Chelsea Factory

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金曜日, 7月 15, 2016

チェルシー新監督 Conte記者会見

水曜日から練習の指揮をとった新監督Conteが、木曜日の午後初の記者会見を行った。
水曜日午前午後、木曜日午前と3回のセッションの後での会見だ。

予定の時間を10分ほど過ぎてから開始、最初にConteが英語で一言挨拶してから、イギリス人記者との質疑応答約20分、その後イタリア語でイタリア人記者との質問に5分ほど答えると言うものだった。 (Chelsea TVでライブ中継された。)


英語で挨拶するが英語は苦手なので、不十分なところがあると思うが勘弁してほしい、みたいな感じで話し始め、その言葉通り何を言っているか良く分からなかった。
作り笑いを浮かべながら、いかにも努力しているという感じは伝わってくるが、ボディランゲイジがいかにも自信無げで、むしろ言いたいことが伝えられないもどかしさが、終始伝わってきた。言葉の一つ一つは理解できるのだが、全体として文章になっていないので、何が言いたいのかわからない、みたいな。 で、思い出した、昔のZolaが丁度こんな感じだった。ま、その内にコミュニケートできるようになるのだろう。

最初は、世界一のリーグで、トップクラブの監督になれてとても光栄である。成功に向かって精一杯チャレンジしたい、みたいな当たり障りのない挨拶。
その後、記者からの最初の質問が、「ジョン・テリーは5月に、責任範囲を少し軽くする(Reduced Responsibilities)との話し合いの下に契約を更改したと聞くが、この交渉にあなたは参加していたのか、テリーは引き続きキャプテンでいられるのか。」
最初から、こんな細かい個別の質問するか? 
最初は、初練習の印象はどうか、とか、チェルシーでの目標はとか、そういう質問が普通でしょう。 Conteも面食らったと見えて、英語が良く分からないので、もう一度と聞き直す始末。 でも気を取り直して、答えた概要は;
「テリーとの契約延長は、クラブが決めたことだが私の意見を聞いてもらった。 彼とも直接話した。テリーはチェルシーにとってとても重要な存在であり、非常に優秀なプレイヤーでありその役割に何も変更はない。 プレイヤーとしてどう起用されるかとは関係なく、引き続きキャプテンであり続ける。」 (良く分からないが、キャプテンとして尊重はするが、必ずしも常に出場できるとは限らない、と言っているようだ。 一方、戦力外というわけでもない、ということだろう。)

その後、今季の目標とかチェルシーの選手に何を望むかとか、一般的な質問になった。
今日の新聞等では、Work work work!とか、猛練習を課すことを強調していたとのニュアンスでの報道が多かったが、猛練習というより、選手と一体になってスタイルを作り、選手達にはチームやクラブのためにRight Spirit、 全身全霊で打ち込無ことを望む、根性論的色彩を感じた。(そういう意味では、ファイトをあまり表に出さない選手、マティッチ、オスカル或いはアスプリクエタみたいな選手は苦労するかも。)



その他印象的な答えは、
今季の目標: チェルシーはチャンピオンズ・リーグにいるべきチームで昨年は考えられないぐらいの結果になったが、まずはそこに戻ることが目標だ。 現在チェルシーは過小評価されていて、去年の結果からそれも仕方がないが、それでもリーグで勝つこともあり得るわけで、優勝を目標とするような、そこまでは言わないような、、、、。
リバプールのクロップ以下、グアディオラ、モウリーニョ、ベンゲルと世界でも有数の監督がプレミアに集中しているが、そこで戦う気分は、自信は: すごく高いレベルなので頑張る。プレッシャーには慣れている。(長い間答えていたが、何も意味のあることは答えていなかった、と言うかこんな質問、頑張る以上答えようがない。)
チェルシーには歴代優秀な監督がいた、特に前任者のモリーニョは優秀だと言われているがどう思うか。 : 優秀な監督にはそれぞれのやり方があって、それぞれが秀でているが、共通して言えることは、Winning Mentality、勝つための気力や勝者の意識を植え付けることに優れていると思う。 私も勝つためのメンタリティを選手たちにに植え付けたい。(結構長い間喋ったが、一度としてモリーニョと言う名は口にしなかった。)
今季のトランスファーについて: 私は自分の選手について他のクラブの関係者や監督がとやかく言うことを好まない。 他のクラブの監督も言われるのは嫌だと思うので、ここで言うことはない


セリエではバック3の布陣を敷いていたが、チェルシーでもバック3で臨むのか。: 監督と言うのは仕立て屋さん(Tailor)みたいなものだと思う。 ディナージャケットは人の体に合わせ作るもので、作った洋服に合うように要求するわけにはいかない。 それぞれのプレーヤーがどんなプレーが得意か、どう変わることができるかを見極めたうえで、戦略を考えるので、バック3とかバック4とかが先にあるわけではない。これから、コバムのグラウンドでワークしていく。

最後にイタリア人記者からイタリア語の質問がいくつかあり、イタリア語で答えた。ここへきて、ようやくリラックス、言葉も自信に溢れた。(当たり前か。)
イタリア人を代表してプレミアの監督の一人になるがどうか。: イタリア人の代表として皆に誇れるように頑張りたい。
同国人のラニエリとは話したか。: 素晴らしい仕事をしたのでぜひ話たいと思っている、つい先週まではイタリア代表監督として忙しく機会が作れなかったが、今後時間を作って話しを聞くつもりだ。

言葉が出てこないもどかしさがあって、結構固いプレスコンファランスだったが、意識して笑顔を絶やさず、まずまずだった。 意外性もなかったが、その分安心できる。 ピッチでの熱血指導が選手たちにうまく浸透して良い結果を残してくれたらいいなあ。





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