Chelsea Factory

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火曜日, 11月 07, 2017

Chelsea remembers ; 11月4日 Vs Manchester United 1-0

 Elephant remembers. と言う言葉がある。象は死に場所を知っている、寿命が来たと悟った象は、静かに遠い記憶の彼方に埋もれたその場所へ戻って行く、みたいな意味だ。
ロンドンでは、10月後半から赤いポピーの襟章つけた人々が行き交う。それは、第一次世界大戦の戦没者たちへの哀悼の意を表す、日本の赤い羽根のようなもの。あらゆる国家間の衝突、権力間の衝突で亡くなった人々に哀悼の意を表して、試合前1分間の黙祷が捧げられた。Chelsea Remembers、Chelseaは戦争で亡くなった愛する人々のことを忘れない、と。
しかしまあ、たまたまこの日が記念行事の日だったと言うだけで、ManU戦とは何の関係もない。 
両チームとも、それぞれの事情で、負けたくない大事な試合だった。
立上りは、ほぼ互角。潰し合っての互角ではなく、両チームとも積極的でダイレクトな攻めでゴールに迫りながらの互角で、迫力があった。セスクのサイドからのセンタリングにモラッタに追いすがられたManUジョーンズの見事なダイレクトボレー、オウンゴール(モラッタのプッシュで認められず)とか、ラシュフォードのチェルシーDFの間を抜けたフリーヘッダ(バーの5㎝上)とか見どころがあった。さすがManU、良く訓練された強いチームとの印象が強く残った。
しかし、次第にManUの攻撃はゴール前まで届かなくなり、少しづつChelseaのペースに。とは言え、絶好のチャンスが何度かバカヨコに回って決められなかったり、モラッタも肝心なところでこけたり、決まらない。それでも、次第にペースを握って、コーナーやフリーキックのセットプレーから呆気なく得点が勝つときのパターンと期待したセットプレーも決まらず、0-0引分けの匂い一杯で前半終了。
ManU相手ならホームで引分けも仕方ないかと思った後半は、出だしからチェルシーがボールを支配して攻めまくる。アザールの手品のようなプレーが随所に、カンテが攻守縦横無尽に走り回り、こぼれ球にバカヨコが素早く反応、MFにこの二人がいることで、攻め手の自由度が増えたのかセスクが右に左にうまくいけばのキラーパスやワンツー。しかし、それでも崩しても決めきれず、後半も10分経過。このChelseaの時間帯に得点できないと、後がやばい、と思ったところで、アスプリクエタのクロスをモラッタが55分にドンピシャで決めて先制。クエタのモラッタへのアシストは今季5本目とFB-FWの組み合わせとは思えない強力コンビだ。スペイン語が通じるからか?
残り時間35分もあるのに、途端に守り徹底、カウンター一閃戦略に転向。残り25分の65分時点での、ザッパコスタ→ルディガーは相手の攻撃重視を見て明らかな、逃げ切り専念宣言。
そうなると、ManUは当然かさにかかって攻めてくる。78分のセスク→ドリンクウォーターも中盤3人で守れの指示。 ManUは Fellaini 62, Lingard 78、Martial 62と攻撃的な選手を投入している。
こうなれば、逆にChelseaに試合をキルオフするチャンスも生まれてくる。セスク、バカヨコ、モラッタがそれぞれ絶好のチャンスを得るが決められず、最後の最後まで緊張感を持ちつつ試合終了。Chelseaが勝った。

Chelseaの陣容で、少しコメント。怪我上がりのKanteは素晴らしかった。Man of the matchの活躍。時々軽いバカヨコのフォローをして3バックの前を守る一方、チャンスとみれば攻め上がり、シュートも数発、上がった後相手にボールが渡ったときの帰り方の早いこと早いこと。
モラッタ、アザール、セスクのコンビネーションは実際に攻めるのは2人だけで、攻めが手薄になって攻撃に厚みが出ないというのが今までの印象だったが、カンテ、バカヨコが自由に動いてくれるおかげで、セスクの自由度が増し、最近になく分厚い攻撃を続けることができた。

モラッタとルカクの対決になったが、ルカクは前半にシュートを一本打ったものの、エリア内でのボールタッチはゼロ。モラッタは決められそうなところを何本か決められなかったものの、明らかな存在感を見せて決勝ゴール、とモラッタの圧勝と報じられている。

頭が痛いのが、ダビド・ルイス。練習でコンテと衝突したとか、Roma戦での軽はずみなプレーでコンテの怒りを買ったとかで、ベンチにも入れず先発落ち。(代わってセンターバックを務めた若いクリステンセンは評価ウナギ上り。) 試合後コンテはルイスについて、もっと努力しないとずっと試合に出られないかもしれない、と厳しいコメント。第二のコスタか、と。一時的な怒りか、長引くのか、何が起こるのか、良くわからない。 ルイスは選手間での評判が良く、成績が良い時はいいが、結果が出ないと選手たちの不満が募る一因になりかねない。
本日、獲得やユースなど選手の総まとめをこの10年やってきたTechnical DirectorのMr. Emenaloが突然辞めた。 この夏の選手獲得がうまくいかなかった責任を取ったとか、選手獲得についてコンテと意見が合わなかったとか言われている。ルイスが干されたことと関係がありそうな書きぶりをしているメディアもある。
チェルシー・メロドラマと言う。 キナ臭い。


Chelsea (3-5-2): Courtois;
Azpilicueta, Christensen, Cahill (c);
Zappacosta (Rudiger 65), Kante, Fabregas (Drinkwater 78), Bakayoko, Alonso; Hazard (Willian 87), Morata.

Scorer Morata 55

Unused subs: Caballero, Ampadu, Pedro, Batshuayi.
Booked Bakayoko 20

Man United (3-4-1-2): De Gea;Matic, Lukaku.
Booked Jones 48, Herrera 50, Fellaini 70

Referee Anthony Taylor
Crowd
41,615

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