiago Silva 10, Abraham 78, 80
Unused subs Kepa, Rudiger, Christensen, Gilmour, Hudson-Odoi, Giroud.

West Ham (4-2-3-1): Fabianski; Coufal, Balbuena, Ogbonna, Cresswell; Rice, Soucek; Bowen (Fredericks 90), Noble (c), Fornals (Benrahma 66); Haller.
Unused subs Martin, Randolph, Dawson, Diop, Johnson, Snodgrass, Yarmolenko.

Referee Chris Kavanagh.

土曜日, 12月 12, 2020

12月12日 Vs Everton (A) 0-1

だめだわ。


今シーズンも4位争いが精一杯。

PKはまあ不運で、得点力のあるジエク、プリシッチ、オドイが欠けたとはいえ、得点できる形が作れない、と言うか、ない。


Chelsea (4-3-3): Mendy; 
James, Zouma, Thiago Silva (c), Chilwell; 
Kovacic (Gilmour 82), Kante, Mount; 
Havertz (Abraham. 68), Giroud, Werner.

Unused subs Kepa, Azpilicueta, Rudiger, Jorginho, Anjorin.
Booked Kante 45+4, James 60, Thiago Silva 65

Everton (4-2-3-1): Pickford; Holgate, Mina, Keane, Godfrey; Doucoure, Allan, Iwobi (Davies 86), Sigurdsson (c) (Gomes 82), Richarlison (Kenny 90); Calvert-Lewin.
Unused subs Olsen, Gordon, Tosun, Bernard.
Scorers Sigurdsson 22 pen
Booked Richarlison 24, Doucoure 80

Referee Jon Moss

木曜日, 12月 10, 2020

12月8日 Vs Krasnodar (H) 1-1 (C/L)

久しぶりの有観客試合、West stand1,600名、Shed Lower400名の2,000名が抽選で観戦できる。勇躍申し込んだら見事に当選、意気揚々とスタジアムに向かった。しかし、チャンピオンズリーグ予選一位通過が確定していて、何の意味もない試合、一度当選すると他のシーズンチケットホルダーに一巡するまで次の試合には行けない。考えてみれば、こんな試合は申し込まずに、プレミアの試合だけ選って申し込めば良かった、と気が付いたが、時すでに遅し、当選してしまった。

試合前、ピッチの上はやたら人が多い

しかし、セカンドThought、ロンドンの感染状況はイングランド内他の地域よりはマシだったが、ロックダウンの効果が出ず、むしろジリジリ増えている。チェルシー、フルハム辺りはいいのだが、ウォルサムとかエッピング、バーキングとか北東のエリアが爆発していて、この調子でいくとロンドンエリア全体としては現状のTier2からTier3に規制が格上げされるのではないか、と噂されている。そうなると無観客試合に逆戻りだから、とにかく行ける時に行っておくに越したことはない、とも思う。

何時もとは並ぶ位置も方向も違う
というわけで、Eメールのチケットを印刷して、運転免許書を添えて提示する。更に健康状態等について問題ないという誓約書のメールを提示して、中に入る。誓約書は中身のないいい加減なものだが、今回はチケットの名前と身分証明書の名前はしっかり照合された。ただ、名前の照合で手一杯(発音できないスぺルの名前なので)で、写真と本人の見比べは真剣にはなされていない。当方の身分証明書を持って日本人が行けば、誰でも通過出来そうな気もする。(シーズンチケットを取り上げられるリスクを犯してそこまでやる気にはならないが。)
席は一列おき、隣との間が3席、言い換えたら8席に一人の入場者。コンコースもスカスカ。

肝心の試合は、前試合リーズ戦からハバーツ以外の10人の先発が入れ替わり。ほぼ6か月のビリー・ギルモアと19歳の新人アンジョリン(左サイドの最前列)が選ばれていた。いずれも試合後ランパードはべた褒めしていたが、休養明けにしてはとか、若い割にはと言うレベルで、一気に今後に期待が膨らむという感じではなかった。

試合後のランパード、心なしか客席から遠い

初めて実物を見たカイ・ハバーツ、なるほどとても上手なだけでなく、動きがとても優雅でタダものではないと言うのが良く分かった。ただ、試合後帰ってダイジエストを見ていると解説が休養明けでまだスピード、試合勘が回復してないと言っていたので、スローな分、優雅に見えたのかもしれない。
また、ティモ・ベルナーが後半少し顔見世で出てきたが、相手DFを切り裂いてサイドに侵入瞬間折り返しのクロスは急に突風が吹いてきたような感じで、凄かった。カッコ良かった。これは人気が出るは、と思わせた。

Chelsea (4-3-3): Kepa; Azpilicueta (c), Rudiger, Christensen, Emerson; 
Gilmour, Jorginho, Kovacic (Kante 74); 
Havertz (Werner 74), Abraham, Anjorin (Giroud 81)
Subs: Caballero, Ziger, Zouma, Tomori, Alonso, Chilwell, James, Mount, Pulisic

Scorer: Jorginho pen 28
Booked: Azpilicueta 82

Krasnodar (4-3-3): Gorodov; Smolnikov, Martynovich (c), Kaio (Sorokin 74), Ramirez; Olsson (Kambolov 80), Cabella (Suleymanov 80), Vilhena; Wanderson (Chernov 80), Berg (Markov 90), Claesson

Subs: Sinitsin, Utkin, Chernikov, Petrov

Scorer: Cabella 24

Referee: Pavel Kralovec

日曜日, 12月 06, 2020

12月5日 Vs Leeds (H) 3-1

最後にリーズと対戦したのは2004年、もう16年も前。2・3年は下にいて、まあすぐに戻って来るだろうと思ったら、16年もかかった。最も嫌いなチームだったが、幾星霜、恩讐の彼方、それだけ苦労したのだから許してやりたい気持ちもあるが、リーズに対する嫌悪感は半端ない。 今朝のBBCではChelsea Leeds 戦のことをMost disliked rivalryと言っていた。
ダービーではなく、地理的に離れているにも関わらず因縁の相手、と言うのは珍しい。

元はと言えば1970年FAカップからと言うことだが、さすがにその頃のことは知らないが、未だにメガストアでは白黒のDVDが販売されていて、持っている。私の反感は90年代後半2000年初頭のビドゥカ、キュウエル、或るいはリー・ボウヤやアラン・スミスといった暴力的なチームのリーズだ。

因みに、70年のFAカップ、リプレイ(引分け再試合)はBBCのSpecial Event 部門で史上第5位の視聴率を上げ28.4百万人が見ている。 一位が66年のワールドカップ決勝(イングランドが優勝した)、その他ダイアナ妃の葬儀、アポロの月面着陸などに次ぐ第5位、イギリスの人口は日本の約半分であることを考えると、これは半端ない。ローカルクラブ間の因縁の相手と言うのとは、ケタが違う。

バンフォードも27歳、
諦めずに頑張って良かった。
で、今ではクラブとしてすっかり差がついてしまった相手にチェルシーは立ち上がりから一方的にチャンスを作るが、一本のカウンター、キーパーの判断ミスで、バンフォードに得点されてしまう。バンフォードは10代後半からチェルシー所属だったが、5年間ローン暮らし、結局チェルシーでは出場機会のないままミドルズボロに移籍。チャンピオンシップでゴールを量産、一時期プレミアでプレーもしたがプレミアでは通用せず、流れ流れてリーズに移籍、今シーズン開花、ここまでヴァーディやサラと並ぶゴールを挙げている。何時の間にかもう27歳、良く頑張った、チェルシー相手に花を飾って良かった。
その後チェルシーが一方的にゴールに向かい、少し時間はかかったが予想通り逆転、ロスタイムにはプリシッチのおまけで3-1の完勝。

気にかかったこと三点、ジエクが開始29分で太腿の筋肉を傷めて交替、ジエクが出続けていれば前半の早い内に逆転できたのではないか。 ジエクがしばらく故障となると、上位相手には大きな痛手。
ベルナー、アシストはしたが、得点できず不満。

ベルナー不調。ハットトリックのチャンスを得、最後にはプリシッチの得点をアシストしたから、正確には不調とは言えないと思うが、ハットトリック以上のミス、決めきれず、チェルシーのフォワード病にかかりつつあるのでは、と不安になる。
カンテの両脇にマウントとハバーツと言うのは、ランパードが期待する最強の中盤だと思うが、ハバーツが今一ピリッとしない。ボール捌きが上手で、いいプレーをする瞬間もあるが、その次のプレーが集中力に欠け、緩慢で最初のプレーを生かすことが出来ていない。2の次のプレー向上が課題。
マウントとカンテはともに非常に良かった。

全然別の話題だが、後半は途中出場のパヴェダ(Paveda)という小柄な選手が、リーズの中では孤軍奮闘してチャンスを作っていた。ロンドンはサザック出身、実はチェルシーの小学生チームでレッシ―・ジェームスと同期、一緒だったとか。アーセナルの子供チームに引き抜かれ、更にバルサに引き抜かれたが、違法な青田買いとしてバルサは制裁を受け、本人は英国に戻り、ManCに所属してプレミアの出場試合にも出場したことがある。どういう経緯か知らないが、今年の1月ManCからリーズに移籍してきた。マウントやレッシ―と言った若手が活躍し始めているのは別にチェルシーだけじゃない。いろんなところで、今20歳前後の若手が台頭してきている。

ロスタイムにプリシッチのゴールが決まった時、ランパード大袈裟に喜んでいた。どんなに一方的でも1点差では不安だなと思っていたこともあるだろうが、やはり因縁の相手に勝ったことが嬉しかったのかもしれない。

この試合、West Lower1,600人、Shed400人だけ観客が入った。収容能力の5%ぐらいにしか過ぎないが、歓声やチャント(ホントは駄目なはずだが)はマイクで拾っているせいもあって、テレビでは随分聞こえてきた。フットボールの試合と言う気がした。

(累積勝点損益 -1、変わらず)

Chelsea (4-3-3): Mendy; James, Zouma, Thiago Silva (c), Chilwell; 
Havertz (Kovacic 67), Kante, Mount; 
Ziyech (Pulisic 29), Giroud (Abraham 79), Werner.

Scorer: Giroud 21, Zouma 61, Pulisic 90+3
Subs not used: Kepa, Azpilicueta, Rudiger, Jorginho.

Leeds 4-4-1-1: Meslier; Ayling, Koch (Llorente 9), Cooper (c), Dallas; Raphinha, Klich, Phillips, Alioski (Rodrigo 69); Harrison (Poveda 57); Bamford
Subs not used: Casilla, Struijk, Costa, Roberts.
Booked: Llorente, Raphinha.

木曜日, 12月 03, 2020

12月2日 Vs Sevilla (A) 4-0 (C/L)

相手のSevillaは、トップクラブ以外はレベルの低いスペインからの参加、しかも怪我で主力が欠けている、とは言え、一応先期UEFAカップの覇者なのだから、特に簡単な相手ではない。予選勝ち抜けは確定しているが、できれば次の試合を考えると一位通過したいところ。前のスパーズ戦から先発9人交代、一人一人を見ると差は小さいが、全体としてのまとまりには不安がある。ただ過密日程ではこれぐらいは休ませることが必要。

静かな立ち上がりから、カイ-ジルーで鮮やかに先制。これは簡単、大量得点かと思ったらその後はグチャグチャ。何とか1-0リードで後半に突入、後半早々今度はコバチッチ‐ジルーで鮮やかな追加点。 試合は決まったように見えたが、その後もグチャグチャ、ジョルジーニョ-コバチッチの中盤がワークせず、中盤でボールがキープできない。小競り合いのボールを全て取られる。苛立ったランパードが本当は75分にと思っていた選手交代を前倒しで、カンテ、ジエク、マウントの3人を投入、特にカンテの投入で中盤でのボール散逸がなくなり、途端にチェルシーの一方的な試合になった。カンテの右奥からのクロス(カンテのクロスを生まれて初めて見た)、をジルーが頭で決めてハットトリック、ジルーの一人舞台、ロスタイムにはPKを決めて、パーフェクト・ハットトリック+ワン。

ジルーは左足、右足、ヘッドと決めて、これをパーフェクト・ハットトリックと言うそうだ。昔ハッセルバンクがスパーズ相手に決めたのを見たことがある。
1試合4得点はランパードが2010年アストンビラ相手に決めて以来の10年振りと。

ジルーもちろんニコニコ顔、ここまでジルーを先発では使わなかったものの、出場機会を求めて出て行きたいというジルーに、絶対チームはジルーを必要とする時がある、と力説していたランパードも満面の笑顔。チームメートも笑顔が溢れていた。タミーとベルナー以外は。

Chelsea (4-3-3): Mendy; Azpilicueta (c), Christensen, Rudiger, 

Emerson; Havertz (Kante 67), Jorginho (Gilmour 85), Kovacic (Ziyech 67);
Hudson-Odoi, Giroud (Werner 84), Pulisic (Mount 67).

Scorer Giroud 8, 54, 74, 83 (penalty)

Unused subs: Kepa, Caballero, Tomori, James, Chilwell, Alonso, Abraham.
Booked Kovacic 37, Pulisic 43, Mount 90+1

Sevilla (4-3-3): Pastor; Jesus Navas (c) (Kounde 60), Sergi Gomez, Diego Carlos, Rekik; Rakitic (Torres 75), Gudelj, Oscar Rodriguez (Jordan 60); Vazquez (Munir 66), En-Nesryi, Idrissi (Ocampos 60).
Unused subs Gonzalez, De Jong, Fernando, Zarzana, Vazquez, Romero.
Booked Gudelj 15, Idrissi 41, Sergi Gomez 82

Referee Artur Dias.