Chelsea Factory

Chelsea Factory
Chelsea FC has a long history.       Contact : change2013lifeofyos@yahoo.co.uk

日曜日, 12月 29, 2019

12月29日 Vs Arsenal (Away)  2-1

Spurs戦でこそ成功したが、それまで3バックはうまくいかなかった。前戦のサザンプトン戦でも全くうまく機能しなかった。にも拘わらず、何故またエマーソンを含んだ3バックでスタートしたのか、理解できない。
  不安的中、早い時間帯で失点して浮足立った面があったのかもしれないが、前半30分余は全くいいところがなく、良い形が作れない。さすがにランパードも気付いて、ハーフタイムを待つことなく、エマーソンをジョルジーニョに替え、クエタを後ろに下げて4バックに変更。途端に、ゲームの様相が変わってチェルシーが主導権をとるようになった。
  後半は開始早々からチェルシーペースになったが、中々決定的なチャンスは作れない。59分センターが本職のトモリに代えて、サイドバックが本職の若いランプティを投入、早い上りで相手を脅かす。70分にはコバチッチに代えてハドソン・オドイで攻めに変化をつける。それでも決めきれず時間切れが脳裏をよぎる。ゴール左サイドでジョルジーニョがファウルを受け、マウントのフリーキック、キーパーが頭上ではたき損ねたボールはすぐ隣にいたジョルジーニョの足元へ、そのまま足にバウンド(蹴った?)して、同点。
ゴールを決めて祝福されるジョルジーニョ
その4分後は、自陣でボールを拾ったウイリアンがセンターのタミーに戻し、二人で必死に駆け上がると、タミーは右サイドのウイリアンへ、ウイリアン更にサイドを上がり、ゴール前のタミーへ低いマイナスのクロス、ゴールに背を向けて待っていたタミーは小さくトラップすると反転して、鮮やかな股抜き逆転弾。このところ頑張りながら決められなかったタミーが久し振りに決めた。
  MOMは、相変わらず始終走り回って、もらったボールはキープして次のプレーにつなげ、ゴールに貢献したウィリアンかと思うが、始終走り回っていたのは全員なので、最後に決めたタミーかも知れない。しかし、途中出場で一気に流れを変え、同点のタップインのジョルジーニョの方か。ジョルジーニョは55分にカードを貰い、その後77分にボールをとられそうになったところで、相手をつかんで転倒させたように見えた。レフェリーは「カードだ!カードだ!」と叫んだラカゼッタにカードを出したが、相手をつかんだジョルジーニョが二枚目のカードを貰うべきだったと、アーセナルファンは憤懣やるかたない。まあ、その時点で二枚目のカードを貰っていれば、チェルシーはジエンドだったわけで、貰わなかったと言う点で、MOMはジョルジーニョかな。
試合後ランプティをファンに紹介するランパード
両側に推薦したアシスタントコーチがついている。
(補足、BBCのマッチオブザデイは日曜の解説がイアン・ライトとキーオン、共に元アーセナルで、ジョルジーニョのプレーははカードに値すると。一方、スカイのグラハム・スーネスは全くカードに値しない、簡単にこけて、相手にカード出せと叫ぶのは、恥ずべき行為だと怒っていた。)
  途中出場のランプティは、背番号48番、19歳のプレミアデビュー。ユースでは攻撃的な右サイドバック。体が小さく(身長163cm)、すぐにプレミアで通用するとはとても思えなかったが、見事に重責を果たし、今日は相手DFを脅かした。ランパードに言わせると、アシスタントのジョディ・モリスとジョー・エドワードから推薦があり、本当に使えるかと聞いたら、大丈夫と太鼓判を押されたから、とのこと。同じ子供チームから昇格組のビリー・ギルモア君よりもポジション的に、使われるようになるかもしれない。

とにかく、この試合は相手が弱っちかったので助かった。終わりよければ全て良し。 
今後3バックの時はエマーソンは使わないと決めて欲しい。

では、良いお年を!

Chelsea (3-4-3): Kepa; Rudiger, Zouma, Tomori (Lamptey 59);
Azpilicueta (c), Kante, Kovacic (Hudson-Odoi 70), Emerson (Jorginho 34); 
Willian, Abraham, Mount.

Scorers Jorginho 83, Abraham 87

Unused subs Caballero, Christensen, Barkley, Batshuayi.
Booked Mount 30, Kante 30, Rudiger 33, Jorginho 55

Arsenal (4-4-2): Leno; Maitland-Niles, Chambers (Mustafi 23), David Luiz, Saka; Torreira, Guendouzi; Nelson (Pepe 86), Ozil (Willock 76), Aubameyang (c); Lacazette.
Unused subs Martinez, Mavropanos, John-Jules, Smith Rowe.
Scorer Aubameyang 13
Booked Guendouzi 10, David Luiz 47, Torreira 73, Lacazette 77, Maitland-Niles 90+1

Referee Craig Pawson
Crowd 60,309

木曜日, 12月 26, 2019

12月26日 Vs Southampton

いくらライバルのスパーズに完勝しても、次の試合で降格争いしているチームに負けたのでは何の意味もない。
ここプレミア6試合で、成績不振で降格候補のチーム、Southampton、West Ham、Everton、Bournemous,と4敗。彼ら以下、良くて同クラスのクラブということだ。

前戦、バック3(バック5)で珍しく勝って、再び同じ陣容で臨んだが、完敗。それ以前トライしたバック3が機能しなかったように、やはり現状バック3では戦えないことが明確になった。好調なチームは出来るだけメンバーを変えない。前回完勝したのだから、全く同じメンバーで行くか、さもなければより安定感のあるバック4に戻すべきだった。 メンバー的に前試合との差は、マウント、コバチッチ、アロンゾを下げて、オドイ、ジョルジーニョ、エマーソンを投入。ジョルジーニョとコバチッチの間には差がなかったが、オドイとエマーソンが全く機能しなかった。逆に言うと、マウントとアロンゾに代わるメンバーを放り込めなかった。マウント次第で明らかに中盤の攻撃組立力が格段に変わる。もし、バック3を引き続き使うのなら、1月放出するのはアロンゾではなく、エマーソンだ。
1月にDFの底と、大砲の獲得は急務。大砲は即戦力が必要、若者サンチョではないだろう。

Chelsea (3-4-3) Kepa; Rudiger, Tomori, Zouma (Mount h/t);
Azpilicueta (c), Kante, Jorginho, Emerson; 
Willian (Pedro 84), Abraham, Hudson-Odoi (Pulisic 66)
Unused subs Caballero, Christensen, Barkley, Batshuayi
Booked Jorginho 58; Tomori 62

Southampton (4-4-2) McCarthy; Soares, Stephens, Bednarek, Bertrand; Armstrong (Romeu 86), Ward-Prowse, Hojbjerg (c), Redmond; Obafemi (Ings 69), Adams (Boufal 80)
Unused subs Gunn, Yoshida, Vestergaard, Danso
Scorers Obafemi 31; Redmond 73
Booked Bertrand 30; Boufal 90+4

Referee Jonathan Moss
Crowd 40,651

月曜日, 12月 23, 2019

12月22日 Vs Spurs (Away) 2-0

結構すごい未来的なスタジアムだった。
ランパード、チェルシー宿命のライバル、スパーズ戦はモリーニョとの師弟対決と、と試合前色々話題を提供したが、とにかく立派に勝った。
アウエイ席のトイレ等は使い勝手
が悪く(通路が狭い)見掛け倒し
な面も。
早い時間帯のウイリアン、30回に一回決まるスーパーゴール、前半終了間際の相手キーパーによるアロンゾへのカンフーキック、VAR、PK。ソンフンミンのVAR一発レッド、ルディガーに対する人種差別ヤジ、と試合中も話題満載だったが、とにかくこちらのシュート13本に対し、スパーズは僅か5本、うち枠内1本のみ、最近では珍しく安心して見ていられた。
今シーズン久し振り数回目の3バック。過去は、ダダ洩れのDFを強化するためか、強敵相手に大事をとっての陣容のように見え、試合が始まると実質的に5バックになって、ズルズル押し込まれ、うまく機能しなかった。特に左サイドについてアスプリクエタを起用(右はジェームズ)したり、ドリブルで攻め上がることができるエマーソンを起用したが、うまくいかないと頭を悩ませている様子が窺えた。 ところが今回は、このところ干されているアロンゾを久し振りに起用、これがうまく機能した。
ここまで継続して使われながら、ここへ来て少しキレが落ちてきているように見えるマウントもこの試合では、ランパードの抜擢に答える本来の動きを取り戻した。
早い時間帯で先制したこと、スパーズのプレスが強くなかったこと、前目の選手の数が相手より多いこと、等が重なり合って、前半は特別中盤で華麗に圧倒しているわけではないが、とにかくスパーズを殆どゴールエリアまで近づけることなく、試合を支配した。
後半モリーニョはバックを3人にして対抗、前半とは比較にならないようなプレスをかけ始め試合は白熱し始めたが、62分ソンフンミンにレッドカードが出た。その後スパーズは10人で良く攻めたが、基本的に10人になった時点で、勝負あった。
ハーフタイムでモリーニョが選手にもっと根性入れてプレスしろとはっぱをかけたのだと思う。恐らく内側を燃え上がらせようと意識をアグレッシブにしたソンフンミン、アグレッシブにボールではなく、ルディガーを蹴ってしまった。
今日の活躍を見ていると、ウイリアンは本当に貴重な存在、今シーズンで契約が切れ、まだ更改されていないが、このまま契約終了と言う訳にはいかないだろう。ウイリアンを欲しいクラブはいくらでもあるだろうが、さあ、どうするのだろう。
確実に居場所がなくなったと思われたアロンゾ、この1月での移籍が確実かと思われたが、この日の活躍で、首がつながったように見えるが、本人は常時出場を希望、DFとしては守備が下手と言うのはいかにも使いにくい、とランパードが悩んでいる。

それにしても、この日の試合終了後、ファンの前にやって来たランパードの喜びようは尋常ではなかった。まるで、タイトルをとったかのような喜びよう。普段よりも随分長い間ファンの前で喜びを表し、珍しく上着を脱いでファンに投げ込む始末。最後は6万人近くのスパーズファンは皆スタジアムから出て、3000人のチェルシーファンだけが残された。

Chelsea (3-4-3): Kepa; Rudiger, Zouma, Tomori;
Azpilicueta (c) (James 80), Kante, Kovacic (Jorginho 68), Alonso; 
Mount, Abraham (Batshuayi 80), Willian.
Scorer Willian 12, 45+2 pen

Unused subs Caballero, Christensen, Pulisic, Hudson-Odoi.
Booked Zouma 31, Kovacic 43, Rudiger 78

Tottenham (4-2-3-1): Gazzaniga; Aurier, Sanchez, Alderweireld, Vertonghen (Rose 75); Sissoko, Dier (Eriksen h-t); Moura (Ndombele 75), Alli, Son; Kane (c).
Unused subs Vorm, Foyth, Winks, Lo Celso.
Sent-off Son 62
Booked Alli 43, Gazzaniga 45, Sissoko 58, Alderweireld 67

Crowd 61,104
Referee Anthony Taylor

土曜日, 12月 14, 2019

12月14日 Bournemouth 0-1

また後半突発性虚血失点症で負けてしまった。

しかし、1失点ぐらいは仕方がない。何よりも、決め手の1点が取れないことが問題。しかし、考えてみればこのチーム、基本的には昔のチェルシーと違って、ビッグネームが一人もいない、若い好選手がまとまっただけのチーム。 数名を除けばチャンピオンシップで、勝ったり負けたりしていても不思議のない陣容。底力を発揮して勝ち続けることを期待するのは無理な話。

シーズン開始直後、これは善戦しても勝ちきれないチームだと思ったら、案の定開幕から不振が続いた。しかし、ある時点でこれは勝てるチームになったと感じたら、連勝が続いた。先週、やばい、これはトップ6の最後尾まで落ちかねないと感じたら、まさにまたそうなりそうな雰囲気。

今シーズンここまで一定期間不振にあえいだマンU、アーセナル、スパーズのようにズルズルと勝ち点を失い続けるか、セカンド・プランで機首を上げ直せるか、ここがランパード第一の正念場。

Chelsea (4-2-3-1) Kepa; Azpilicueta (c), Rudiger, Zouma, Emerson; 
Jorginho (Batshuayi 78), Kante; 
Willian (Hudson-Odoi 65), Mount, Pulisic (Kovacic 65); 
Abraham
Unused subs Caballero, Christensen, James, Pedro
Booked Kovacic 81

Bournemouth Ramsdale; Stacey, Francis (c), Mepham, Rico; Billing, Lerma, L Cook, Gosling; Fraser, King (Solanke 75)
Unused subs Boruc, Simpson, Surman, Kilkenny, Dobre, Stanislas
Scorer Gosling 82
Booked L Cook 50; Gosling 82

Referee Graham Scott
Crowd 40,243

水曜日, 12月 11, 2019

12月10日 CL Vs Lille 2-1

Lilleに完勝して、グループ2位確保、気持ち良くチャンピオンズリーグ、ベスト16トーナメント進出と言いたいところだが、まあ、なんでまたこんな試合になるのだろうか。
立上りから相手を圧倒、少し時間はかかったが前半で2点先行、試合を決めた。後半も立上りは良かったが、完全決着をつける3点目が奪えないまま、残り12分でかっての僚友レミーに決められて、お約束事のように終わり際は冷や冷や。
なんでああいう失点をするかなあ。
ウイリアンが右側を切り裂いて、
中央タミーのタップインはヒール
因みにMOMは先制点のタミーとの意見があるが、頑張って役に立っていたのは、ウィリアンとカンテでMOMはこのどちらかだろうと思う。

ランパードはトレード禁止の制裁が解除されても、1月の大物取得には消極的な姿勢を見せている。今のチームはマウントやエブラハム以下ジョルジーニョやコバチッチの復活も含めて自分が作ったチームと言う想いが強く、新規加入でベンチに下がる人間が出てくるのを潔しとしないのではないか。しかし、そこそこいいプレーヤーを集めただけでは、多少頑張ってもトロフィーは獲得できない。核となるチャンピオンが必要だ。
現在は4位につけているが、最近の4戦を見る限り、下にいる強豪(トップ6)に追いつかれるのは時間の問題。このままでは勝ちきれない試合をいくつも落として、6位どまりに落ち着きそうな気がする。 やはり、もう一つゴール前での正確性、得点力と突発性穴だらけDFを何とかしないといけない。
得点力のアップは誰を補強すればいいのか、見当がつかない。タミーが90分通して正確なシュートを打てるよう、マウントがプレッシャーを受けながら、キーパーのいない所にシュートを打てるように、上手になれば新規の大物補強は必要ないかもしれない。
DFについては、チェルシー出身で今はボーンマスで番を張っている24歳のアケを呼び戻すのが一番だ。ボーンマスでは貴重な存在になっているが、チェルシーはボーンマスにアケを売った時、買い戻し特約4千万ポンドを付けていると言われている。シティがアケに手を伸ばしていると言う噂があり、是非ともチェルシーで確保したい。ルディガーとアケのセンターバックが確立すれば、ズーマとクリステンセンは今シーズン終了次第放出して構わない。(トモリは残す。)


Chelsea (4-3-3) Kepa; Azpilicueta (c), Rudiger, Zouma, Emerson;
Jorginho, Kante, Kovacic (Mount 82);
Willian, Abraham (Batshuayi 72), Pulisic (Hudson-Odoi 62)

Scorers Abraham 19; Azpilicueta 35
Unused subs Caballero, Christensen, James, Barkley
Booked Zouma 45+1

LOSC Lille (4-3-3) Maignan (c) (Leo Cesar 72); Zeki Celik, Tiago Djalo, Gabriel, Pied; Soumare, Xeka, Maia (Bamba 66); Yusuf Yazici, Remy, Araujo (Renato Sanches 82) Unused subs Fonte, Osimhen, Ikone, Bradaric
Scorer Remy 78
Booked Zeki Celik 40; Xeka 67

Referee Tasos Sidiropoulos from Greece
Crowd 40,016

土曜日, 12月 07, 2019

Salvation Army



You're so vain

Life is in vain



Chelsea (4-3-3): Kepa; 
James (Batshuayi 82), Christensen, Zouma, Azpilicueta (c); 
Kante, Kovacic, Mount; 
Willian (Hudson-Odoi 70), Abraham, Pulisic.

Scorer Kovacic 52
Unused subs Caballero, Tomori, Emerson, Jorginho, Barkley.

Everton (4-4-2): Pickford; Sidibe, Keane, Holgate, Digne (Baines 82); Walcott (Bernard 86), Schneiderlin, Sigurdsson (c), Iwobi; Richarlison (Davies 70), Calvert-Lewin.
Unused subs Steckelenberg, Niasse, Tosun, Kean.
Scorers Richarlison 5, Calvert-Lewin 48, 84
Booked Digne 30, Richarlison 42, Calvert-Lewin 68

Crowd 39,114
Referee Craig Pawson






金曜日, 12月 06, 2019

12月6日 FIFA 制裁解除

Crystal Palace Zaha
FiFAは6日チェルシーに対する、移籍による選手獲得禁止の制裁を解除すると発表した。
また、罰金は当初の半分30万スイスフラン(約32百万円)に減額された。

これで1月に選手の新規獲得が可能となる。このところ英国政府の嫌がらせもあり、チェルシーの運営に嫌気がさしていたアブラモビッチだが、今季は若手の活躍、ランパードの方針に刺激されて俄然チームへの愛着が再燃したと伝えられている。この制裁解除で、1月中の選手獲得資金1億5千万ポンド(約210億円)を準備しているとの噂。
Borussia Dortmund Sancho
ManC出身の英国人若手

  早くも、パレスのザハ、ドルトムントの若いFWサンチョの大型補強が噂されている。しかし、二人ともスピードとドリブルが得意なタイプ、素晴らしい選手だが今必要としているタイプではないような気がする。さて、この措置、吉と出るか凶と出るか。誰にも分からない。 試されるの、テクニカル・ダイレクターとなったチェクの初仕事。
Leicester Chilwell
ポジション的にランパードがすぐに欲しいのは、レスター22歳左サイドバックのチルウェルか。

      ザハもサンチョも共に移籍の噂が絶えない選手で、この夏移籍寸前とまで言われていたので、金額次第でこの1月の移籍はあり得るが、チルウェルはレスターの調子が良く、最も獲得が難しいだろう。

木曜日, 12月 05, 2019

12月4日 Aston Villa 2-1

レインボウカラ―の日
シティに負けたのはともかく、17位だったWest Hamに負けたのはいただけなかった。しかも、West Hamとの試合はファウルなし、と。意味わかりますか? 90分間プレーして、チェルシーは一度もファウルをとられなかったのだ。 前代未聞というか、2004年以来だそう。 勿論、ファウルはしない方が好ましいし、ファウルゼロで大勝すれば、こんな誇らしいことはないだろう。 しかし、下位チームにファウルなしで負けてしまったとなると、ちょっとなあ、何をやっていたのか、という気になる。
  と言うわけで、続いての下位チーム相手の試合、何が何でも勝たないといけない。テリーがコーチとして行っていようが、タミーが先季ローンでプレーしていたとか言っても、とにかく勝たなければいけない。 それで勝つには勝ったがなんとも不甲斐ない勝ち方だった。シュート25本、枠内シュート9本、それ以外にウィリアンのバー直撃、更にリバウンドとか、近くの女性ファンの吸う息の嬌声がイヤーと上がったが外れたシュートとか、決定的なチャンスがいくらもあったから、7点ぐらい取ってて欲しかった。しかも、1-0で前半終了の予定が、前半終り際にワンチャンスで追い付かれる失態。後半すぐ、追加点をあげたから良かったが、駄目押しできないまま、残り10分は守り一辺倒の冷や冷や、と不満も大きかった。
ヒーロズ・ウエルカム 26番テリー
  因みに同点に追いついたアストンビラのFW、名前がトレゼゲと言う。昔フランス代表でチェルシーに来るかもしれないと言う噂もあったトレゼゲ、未だにプレーしていたのか、しかもこんなところで、と驚いたが、別人だった。エジプト出身で、名前も全く違うが、見かけがトレゼゲににているので、その名を芸名にしているそうな。ま、どうでもいいけど。
  とにかく、強行軍が続く12月、昔のチェルシーは何時もこの時期に離されて優勝戦線から脱落した。(アブラモビッチ以前の話です。) 今年はハナから優勝戦線参入は期待していないが、昔とは違うというプライドにかかけて、年明けまではもう負けるわけには行かない。

  分かったことが、いくつか。 ランパードはサイドバックについて結論を出した。左、アスプリクエタ、右、レシー・ジェイムス。3番手はエマーソンだが中盤の攻撃要員を兼ねた控え。アロンゾは基本出番なし。
  守備、トモリとクリステンセンはややクリステンセンが上、だだし、ルディガーが戻ってくればセンターバックはルディガーとズーマのコンビ。
  中盤の底は意外なことに、ジョルジーニョより戦闘的なコバチッチの方を買っているようだ。ただ、コバチッチはボールを持ち過ぎて、攻めのタイミングが遅れたり、ボールを奪取されたりするので、いかがなものか、と疑問を持っている。
 攻撃的MFはウィリアン、マウント、プリシッチの三つ巴、ウイリアンは外せず、オドイは現状4番手のスーパーサブ扱い。
  タミーは明らかに、ワントップのセンターフォワードとして抜きんでている。後ろから来る長いボールを、体を使って何とか味方のボールにする能力に長けている、この日のヘッダーの得点、追加点となったセンター胸トラップしてマウントにダイレクトで渡したアシストなど、見事なものだ。ただし、少し気が弱いように感じる。後半すぐ代わりたがるのもそのせいではないか。足元ではボールをもらっても、よっこいしょと自分の体制にならない限りはシュートしようとせず、パスを出そうとしたり、シュートのタイミングが遅れることが多い。考えずにすぐ足元からシュートが打てるキレが身に着けば、一皮むけて得点は倍増するだろう。(期待し過ぎかな。)
ザル守備何とかしてくれ!
  一方ジルーはクロスをボレーで合わせる能力は3人の中で一番だと思うが、ワントップは常にDFに囲まれており、ボレーで打てるようなクロスに出会うことは殆どなく、それ以外の局面では殆ど良さを発揮できない。バチュワイは、セカンドストライカーとして、後ろからスペースに飛び込むのは得意だが、やはりDFに囲まれての動き出しや、ポストプレーは全く駄目。もし一月にトレード禁止の処分が解除されるなら、タミーの交替で出場して点が取れるストライカーが欲しい。現在のFW二人が出て行っても仕方がない。もう一人大型FWがサブに入れば、時々プリシッチ/マウントがアグエロになれるよう修行してもらえばいい。

Chelsea (4-3-3): Kepa; James, Christensen, Zouma, Azpilicueta (c); 
Kante, Kovacic, Mount; 
Willian (Jorginho 90+1), Abraham (Batshuayi 83), Pulisic (Hudson-Odoi 86).

Scorers Abraham 23, Mount 48
Unused subs Caballero, Tomori, Emerson, Giroud.
Booked Mount 45, Kante 81

Aston Villa (4-3-3): Heaton; El Mohamady, Konsa, Mings, Targett; McGinn, Nakamba, Hourihane (Douglas Luiz 58); Trezeguet (Jota 76), Wesley, Grealish (c).
Unused subs Nyland, Taylor, Engels, Lansbury, Nakamba.
Scorer Trezeguet 41
Booked Targett 63

Referee Christopher Kavanagh
Crowd 40,628