両方とも勝とうものなら、チェルシー以外はアーセナルまで皆トロフィー確保となって、何とも後味の悪いシーズンになるところだった。
初年度としてのランパード、若手を起用して4位確保は合格点と言われるが、他は皆(途中監督交代のスパーズ以外)何らかのトロフィー確保、チェルシーだけが蚊帳の外となれば、本当に合格と言えるか、と疑問も出てくる。
ランパードは現役時代沢山ゴールを決めたが、特に勝負強いプレイヤーではなかった。むしろ大事なところで、絶好機にキーパー正面という、実直な性格を絵にかいたようなプレーが多かった。監督としてダービーでプレーオフまで行っても、最後で昇格を逃した。今シーズン、これに勝てば楽になるという試合では悉く勝てなかった。監督としてのカリスマ性と言うか、山師っぽさみたいな迫力に欠けているような気がして心配だ。
一方、バルセロナがバイエルンに8失点で負けたのは、愉快だ。チェルシーの2試合で7失点よりも悪い。そのバルサ、監督が交代になって、高給取りのプレイヤーを大量にクビにすると言われているが、クビの対象にキーパーは入っていない。普通大量失点の責任はキーパーにはない。レスターに9対0で負けたサザンプトンはその責任を吉田麻也に押し付けて、シーズン途中でクビにした。
ケパが失格だとして、代わりのキャバレロ、FAカップと2試合で7失点。 ここまで5試合7失点だったから、これで7試合14失点、1試合当たり平均失点2.0、ケパの今シーズン1.4より悪いてか、要は、守備がザル、戦術的な守備が出来ていない。
バイエルンのレワンドウスキーとか、アーセナルのオーバメイヤンとかの前ではなす術もない。前から書いているように相手の看板FWにだけは仕事をさせずに抑え込む、とういうことが今のチェルシーに全くできない。ウェストハムのアントニオにいいようにやられるし、シェフィールズユナイテッドの2トップにそれぞれ決められ、クリスタルパレスにはあのザハにロングシュート決められて、ここまで1得点しかしてない名前だけ有名なベンテケに決められるとか、恥ずかしい限り。 どう考えても、ケパのせいだけとは思えない。
来シーズン、ウィリアンとペドロがいなくなっても、生きのいいのが加わるらしいから、攻めは何となるにしても(かみ合わずに不発続きになったら悲劇だが。)、何とか戦術的な守備を見せて欲しい。アシュレイ・コールやピーター・チェクの意見も良く聞いてみて欲しいのだが、どうなのだろう。
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