Chelsea Factory

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水曜日, 8月 28, 2019

ラインアップとランパードのスタイル

ケイヒル、ダビド・ルイス、ザッパコスタ、ドリンクウォーターが整理されて、出場機会がなさそうな一軍選手は、バカヨコだけになった。
バカヨコ2017年
バカヨコが数日中にモナコへ行けば、必要な整理は完了したことになる。アザールも含めると一線級の選手が5人も出て行って、補充は無しなのだが、それでも員数が余っている。

バチュワイ
FWではバチュワイが浮く。FW3人は決して多過ぎるわけではないが、アブラハムとバチュワイはタイプが重なる上に、ワントップでは出番が大変限定される。ランパードとしては誰か怪我した場合を考えると、バチュワイも残しておきたいだろうが、サブの立場が続くことに、1月納得するだろうか。
アタッキングMF、ウィングは定員3名に、ペドロ、ウィリアン、ハドソン・オドイ、プリシッチ、マウント、ロフタスチークの7人。 2チーム分以上だ。ランパードは将来的にはオドイ、プリシッチ、マウントの3人をスターにしたいところだと思うが、本当に大丈夫だろうか。 性急に進めるとペドロ、ウィリアン、バークレーに対する敬意を欠くものになる。 
プリシッチ
ヴェテランにはそれだけ目に見えない貢献があるし、一気に将来の布陣への移動は尚早に過ぎないだろうか。 若手4人の中ではロフタスチークの落ち着きが欠かせないように思うが、彼を使うと誰を控えにまわすのか、想像がつかない。(もう一人ケネディがいた。こちらは期限ぎりぎりのローン候補かな。)

モリーニョがやってきて最初の年(2004年)、ロベン、ダフ、コール、ランパードが不動の中盤、後ろにマケレレが控えて、前のFWが決まらずに苦労した。彼らは皆若かったが、それぞれ元居たチームの中心選手として活躍し、今の4人ほど若くは(未知数では)なかった。いっそロフタスチークを含めた4人を真ん中に配して、後ろをカンテ一人に任せるか?

という訳で困っているのが守備的MF、定員2人にジョルジーニョ、コバチッチ、カンテの3人いる。この数試合ジョルジーニョは攻守の要としての役割を非常に良く果たしている。
ジョルジーニョ
相手の問題もあるのだろうが、昨年とは別人のプレー振りだ。また、昨年出足は良かったが尻つぼみに終わったコバチッチがこれまた、攻守に大活躍。ただのディフェンシブMFではない、と番を張っている。困った、カンテの処遇をどうする。アザールなき後、最高給取りがカンテなのに。

ディフェンスはまあ、ルディガー、ズーマにクリスチャンセンの当番制でほぼ無風だろうが、可哀そうなのはアロンゾ。エマーソンに定位置を奪われてしょんぼり、試合前のウォーミングアップでも他は控え同士でパスをやりとしたりしているのに、アロンゾは皆の中に入れず一人でボールを蹴っている。
アロンゾ
エマーソンはボール捌きが上手で、攻め上がる時には自分でドリブルで中へ運び込み、MF的働きが出来る。アロンゾは思い切った攻撃参加で思わぬ貢献をすることもあるが守備が下手。 ただアロンゾの攻撃参加は、あくまでもフルバックの飛び込み、持ち込むエマーソンとは質が違う。そのエマーソンも、MFのようにボールをこね回して奪われ、ピンチを招くことが時々あり、必ずしもアロンゾより守備がしっかりしているとは言えないのだが、ランパードはエマーソンの方を選んだと言うことのようだ。

そのエマーソンがランパードのスタイルを聞かれて、ランパードは常に得点することを念頭に次のプレーをするよう要求する、というようなことを言っていた。常にダイレクトなプレー、と。 分かるような気がする。常にどうしたら得点できるかを考えてきたから、ランパードはMFでありながらチェルシー選手として最高得点をあげることが出来たんだろう。それは、パスをつなぐこと、とか、相手に付け込まれないように安全なプレーをすることとかを考えながらプレーするのとは対極に位置する。
だから攻め込んでいても、ボールの占有率はそれほど高くない。ボールを取ったらすぐ攻めに入り、無駄に回したりしないからだ。ManU戦の立上りには決まりこそしなかったが、攻めのスピード感には驚かされた。 しかし、それは疲れてくると意識だけが前を向き、不用意にボールを取られて失点する原因になりかねない。攻め急いで、チャンスも作れない。ManU戦やレスター戦の後半ではそれが出た。

シーズンは始まったばかり。この姿勢が当たった時にはとても面白いプレーを見せてくれるだろう。ツボにはまらなかった際の対処法については、段々学んでいくことを期待しよう。

ところで、日本語でチェルシー、チケットと検索して驚いた。山のようにチェルシーのチケットを売っているサイト、買い方を説明しているサイト、旅行記等があるのだ。これらと比べると。当ブログのチケット説明ページなんて、アカデミックに過ぎて役に立ってないだろう、と思ってしまう。
ただ、実際に眼前の試合のチケットをどうすれば良いかまで説明できているものはなく、恐らく次のブログを活用するぐらいが、最も現実的なのだろうと思った。

https://chelseablueticketjpn.seesaa.net/article/469249451.html?1566939164



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