Chelsea Factory

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月曜日, 5月 11, 2015

5月10日 対Liverpool 1-1

お天気が良くて、ピクニック日和。
でもか、だからか、面白味のないゲームだった。
まあ、優勝が決まった後の試合で、興味はTerry、Ivanovic、Hazardが連続出場するかどうか、若手を起用するかどうか(19歳のRuben Loftus-CheekをセントラルMFで先発させた。)、それにGerrard最後のスタンフォードブリッジお目見えということぐらいだから、仕方ないか。
選手入場に炎が噴き出された。
アメリカンフットボールじゃない、つーの。
あっ、アメフトにしてはしょぼすぎるか。
選手入場の際に、炎を吹きだす発火台が設置されて、ボッボッと炎を吐き出した。真ん中にはブルーの花道が用意され、Liverpoolの選手が両側に立って、プレミアチャンピオンに敬意を表する、Guard of Hornourでチェルシーの選手を迎えた。

試合前に、Terryが「ライバルのPoolにGuard of Honourで迎えられるのは、変な気分だけれど、敬意として受け取っておく。」みたいなことを言っていて、選手間でのLiverpoolとの確執の深さを伺わせたが、この感覚はお互い様だったみたい。

80分過ぎにGerrardの交代が告げられた時、スタンフォードブリッジでそれまでずっとブーイングし、ケセラセラのメロディに載せて去年のスッテンコロリンの歌を歌っていた(スティーブンジェラード、スティーブンジェラード、滑って転んで、デンバ・バにボールをプレゼント)チェルシーファンが、まあ最後だからと不承不承立ち上って拍手でGerrardを送った。
ブルーの花道を、Liverpoolの
Guard of Hornourを受けて入場
それに対して試合後のインタビューで「チェルシーファンは2秒だけ敬意を表してくれたけれど、感謝の言葉を言う気にはならない。それはLiverpoolファンに捧げたい、大体10年前にチェルシーに誘われたけれど行かなかったときから、奴らは俺を嫌いなんだ。」と、可愛げがない。
こんなことを言う奴にお愛想とは言え、立ち上るんじゃなかった。
何年か前にGerrardがPubでバーテンを殴った事件があって、裁判になった。そのビデオをみたが明らかに何かを言われたGerrardが先にというか一方的に手を出している。 それが、陪審員裁判で無罪になった。 Liverpoolの陪審員だったから。 有罪だと主張する陪審員がいたら、きっとリンチに会っていただろう。
(補足: チェルシーの因縁のライバルは基本がSpursだが、Spursから見ると、Arseがライバルで、Chelseaはそれほどでもない。 もう一つが70年のFAカップ以来特に90年代後半から2000年初めまで激しく3番目のチームの座を競り合ったリーズだっだが、リーズは自壊してしまった。)

試合は前半キャプテンTerryのヘッドで先制、その後も前半はキレのある攻めを見せたが、決めきれず、前半終了間際に相手キャプテン、Gerrardのヘッドで追いつかれた。(なんか、出来ゲームのよう。)
後半はだれてしまった。 Loftus-CheekはディフェンシブMFで、試合後の評価はそれなりに高かったが、ポジションのせいかもしれないが、特に才能の輝きを見せたというほどではなかった。
向かいの席のアブラモビッチ。
白抜きでCHELSEA FOOTBALLと書いてあるフェンスのCHELSEAの
上の部分のボックス席、一番後ろに立っているドアの横、白シャツが
アブラモビッチ。  チェックのワンピースかコートを着ているのが、
ガールフレンドか奥さん。 座る席もいつもこのドアの横。
アブラモビッチがいる時はドアのところに必ず黒服のガードマンが
立っているので、観戦しているのがわかる。

月曜日, 5月 04, 2015

5月3日 対Crystal Palace (Home) 1-0

勝ちました。
勝てば優勝決定という大事な試合。
優勝決定です。


優勝を決める試合ぐらい、総がかりで攻めて、8-0とか、そういうスコアで、と思ったけれど、結局前半終了間際にHazardのPKからHazardが決めた、ゴールを後半守り切って、勝利です。






優勝決定の瞬間、表彰式はなかったが、
用意されていたキラキラ吹雪が屋根から降ってきた。

後半はまるでパス回し練習のよう。
それだけでは飽き足らずに、MikelからZoumaまで投入、それでもピンチを作って(まあ、そこまで引けばゴール前に釘づけになって、ピンチ作ってしまうわな。)、なんとか優勝決定です。

さすがモリーニョの面目躍如という試合ぶりでした。








私達の席の真正面がアブラモビッチのボックス席。
ドアの前に誰か(ガードマン)が立っている日はアブラモビッチが来ている。
いつもは一番後ろ、ドアの真横に座っているが、今日は試合終了後
一番前までやって来て、拍手していた。
(さすがに携帯のカメラではこれが精一杯) 

金曜日, 5月 01, 2015

狭き門より入れ、武藤!

東京FC武藤選手のチェルシー入りが取り沙汰されて、一時期はなくなったという話だったが、ここへ来て改めて迷っているという話が報道されている。

どうせチェルシーで出番が廻ってくる可能性はなく、日本からのにわかファンが増えるのも困ったものだからという利己的な理由もあって、これまでは冷やかに見ていたが、ここに来て気が変わった。
C’mon Mutuじゃなかった、武藤!!!

武藤さん、二つの門があったら、狭い門の方から入りなさい。
チェルシーへ来る方が日本にとどまるより、人間として大きなプラスになることは確実です。

日本の論調は、どうせChelseaへ行っても出場機会はなく、良くてチャンピオンシップかオランダ、ベルギーあたりへのレンタル。 レンタル先でもお客様扱いで、得られるものはない、というもの。
それなら、東京FC、日本代表で経験を積んでそれから海外移籍を考えても遅くはない、と。

しかし、なんと安易な発想、本当にそれでいいのか?

世界レベルでサッカー選手にとって、22歳というのは決して若くはない。
22歳で世界的なピッチを踏むということは、むしろ遅れてきた若者なのだ。今できる限りの努力をしなくて、何時するのか?

恐らく、出番はまずないだろう。 しかし、一番頭に来た論調は、元日本代表の「チェエルシーにはHazardがいるから、競争原理は働かない。」 というものだ。
Hazardの才能には敵わないという意味ならわかるが、Hazardが人気者だから、競争原理が働かないというのであれば、全くの見当違いだ。

Juan Mataは、2年続けてチェルシーのPlayer of the yearに輝く人気者だったが、モリーニョの見立てには合わず、Oscarに場所を奪われ、売られてしまった。 サッカーは100m競争のようにタイムで能力が測られるわけではなく、戦術に合うかどうかで測られるから、客観的なな意味で競争原理が働いたというものではないかもしれないが、モリーニョの見立てのもとでの競争原理が貫徹した結果であり、そのMataの行き先がManUだから、能力は正確に見極められている。
童顔Willianは自分でレギュラーの座を勝ち取った
今シーズンのスタート、中盤は、Hazard、Oscar、SchurleにCeskだったが、まずSchurleがチームのプレイに馴染みこめず、圧倒的な運動量を見せつけたWillianに取って代わられ、結局ドイツへ戻った。 ここへ来てOscarのパーフォーマンスが落ち、このシーズンオフの動向が取り沙汰されている。 数か月で出て行ったSalaやDe Bruina等機会が与えられなかったわけではない。 Willianのようなを結果を残せなかったのだ。
Azpilicuetaもモリーニョが来た当初10数試合、全く干されていたが、今では不動の左サイド、プレミア1のフルバックと言われるほどになった。
競争原理は冷徹に働く。日本で考えられるのとは比較にならないほど厳しいと思う。 でもだからこそ挑戦する価値があるのではないか。

何のために大学まで出たのか、もう保険は十分かかっている。 サッカー選手の将来は怪我の危険が常にあり、何時まで続くかわからない、チェルシー移籍はもしかしたら、勝ち目のない賭けかもしれない。 しかし、人間としての将来の生き方を考えた時、それは決してマイナスにはならないだろう。

契約に1年か半年はFirst Teamと行動を共にする(ベンチには入れなくても)よう明記させればいい。 出場機会がなくても、得られるものはすごく大きいはずだ。 英語もしゃべれるようになる。(ポルトガル語かなあ。)
小柄なのでFWは無理かもしれないが、世界で通用する選手になるためには、仕方がないだろう。

武藤、眼前の道、困難な道を選べ!


4月29日 対 Leicester (Away) 3-1

このところロンドンは天気の良い日が続き、日中の気温も高かったのだが、この日は朝から雨だった。 それが、バスでレスターに向かう途中、すっかり晴れあがり、雨の後の明るい空が広がったのは幸先がいいと思った。
レスターでは、子供たちがGuard of Honourで選手を迎えてくれた。
ところが、試合開始のころには一転にわかにかき曇り、激しい雨と小粒だが雹までふり始め、気温は急低下してしまった。
前半は立ち上り攻め込まれ、その後盛り返すもののピリッとしない攻撃が続いた。前半終了間際、相手陣内へ攻め込んだところで、ふとボールを取られ自陣に敵を迎え入れ、右から左へ振られてきれいに失点してしまった。 (真ん中でブロックするつもりだったアズプリクエタがこけてしまった、せいだったのだが。)

今日は喜びも7分目、安堵感か。
レスターまで来て、雨に降られて、凍えるように寒くて、負けて帰るのは嫌だなあ、と泣き言が言いたくなる。 
Chelseaのプレイヤーはハーフタイムで、モリーニョの激しいお目玉とくらったらしい。

後半も最初のボールはあんまり緊迫感がないかなと思ったが、3分後にはDrogbaが決めて同点。その後は、時間内に勝ち越し点が決められるかどうかの勝負。
79分にコーナーからCahillが見事なヘッド、キーパーが好セーブしたところをTerryが決めて勝ち越し、その4分後にはRamiresがIcing  On The Cakeのダメ押し点で、結果は完勝。

前の試合の引分けが優勝を決める大きな引分けだったので、後1勝に迫ったとは言え、この日の勝利の喜びは控えめだった。
この日はクルトワが腰の不調でチェクがゴールを守った。(クルトワがここへ来て、キックが安定せず、変えられたという説もある。)
点を決めたのが、DrogbaとTerry、土壇場に来るとやはりオールドスクールの経験値が頼りになるのだろうか。(Ramiresも、前のモリーニョ時代は知らないが、もう古参の部に属する。)


4月26日 対Arsenal 0-0

試合開始
残り6試合で、2位Arsenalとの勝ち点差が10、Chelseaが後3勝すれば、ArsenalはChelseaに追い付けず、優勝が確定する。
この試合は、直接対決なので、2勝分の意味があり、ここで勝てば、後1勝で優勝が確定。週中で優勝が確定するかもしれない。
仮に引き分けでも、Arsenalは勝ち点2を失い、Chelseaは勝ち点1を加えるから、勝利と同じ意味がある。

Chelseaが負けた場合、Arsenalが残り5連勝でもしようものなら(あり得ないが)、Chelseaは残り5試合を3勝2敗で行かなければならない。 
無理な数字ではないが引き分けられないというのは厳しい。

こう考えたら、Arsenalは勝つしかないし、Chelseaは負けるわけにはいかないと、両者のこの試合に取り組む立場の差は誰にでもわかる。

スターティング・ラインアップを見て、皆驚いた、Chelseaにフォワードがいない。Oscarがフォワードを務めるらしい。 うーん、コスタもレミーも怪我でアウト、ドログバは90分持たない、と言うことか。 小柄MFたちの中で、エリア外からのミドルシュートが一番上手そうなのがOscarだから、、、、。
当然スタートから、Arsenalが攻勢に出て、Chelseaはカウンターを狙う。
これがPKでなかったら、何がPKになるんだ?
で、もって前半は攻め込まれながら、決定的なチャンスはChelseaの方に分があった。ラミレスの決めろ!と叫んだシュートもそううだが、Oscarのループは完全に入ったと思ったがライン際でクリアされてしまった。 何よりも、そのOscarにi突進したキーパーの行為は、TV評論家が全員ペナルティと断言するもので、またもChelseaに不利な判定となった上に、Oscarは脳震盪で後半交代を余儀なくされてしまった。

後半は頭からドログバを出して、攻撃の形はつくるが、途中からChelseaは、あれっ、ボールを奪っても横にパスを出すだけで、攻め上がらなくなった。
そう、方針徹底、負けない試合に強制修正。
Arsenalファンから、”Boring Boring Chelsea!" のチャント。 Chelseaファンも腹いせで”Boring Boring Chelsea”と唱和。悔しかったら点とってみろ、てんだ。
終わり良ければすべて良し

この日のMan Of The MatchはTerryだった。
近年負けることが少なくなかったハイボールのヘッドの競り合いでことごとく勝ち、最終ライン、最終ライン辺りのスペースを見事に指示、クリアは味方につながるボール、相手につながらないクリアと完璧。 見ていて、Terryは上手だと再認識していたら、試合後、モリーニョが今年のTerryは彼が知っているTerryの中でも最高の出来だとべた褒めしていた。 誰が見ても分かるんだ。

と言うわけで、負けるわけにはいかないChelseaは負けず、勝たないといけなかったArsenalは勝てなかった。 だから、試合後のTerryや選手たちの喜びようは尋常じゃなかった。

試合後のインタビューで、Boring Boringと歌われていたが、と言われた、モリーニョ、ムカッ、延々と答えていた。
「未来のフットボールは、きれいな緑の芝生の上で、パス回しを競うゲームになって、孫といかに上手にパスを回しているかを感心しあうゲームになるかもしれない。ゴールポストはどもにもなくなってね。
今のFootballはゴールがあって、そこのネットにどれだけボールを蹴りこむかで勝負が決まるんだ。 或は、どれだけ入れさせないか、でね。
SFの世界のFootballについて説明します。
どう言うゲームが美しいかは、見る人の好みで変わる。得点することが一番大事だと考える人にはChel;seaはリーグで2番目だ、18チームは得点数でChelseaに敵わない。 点をいれさせないことを重視する人にとって、Chelseaは2番目に失点が少ない。 ゴールディファレンスはChelseaが一番大きい。 或はチャンピオンになることが大事だと考えるとどうだろう。Chelseaはチャンピオンになるだろう。
 Arsenalファンにとって、最もBoringなことは、10年以上にわたってチャンピオンになっていないことではないか? 或は、ジルーに代えてウォルコットを投入することだろう。ウェルベックとジルーとウォルコットが3人で攻め上がるところが見たかったのじゃないか。」
 ヴぇンゲルに対し、10年もトロフィーを取ってないじゃないか、それでクビにならないのはラッキーだ、とは前から言っていたが、具体的に選手交代までやり玉に挙げてしまった。
勝たなければいけなかったArsenalにしては、勝とうとういう執念が見られなかったじゃないか、と言いたいのだろう。 
確かに、コスタとドログバを前にして、更にその間にイバノビッチを置いて全員総上がりで攻めた試合があった。 そういう布陣を敷くことで、選手に何が何でも点を取るんだという意識を植え付けることが出来る。それで、逆に失点しても、それは仕方がない、できることは全てした、キッチンシンクも投げつけた、というのがモリーニョのやり方だ。

Fabregas is a magician. He wears magic hat♪.