Chelsea Factory

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月曜日, 10月 30, 2017

10月28日 Vs Bournemouth 1-0

スパーズ以外の上位チームがすべて勝っている週に、19位のボーンマスに勝ったからと言って、特に喜ぶほどのことではない。
むしろ、このクラスのチームに1-0では、不満がたまっても仕方がないが、相手がどこであろうとも勝つと、やはり嬉しい。
久々に前に、Morata、Hazard、Pedroと攻め手が3人体調良く揃うと、攻撃力が最近のチェルシーとは格段に違う。
それでもほぼ一方的に攻めながら前半は点が取れなかったが、後半早い時点で中央で粘ったモラタからのパスを裏に抜け出したアザールが、角度のないサイドから決めて先制、そのまま逃げ切った。(アザールが裏に抜け出したのではなく、相手DFが空振りでこけて、裏になった、という見方もある。)
点を取るのに時間がかかったのは、攻めのスピードが遅かったから。 特に、アザールがボールをもらってすぐに仕掛けず一拍おくために、攻めが遅くなるように見える。しかし、これは違う。ここで攻め急ぐと、せいぜい中途半端なハーフチャンスでボールを失うことになる。ここで攻めが多少遅れても、ボールをキープして、相手の守備陣形を少しづつ崩していけるのが、好調な時のアザール。

しかし、中々追加点が入らないとみると、ペドロ、モラタ、アザールを全員下げて、守備的陣形にするというのがイタリア監督。
まあ、インジュリータイムで、ボーンマスが攻め上がってきて、きれいなシュートを打たれ、クルトワが難なくセーブしたものの、あれが誰かに当たってフワッと入ったり、一生に一度のスーパーゴールを決められるようなことが、何時だってあり得るのだから、1-0のスコアでは守備を固めたくなる気持ちもわかる。 多少守備を固めても、この日のように最後にこの日唯一のオンターゲット・シュートを打たれることがあるのだから、もう少し攻めの姿勢を続けて、ゲームをキルオフしてほしいという気持ちはある。 相変わらず、バチュワイエにはどんなにボールを集めても、得点の香りがしない。


Chelsea (3-4-3): Courtois;
Azpilicueta (c), David Luiz, Rudiger;
Zappacosta, Fabregas, Bakayoko, Alonso;
Pedro (Drinkwater 78), Morata (Batshuayi 78), Hazard (Willian 84).
Unused subs Caballero, Christensen, Cahill, Ampadu.

Scorer Hazard 51

Bournemouth (3-5-2): Begovic; Ake; ; Afobe (Wilson 73), Defoe (Ibe h-t).
Booked Smith 59, Francis 88

木曜日, 10月 26, 2017

10月25日 Vs Everton 2-1 (Carabao Cup 4thRnd)

リーグ・カップのベスト16対決。
相手のエバートンは先週末監督がクビになった直後で、泣きながらかかってくる状態。
迎え撃つチェルシーのスターティングメンバ―で、週末先発したのはケイヒルただ一人。大人はウィリアンただ一人で、他は全員子供か今シーズン加入した新人ばかり。
子供や新人と言っても、既にある程度は出場機会を得ているが、注目は初出場のDrinkwaterと17歳のAmpadu(初の2000年生まれプレイヤー、通称アンパンマン)の中央MFの二人。
残念ながらDrinkwaterはチームに馴染んでないからか試合勘がまだまだなのか、元々この程度の選手なのか、中途半端なパスやお見合いが多く、未だ頼りにはならない感じ。 むしろアンパンマンの方が広い守備範囲で大きな顔をして、役にたっていたが、後半になるにつれ消えていった。
試合の方は、前半、ふわーっとルディガーがヘッダを決めて先制、何となく押し気味ではあったが、切れのあるプレーはゼロ。
後半になると、エバートンが俄然スパスパ、パスを通し始め、再三カバレロのナイス、スーパーセーブに救われる始末。コンテがたまりかねて10-20分ぐらい週末の試合の準備運動だと思ってやって来いとセスク、ペドロ、モラッタを投入するが、流れはそんなに一気には変わらない。それでも、インジュリータイム2分ぐらい、大人組のモラッタの頑張りとセスクのパスからウィリァンが決めて2-0、勝負あった。
と、思ったらその直後に失点して、2-1、またしても冷や冷やさせやがんの。
ホント、強いのか、弱いのか、調子いいのか悪いのか、よー分からん。

Chelsea (3-4-3): Caballero; Rudiger, Christensen, Cahill (c); Zappacosta, Ampadu, Drinkwater (Fabrigas 62), Kenedy; Willian, Batshuayi (Morata 85), Musonda Jr (Pedro 70).
Scorers Rudiger 26, Willian 90+2

Unused subs Eduardo, Clarke-Salter, Sterling, Scott.
Booked Rudiger 66

Everton (4-3-3):
Scorer Calvert-Lewin 90+4
Booked Williams 28, Davies 50, McCarthy 52, Jagielka 61
Crowd 40,665

日曜日, 10月 22, 2017

10月21日 Vs Watford 4-2

不安&不満が一杯の試合。二連敗の後、Romaに辛うじての引き分けで、何が何でも勝たないと、とプレッシャーのかかった試合だった。
怪我人が続出しているのは、コンテのトレーニングシステムがきつすぎるからとか、選手の自主性を認めないコンテのやり方に選手間で不満が出ているとか、雑音が聞こえ始めている。
久々に前に3枚(モラッタ、アザール、ペドロ)揃えた攻撃は、立上りから気合が入っていて、右サイド深く切り込んだアザールからのパスをペドロが見事に決めて先制したあたりまでは良かった。さらにその後、ゴール前で1対1になったセスクが決めていれば、試合は楽勝だったかもしれない。それが決められずに前半が進むうちに、バックラインが下がりだして、中盤でWatfordにパス回しされるようになる。Injury timeにルイスの不要なファウルからのフリーキックを完全にクリアできずに、ロングスロー。こぼれ球をきれいに決められて最悪の時間帯に失点。
後半は、チェルシーが焦って攻めると、両サイドをきれいに抜かれて、Watfordの方に決定的なチャンスが何度か、気を付けなければ、同じ間違いはしないようにと思う間もなく、同じようなパターンからきれいに失点。逆転されて、またか、のため息。
前半からモラッタが徹底マークにあって、何度もこかされるが、笛を吹いてもらえずイラついて、55分にカードをもらってしまう。59分にバチュワイエと交替、イラついたからか、怪我上がりで体力が未だ不十分だからか、いずれにしても交替がバチュワイエでは今日の勝利は望めない。相変わらず最前線でミスををするバチュワイエにため息と失笑。しかし、68分にアロンゾに代えてウィリアンは、珍しい積極的な交替、やはり負けるわけにはいかない、と攻撃的な選手を4枚揃え、バック3、実質バック5を放棄した。
そこからは、やっとチェルシーペース。 ペドロの上手なクロスをバチュワイエが見事にヘッダーを決めて、同点。更に、左に回ってアロンゾの後に入っていたアズプリクエタが押し込んで、逆転。 ラストプレーでのバチュワイエの得点は、戻り遅れてさぼっていたところ足元にピンボールが回ってきて、キーパーと1対1を決めておまけのようなものだったが、同点弾は見事だったし、おまけも点の取れるところにたまたまいると言うのがストライカーだから、ほとんど初めての合格点。
しかしまあ、試合後の評価はおしなべてWatfordに同情的、Watfordの監督は、完全に試合を支配していたのに、残念だ、と。確かにそういう面もあるが、アザール、ペドロ、ウィリアンの3枚遣い(バチュワイエとセスクを足して、攻め手5人)になってからは、明らかにチェルシーのペースになった。
攻撃は最大の防御、コンテが、どれだけリスクをとれるか、どんな解決策を提示できるかに、今シーズンのチェルシーの成績はかかっている。

Chelsea (3-4-3):  Courtois;
Rudiger, David Luiz, Cahill (c);
Azpilicueta, Bakayoko, Fabregas, Alonso (Willian 68);
Pedro (Zappacosta 85), Morata (Batshuayi 59), Hazard.


Scorers Pedro 12, Batshuayi 70 and 90+5, Azpilicueta 86

Unused subs: Caballero, Christensen, Ampadu, Musonda
Booked Rudiger 22, Morata 55

Watford (3-4-3)
Scorers Doucoure 45+2, Pereyra 49
Booked 
Holebas 12, Mariappa 18, Femenia 77

木曜日, 10月 19, 2017

10月18日 Vs Roma 3-3 (Champions League)

2-0のリードを守り切れずに逆転され、何とか追いついて引き分けたものの、不満の残る試合だった。
怪我人が多く、思い通りの布陣が組めないと言うこともあるが、ここへ来てコンテの采配に対する不満が募っている。
昨年は、悉く的中したアイデアが、今年は殆どワークしていない。

カンテの故障で、ルイズをMFに起用したのはわからないではない。しかし、バカヨコとルイズの両方をMFで使うことは、チームにディフェンシヴなマインドセットを与え、最初から全員が引き気味、モラッタとアザールが孤立、中盤にポッカリとスペースが空いて、中盤をRomaがやりたい放題支配して、攻め込まれることになった。
引いて守れば失点の可能性は少ないかもしれないが、強い相手にこの戦略を最初からでは次から次へとチャンスを与えていつか失点する。おまけに、早い時点でルイズが故障、足を引きずりながらのプレーは、ただでさえ軽いプレーがますます軽くなって、相手に攻め上がる勇気を与えてしまう。
それでも、カウンターから2-0(先取点がルイズという皮肉)で、行けるんだと思ったが、やはり終了間際につまらないミスから失点してしまう。
後半、たまりかねてルイズをペドロに代えたが、マインドセットが変わっていないから、ペドロは消えているだけで、逆転されてしまった。(Dzekoのゴールは彼の一生に一度か二度だろうというスーパーゴールだが、元ManCに合計3点決められると言うのは情けない。)
やっと、選手たちに火がついて、必死に攻めはじめ、アザールが彼には珍しいヘッドで追い付き、その後はチェルシーが攻め続ける。しかし、ザッパコスタ→ルディガーは完全な守備優先の交替、アザール→ウィリアンは走り回ったアザールにフレッシュレッグのウィリアンと言うことでであるが、選手達がどう受け取ったかは別として、何が何でも逆転するんだと言う意思表示の采配には見えなかった。
同点に追いついても表情が不満げ。
コンテ自身試合後、思ったようにプレーができなかった、ペドロをルイズに代えて初めて形ができるようになった、と言っていたから、ルイズを中盤に起用したことが、問題だったと考えているように聞こえる。
まあ、アトレティコがカラバグに引分ける失態で、予選通過は難しくなくなったから、追い付いての引分けでも良しとしないといけないのかもしれない。

しかし、アトレティコ戦では素晴らしいスピリットを見せたチェルシーだが、今日のネガティブな試合はシティ戦のチェルシーに戻ったようで不満だ。

初戦、バーンリー戦は、コンテがあれもこれも指示するチームにとって、ケイヒルが退場になってゲームプランが分からなくなった選手達が何をやっていいのか分からなくなり、浮足立って、失点してしまったたのが敗因だったと思っている。
采配が守備的に過ぎ、選手の自主性的な力を
十分発揮できていない、批判が出てきている。
2敗目の、シティ戦では右サイドにアスプリクエタを配し、守り中心の布陣に一発逆転をかけたモラッタの負傷で、攻め手を失い、点差こそ一点差だが一方的に攻め込まれた、不甲斐ない試合だった。 クリスタルパレス戦は、バチュワイエが全く機能せず、最初から10人で戦っているみたいだった。今日の試合も、ルイズの故障でゲームプランが狂った。
こうしてみると、いずれも思った通りのゲームプランが退場や故障で実行できなかったと言う不運があることは確かで、それが去年と違う点かもしれない。 しかし、今年はあまりにディフェンシヴな思考が強く、選手たちがその中に入り込んでしまっているように見える。去年は、ディフェンシヴな布陣でもコスタが勝手なことをするので、相手チームはそれに付け入ることができなかったが、今年は完全に付け込まれている。
不運と言うだけではなく、ディフェンシヴで選手を約束事、戦術でがんじがらめに支配する、コンテの戦略の限界ではないか、と成績が悪くなると雑音が出てくる。

Chelsea (3-5-2): Courtois;
Azpilicueta, Christensen, Cahill (c);
Zappacosta (Rudiger 77), Fabregas, David Luiz (Pedro 57), Bakayoko, Alonso; Hazard (Willian 80), Morata.

Unused subs Caballero, Kenedy, Scott, Batshuayi.
Scorers David Luiz 11, Hazard 37, 75.
Booked Bakayoko 69

Roma (4-3-3):
Scorers Kolarov 40, Dzeko 64, 70. 

日曜日, 10月 15, 2017

10月14日 Vs Crystal Palace

今季の目標は、4位以内に潜り込んで、C/L出場権を確保することです。
その意味、国内のカップ戦はスケジュールを過密にするだけなので、もう勝ち進まなくていいです。

金曜日, 10月 06, 2017

非チェルシーストーリー: カズオ・イシグロにノーベル文学賞

どこで書いたが忘れたが、ハルキ・アレルギーの私は、村上春樹よりはカズオ・イシグロの方が作家として上手でノーベル賞に相応しい、と書いたが、そのカズオ・イシグロにノーベル文学賞と聞いて、ビックリした。
ボブ・ディランの時は驚いたが、今回はビックリしたと言う感じがピッタリする。

こちら英国には、ノーベル賞の発表を待ち受けるイベントなどと言うものはなく、もしかしたら賭け屋で名前は上がっていたのかもしれないが、特に誰が本命候補かとかいう話題は普通には出てこないので、カズオ・イシグロにその可能性があるとは全く思っていなかったからだろう。BBCのニュースでも大きく報道していたが、作品等を一から説明していたから、予想された受賞と言う感じではなく、普通の人々は知らないだろうが、こういう作家です、と言う採りあげ方だった。 前作発売の時も、Waterstone でのサイン会は待っていたのが100人ぐらいの行列で、とてもブームと言う様子ではなかった。(並ぶのが嫌で帰ってしまったが、我慢してサインしてもらえば良かった。)

以前のインタービューで、ものを書き始める前はバンドの一員でアメリカ・ツアーに行ったことがあると言っていた。そういう意味ではボブ・ディランの大きさは身に染みて知っているから、これでボブ・ディランと肩を並べる立場になったとは思わないだろう。ディランの方は、謹んで受け取った賞だが、格下のミュージッシャンでももらえるのだからノーベル賞も特別な賞ではない、One of Themだ、と今になって思っているかもしれない。
何時も、謙虚なカズオ・イシグロさんだから、インタービューに応えて、知らせを受けたときは、今はやりのフェイク・ニュースかと思った、と答えていた。
眼鏡と髪型が何となく、くろがね・ひろしを思い起こさせる。
それにしても、最近のモチーフ、’薄れていく記憶’と言うのは残念ながら正直、今一つ良く分からない。

ユダヤ人のディランに続いて日系のカズオ・イシグロと来て、これでハルキにあげてもクレームの出てくるとこは抑えた、という判断が働いたのか、となればそろそろなのかなあ。

火曜日, 10月 03, 2017

非チェルシーストーリー : 追悼 トム・ペティ

Rest In Peace Tom Petty

Tom Pettyが亡くなった。

1950年生まれ、66歳、心筋梗塞だったようだ。数週間前に、ハリウッドボウル3日間ソルドアウトのコンサートを行ったばかりだったという。
70年代前中半、フォーク系のロッカーは全て第二のボブ・ディランと呼ばれ、全滅した。ディランの呪縛から最初に解き放たれたのが、ブルース・スプリングスティーンで、彼に続いたのがジョン・メランキャンプとこのトム・ペティ。 MTVが盛り上がった80年代前・中半に大活躍した。
最初のアルバム2枚はそれなりの評価を得たものの一気に開花とはいかず、レコード会社とのトラブルがあって、3作目まで時間がかかり、その3作目が大ブレークした。 金髪のヤサ男のイメージからビデオによるセールスもあったが、サウンドは完全なアメリカン・ロックン・ロール。学生時代のバンドそのままのラインアップだが、ボブ・ディランのバックバンドも務めて、実力があるところをみせた。 ディラン、ジョージ・ハリソン、ロイ・オービソン等を束ねたトラベリング・ウィルベリーというグループで3枚のアルバムも出している。(ロイ・オービソン再発見/救済
お遊びバンドのようにも思うが。)
80年代前半にはフリートウッドマックの看板娘スティーヴ・ニックスとロマンスがあり、誰が考えてもわかるように、長続きはしなかったが、色彩は豊かだった。
英国では、アメリカほどのセールスを記録したことはないが、それでもBBC6時のニュースで2分半、外国人アーチストにしては結構大きな扱いだった。
書きたいことは一杯あるが、場違いなので、この辺で。

RIP Tom