Chelsea Factory

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水曜日, 8月 26, 2020

トランスファー動向(1)

例年移籍市場で出足の遅いチェルシーが今季は立上りから飛ばし、前シーズン完全終了前に結構強力な攻撃陣をまず二人確保した。

Timo Werner for £53m(クラブへの移籍金£48m、差額は代理人への支払い)

24歳、ドイツ、RBライプッヒから。 今シーズンリーグ34試合、28得点、合計では45試合34得点、因みに18/19年は37試合、19得点、17/18年45試合21得点と安定して得点しており、今シーズンだけの好成績ではない。 この成績だけからは移籍金は安いぐらいに見える。 ディエゴ・コスタ並みの活躍を期待。

Hakim Ziyech for £32m 27歳、アヤックスから。
モロッコ代表だがU19/21はオランダ代表で出場。今シーズンは21試合6ゴール、12アシストだが、先シーズンは29試合16ゴール、13アシスト、その前は34試合9ゴール、15アシストと安定した活躍をしている。オランダからと言うと25ゴール得点王の触れ込みで来たケジュマンを思いださせるが、ハキムの方が安定した実績があり、C/Lチェルシーとの対戦で実力試験にパスしている。 ウイリアンの抜けた穴をきっちり埋めてくれることを期待。

ところがこの後、動きがピタリと止まりやきもきさせられたが、ここへ来て動きが出てきた。

Kai Havertz  21歳のドイツ人、レバークーゼン。足元を見られた相手の言い値は£90m、チェルシーは£72mで膠着していたが、一時払い移籍金は£72m、出来高で後£18増える可能性あり、で決着する模様。
先先期の成績がリーグ34試合17ゴール、先期リーグ30試合12ゴール、リーグ以外を含めると45試合18ゴールと確かに若い割に素晴らしい成績。しかし、この成績だけでは£72mは払えない、あくまでも今後更に大きく成長するとの見込みでの移籍金。 
一部では5年間の年俸合計£90mと併せ、合計£180mの高い買い物と報道されていた。5年年俸総額£90mは週給にしてほぼ£350千相当。 これは高給が話題になって皆からいじめられている元ManUのサンチェス、アーセナルのエジルと同じレベルでゲンが良くない。いくら将来期待でも、21歳に週給£350千はあり得ないが、ものすごい活躍をすれば5年後にはそれぐらいの給与もあり得るだろう。

彼ら3人にタミー、プリシッチ、ハドソン-オドイが絡んで、更にロフタス‐チークやバークレーが絡んで得点力が爆発すればいかにも美しそうだが、3人が揃ってゴール前で枠恐怖症になってあっちやこっちの枠外を連発したりしたら、元手がかかっているだけに悲惨なことになる、と言う不安もある。

それにしても、単純合計ならこれだけで、£157m、約220億円、いったいどうやって辻褄を合わせるのだろう。 不思議、と思ってはいけない。


Daily Mailによると、アザールの売却で£85mが確定、今後の出来高払いで£150mまで増える可能性あり。更にモラッタの売却で£58m、こちらも£72mまで増える可能性あり、合計£222mの原資がある、と。先期中にコバチッチをローンから完全移籍に切り替えたが、その分はルイスの安売り£7m他、こまごまと子供たちの移籍金で£44m程度稼いでおり、まだ£70mの余裕があるのだそうだ。
ちょっと待て、アザールは怪我もあってレアルでの成績不振で、出来高部分はむずかしいのではないか、モラッタは相当のお金を出して買っており、赤字にはならないまでも利益と言う面ではあまり期待できないのでは、と疑問があるが、まあ、取敢えず、アザールありがとう。

と言う訳で、続いて本命、Leicester、おじさんヘアーのレフトバックChillwell。 

本人は早くからその気になっていたらしいが、レスターの抵抗にあって難航、一時はシーズン終了直前のかかとの怪我で移籍話はおじゃんという噂も伝わってきたが、大きな問題ではないと、£50mで交渉が本日(26日)まとまった。その後の報道では£45mだそうだ。

ようやく出発点に漕ぎついた感じだが、本来の急務はB級ディフェンスの拡充、こちらはまだこれからだ。




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