Chelsea Factory

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土曜日, 8月 31, 2019

8月31日 Vs Sheffield United

どうも、ランパードは監督としては”勝ちきれない監督”のようだ。どこかで、これを払拭しないといけない。
前半2点を先制しながら、後半訳もなく下がって攻め込まれ、攻め急いではチャンスを作れず、引き分けてしまった。
後半は、完全にシェフィールズUのペース、何とか逃げ切れるかと思ったら、89分にきれいに崩されたうえでのオウンゴールで同点。
この試合、マウントとプリシッチが今一活躍できず、バークレーは自分が決める意識が強過ぎてパスミス、相手にボールを取られるケースが目立った。中盤のジョルジーニョとコバチッチはそれなりに良いプレーも見せたものの、中盤を支配するには至らず、前半はロングボールに頼り、後半はズルズル下がってしまった。

試合前控えのアップ組に子供が混じっていると思ったら、先日PL2(リザーブ・リーグ)で目を引いたビリー・ギルモア君(18歳、スコットランド)だった。一軍の雰囲気経験だけかと思ったら、84分にコバチッチに交代して出てきて驚いた。(47番、プログラムにはまだ名前が載っていなかった。)予想よりボールに絡んで健闘していたように見えたが、出てきてから追いつかれたので、直接の責任はないとはいえ、苦いデビューになった。
既に若者チームになっているのに、未成年ギルモア君とは少しやり過ぎなのでは? (ランパードによれば、カンテが怪我で、疲労困憊したコバチッチに代えて使えるMFが彼しかいなかった、と。) 
後半試合が膠着した時、結局ジョルジーニョが出すボールをキープして戦況に変化をもたらすことが出来たのは、60分にバークレーに代わったウィリアンだった。

今のチェルシーは、トップ2には遠く及ばず、トップ6の中にも入れるかどうか疑問、レスターやシェフィールドUと同レベルのチームだ。

Chelsea (4-2-3-1): Kepa; 
Azpilicueta (c), Tomori, Zouma, Emerson; 
Jorginho, Kovacic (Batshuayi 83); 
Pulisic, Barkley (Wilian 60), Mount; Abraham (Gilmour 84).
Unused subs Caballero, Christensen, Alonso, Giroud.
Scorer Abraham 19, 43

Sheffield United (3-5-2):
Scorers Robinson 46, Zouma own goal 89
Booked McBurnie 45

Referee Stuart Attwell
Crowd 40,560

水曜日, 8月 28, 2019

ラインアップとランパードのスタイル

ケイヒル、ダビド・ルイス、ザッパコスタ、ドリンクウォーターが整理されて、出場機会がなさそうな一軍選手は、バカヨコだけになった。
バカヨコ2017年
バカヨコが数日中にモナコへ行けば、必要な整理は完了したことになる。アザールも含めると一線級の選手が5人も出て行って、補充は無しなのだが、それでも員数が余っている。

バチュワイ
FWではバチュワイが浮く。FW3人は決して多過ぎるわけではないが、アブラハムとバチュワイはタイプが重なる上に、ワントップでは出番が大変限定される。ランパードとしては誰か怪我した場合を考えると、バチュワイも残しておきたいだろうが、サブの立場が続くことに、1月納得するだろうか。
アタッキングMF、ウィングは定員3名に、ペドロ、ウィリアン、ハドソン・オドイ、プリシッチ、マウント、ロフタスチークの7人。 2チーム分以上だ。ランパードは将来的にはオドイ、プリシッチ、マウントの3人をスターにしたいところだと思うが、本当に大丈夫だろうか。 性急に進めるとペドロ、ウィリアン、バークレーに対する敬意を欠くものになる。 
プリシッチ
ヴェテランにはそれだけ目に見えない貢献があるし、一気に将来の布陣への移動は尚早に過ぎないだろうか。 若手4人の中ではロフタスチークの落ち着きが欠かせないように思うが、彼を使うと誰を控えにまわすのか、想像がつかない。(もう一人ケネディがいた。こちらは期限ぎりぎりのローン候補かな。)

モリーニョがやってきて最初の年(2004年)、ロベン、ダフ、コール、ランパードが不動の中盤、後ろにマケレレが控えて、前のFWが決まらずに苦労した。彼らは皆若かったが、それぞれ元居たチームの中心選手として活躍し、今の4人ほど若くは(未知数では)なかった。いっそロフタスチークを含めた4人を真ん中に配して、後ろをカンテ一人に任せるか?

という訳で困っているのが守備的MF、定員2人にジョルジーニョ、コバチッチ、カンテの3人いる。この数試合ジョルジーニョは攻守の要としての役割を非常に良く果たしている。
ジョルジーニョ
相手の問題もあるのだろうが、昨年とは別人のプレー振りだ。また、昨年出足は良かったが尻つぼみに終わったコバチッチがこれまた、攻守に大活躍。ただのディフェンシブMFではない、と番を張っている。困った、カンテの処遇をどうする。アザールなき後、最高給取りがカンテなのに。

ディフェンスはまあ、ルディガー、ズーマにクリスチャンセンの当番制でほぼ無風だろうが、可哀そうなのはアロンゾ。エマーソンに定位置を奪われてしょんぼり、試合前のウォーミングアップでも他は控え同士でパスをやりとしたりしているのに、アロンゾは皆の中に入れず一人でボールを蹴っている。
アロンゾ
エマーソンはボール捌きが上手で、攻め上がる時には自分でドリブルで中へ運び込み、MF的働きが出来る。アロンゾは思い切った攻撃参加で思わぬ貢献をすることもあるが守備が下手。 ただアロンゾの攻撃参加は、あくまでもフルバックの飛び込み、持ち込むエマーソンとは質が違う。そのエマーソンも、MFのようにボールをこね回して奪われ、ピンチを招くことが時々あり、必ずしもアロンゾより守備がしっかりしているとは言えないのだが、ランパードはエマーソンの方を選んだと言うことのようだ。

そのエマーソンがランパードのスタイルを聞かれて、ランパードは常に得点することを念頭に次のプレーをするよう要求する、というようなことを言っていた。常にダイレクトなプレー、と。 分かるような気がする。常にどうしたら得点できるかを考えてきたから、ランパードはMFでありながらチェルシー選手として最高得点をあげることが出来たんだろう。それは、パスをつなぐこと、とか、相手に付け込まれないように安全なプレーをすることとかを考えながらプレーするのとは対極に位置する。
だから攻め込んでいても、ボールの占有率はそれほど高くない。ボールを取ったらすぐ攻めに入り、無駄に回したりしないからだ。ManU戦の立上りには決まりこそしなかったが、攻めのスピード感には驚かされた。 しかし、それは疲れてくると意識だけが前を向き、不用意にボールを取られて失点する原因になりかねない。攻め急いで、チャンスも作れない。ManU戦やレスター戦の後半ではそれが出た。

シーズンは始まったばかり。この姿勢が当たった時にはとても面白いプレーを見せてくれるだろう。ツボにはまらなかった際の対処法については、段々学んでいくことを期待しよう。

ところで、日本語でチェルシー、チケットと検索して驚いた。山のようにチェルシーのチケットを売っているサイト、買い方を説明しているサイト、旅行記等があるのだ。これらと比べると。当ブログのチケット説明ページなんて、アカデミックに過ぎて役に立ってないだろう、と思ってしまう。
ただ、実際に眼前の試合のチケットをどうすれば良いかまで説明できているものはなく、恐らく次のブログを活用するぐらいが、最も現実的なのだろうと思った。

https://chelseablueticketjpn.seesaa.net/article/469249451.html?1566939164



月曜日, 8月 26, 2019

8月24日 Vs Norwich(Away) 3-2

ロンドンは夏が戻ってきて、いいお天気。
試合開始が早く、アウェイからロンドンに戻って来たら、夕暮れ時の程よい陽ざしで、バスを何時もの手前で下りて、スキップして帰ってきてしまった。

早々に得点しながら、すぐに2回も追いつかれたのは情けないが、時間が気になる前に3度目の先制した後は、無事逃げ切った。
得点したのが、ランパードのお気に入り、若手抜擢のタミー・アブラハムーマウントータミーだから、雰囲気がいい。

バチュワイが週中のPL2で2得点し、アピールしたが、ランパードは敢えてタミーを起用、タミーは見事にその期待に応える形となった。
一点目はアスプリクエタの山なりの狙ったセンターリングが足元に落ちてきて、ショート・バウンドで地を這うシュートを決め、ランパードの元へ走りこんでのセレブレーション。センタリングが良かった、居た場所が良かったと言えなくもないが、そのまま空に打ち上げるケースが多い中、地を這うシュートを打てたのは素晴らしい進歩とランパードに試合後褒められた。
しかし、素晴らしかったのは試合を決めた2点目のシュート。最前線でコバチッチからのパスを受けると、二人のDFの外へと反転してサイドステップ、20ヤードのシュート。これはドログバだ。てか、本物のセンターフォワードの得点みたいだった。タミーは今までチャンピオンシップで50得点以上しているそうだが、なんとエリアの外からロングシュートを決めたのは始めてだとか。
確かに印象的にエリア内でヘッドや混戦から決めているケースが印象に残っている。(バチュワイもそうだ。) それが、このように外からも決められるFWになれば、チェルシーの攻めの幅は飛躍的にに広がる。

今週は、マンU、アーセナル、スパーズが揃って負けた。得失点差は別として、結局勝ち点4で皆チェルシーと一線になった。 マンUがパレスに負けたのは意外ではあったが、チェルシーの試合を見ていて、チェルシーが負けたのは不運でしかなく、マンUには強さを感じなかったのだから、その結果がそのまま出てきただけだ。 まさに、モリーニョが言う通り、マンUもチェルシーもシティのBチームに敵わない。トップの2チームは他を引き離しているが、その下はエバートンやレスターと大差ないと言うことか。逆に言うと、トップ6なんておこがましくて、トップ2とその他のリーグ、チェルシーの最大の敵はウルブズぐらいになったりして。
試合後、ご機嫌さんでファンに応える

そう言えば、ルイスがアーセナルでサラにPKは与えるは、簡単に抜かれて2点目の原因になるわ、と散々。一方ケーヒルがパレスに行っていて、あわやPKと言うか体を張ったディフェンスでマンUを抑え込んだ。チェルシー出身で今季からロンドンの2クラブに移籍した大物DF二人が明暗を分けた格好になったのは面白い。

Chelsea (4-2-3-1): Kepa;
Azpilicueta (c), Zouma, Christensen, Emerson; 
Jorginho, Kovacic; Pulisic (Willian 84), Barkley, Mount (Alonso 90+1); 
Abraham (Giroud 75).

Unused subs Caballero, Tomori, Batshuayi.
Scorers Abraham 3, 68 Mount 17
Booked Jorginho 33

Norwich (4-2-3-1): Krul; Aarons, Hanley (c), Godfrey, Lewis; Trybull (Vrancic 81), Leitner (McLean 81), Cantwell, Stiepermann (Srbeny 81), Buendia; Pukki.
Unused subs Fahrmann, Byram, Roberts, Tettey.
Scorers Cantwell 6, Pukki 31
Booked Stiepermann 43

Crowd 27,032
Referee Martin Atkinson






火曜日, 8月 20, 2019

8月19日 Vs Liverpool  3-0 (PL2)

バチュワイとルディガーが調整のために、リザーブの試合(最近はPremierLeague2、或いはDevelopment Leagueと呼ぶ。要は2軍、Bチーム。)に出場し、しかもスタンフォードブリッジで試合する(普段はコバムの練習場での試合)、と言うので見に行った。
試合はLiverpool相手に3-0で完勝、最後の5分ぐらいを除いて殆ど相手に攻めさせず、Bチームとは言え、昨今すっかり歯が立たないリバプールを寄せ付けなかったのは、気持ちがいい。

バチュワイは2得点、3点目にも絡む活躍で、ランパードにアピールした。と言いたいところだが、何となく太目に見え、最前線を引っ張ると言う迫力には欠けた。アグエロなら5点ぐらい決めるチャンスはあった。プレシーズン、実績(得点結果)ではタミー・アブラハムを僅かに上回りながら、ランパードはタミーを選んだ。この試合でタミーと立場が入れ替わるかどうかは微妙。
ルディガーは流石に存在だけで迫力があり、寄って来られるとリバプールの若いFW達は逃げていく感じ。殆ど走ることなく、フラフラしていた。プレミアの試合とではスピードだけでなく、発生するアドレナリンの量が比較にならないだろうが、とにかく90分試合に出る体力は回復していると言えるのだろう。

最近の一軍の試合では2-0になると、やらなくていい得点を相手にあたえてしまい、最後は冷や冷や、この日は駄目押しの3点目を取り、最後の必死の攻めも防ぎ切った。一軍も見習ってほしいと言うか、ルディガーが復帰したら、ピシャっと抑えて欲しいものだ。

因みに、ハドソン・オドイが怪我から復帰、一軍の練習に合流した。

Chelsea (4-2-3-1) Jamie Cumming;
Tariq Lamptey, Antonio Rudiger, Marc Guehi (c), Ian Maatsen; 
Clinton Mola (George McEachran 77), Billy Gilmour; 
Tariq Uwakwe (Thierno Ballo 75), Tino Anjorin (Marcel Lavinier 84), Juan Castillo;
Michy Batshuayi
Unused subs Karlo Ziger, Charlie Brown
Scorers Batshuayi 40, 47; Anjorin 74

おまけ、子供組の注目は8番を背負うBilly Gilmour君。中盤の底で身長170㎝そこそこだと思うが、ファブリガスのようなプレーをする。ただ、イメージがマウント君と重なる。上に行っても同じ仕事が出来るかどうか、体力負けしないか、が将来性を分ける鍵になる。

月曜日, 8月 19, 2019

8月18日 Leicester ダメだ、こりゃ

立上りは8-0ぐらいで勝てるかと思った。
その後、先制したものの、どんどん尻すぼみ。
後半に至っては、気ばかり焦って中盤でボールを全て取られ、ろくにチャンスも作れず、ピンチばかり。

チェルシーは正面から点を取れる典型的な優れたFWを必要としている、と批判したのはクリス・サットン。
お前が言うかサットン、チェルシー、センターFWの呪いに陥ったのは殆どお前からだろう!!!

Chelsea (4-3-3): Kepa; 
Azpilicueta (c), Zouma, Christensen Emerson; 
Kante, Jorginho (Kovacic 71); 
Pedro, Mount, Pulisic (Willian 71); 
Giroud (Abraham 61).
Unused subs Caballero, Tomori, Alonso, Barkley.

Scorer Mount 6

土曜日, 8月 17, 2019

8月16日 RIP Peter

Rip Peter Honda

Those days have long been gone.
But still missing.

木曜日, 8月 15, 2019

8月14日 Pool

どんなに善戦しても、たとえ紙一重のPK戦でも、勝たなければ意味がない。
ランパードはダービーでプレミア昇格プレーオフまで持ち込みながら、最後にビラに負けて昇格出来なかった。監督としては、良いところまで行きながら勝ちきれない、チャンピオンになれない、そんな性格ではないかと懸念する。

若手のマウントやアブラハムを起用して開幕戦のManUに向かうなんて、ナイーブ過ぎる。腐ってもManUなんだから、緒戦は経験値の高い選手を起用しなければならない。チェルシーの一軍も、ManUの一軍もManCのBチームに敵わない(ジェスス、ガンドガンetc)とモリーニョにバカにされた。
そのせいかどうか、トップをジルーに、中盤にカンテを先発させて、経験値を重視した顔ぶれにしたお蔭かどうかわからないが、勝てっこない思ったリバプールに善戦し、リードまで奪ってしまった。結果的にはPK戦での惜敗になったが勝っても不思議ではない内容だった。少なくともManCのBチームと互角に戦うぐらいの力はあることを見せつけた。(自虐ネタ)

勝てなかったから何の意味もないとは言え、プリシッチがアザールばりのプレーを見せ、ファンを唸らせ、カンテの入った中盤はプールを圧倒した。ジョルジーニョにPKを蹴らせたのは、ジョルジーニョにこのチームで居場所があるというサインであり良かった。
チェルシー出身の評論家の一人が、最後にサラの蹴ったあのプレッシャーのかかる大事な場面で何故若いアブラハムを起用したのか、コーチ陣(ランパードとは言わない)の気がしれないと怒っていた。
あそこでアスプリクエタに蹴らせれば、まだまだクエタを信頼しているという表示にもなっただろう、と思う。てか、その前エマーソンのところでクエタだろう。(アロンゾは百年の孤独)
しかし、タミー・アブラハムのキック、キーパーは完全に裏をかかれながら残っていた足にあたっただけ。キーパーは幸運、タミーは不運、逆の結果になっていれば、ランパードのタミーへの信頼が高く評価されたことだろう。つまらない、結果論の議論。

Chelsea (4-3-3): Kepa;
Azpilicueta (c), Zouma, Christensen (Tomori 84), Emerson;
Kante, Jorginho, Kovacic (Barkley 101); 
Pedro, Giroud (Abraham 73), Pulisic (Mount 73).
Unused subs Caballero, Rudiger, Alonso, Zappacosta, Gilmour, Kenedy, Willian, Batshuayi.
Scorers Giroud 36, Jorginho (pen) 99
Booked Azpilicueta 79

Penalties: Firmino scored (1-0), Jorginho scored (1-1), Fabinho scored (2-1), Barkley scored (2-2), Origi scored (3-2), Mount scored (3-3), Alexander-Arnold scored (4-3), Emerson (4-4), Salah (5-4), Abraham saved (5-4)

月曜日, 8月 12, 2019

8月11日 VS ManU

前半の15分は秀逸だった。
ランパードのサッカーは目新しいことの無い、普通のフットボールだろうと思っていたら、今までのチェルシーには見られない美しく攻めまくるプレー振りだった。
マウントは予想以上にたくましく、スターだった。
Only if最初の15分に得点さえしていれば。

先行きどうなることやら。

底なし、ダダ洩れのディフェンス(Leaky DF)を何とかしなくては。

土曜日, 8月 10, 2019

リーグ開幕

トランスファー期限最後にルイスがアーセナルに移籍。
ルイスは軽いプレーが多く、戦力的には驚かないが、ルディガーが怪我から帰ってくる前、開幕直前での移籍は唐突感が否めない。 大きな衝突があったわけではない、とランパードは言っているが、説明を何度読み直しても理由は良く分からない。 一部で、ランパードが連れてきたコーチ陣との間で確執があった、と。 チーム内のムードメーカーとしてランパードにも同僚気分で大きな顔をして接するルイスに対し、モリスや本来ランパード直系のつもりでやってきたコーチから反感がたまったのでは、という気がする。

直前予想、BBCが24人の評論家に聞いたところ、優勝はManC16人、Pool8人。2位予想はその裏返しだが、一人だけChelseaでPoolが15人。 3位はSupersが21人、4位はArsenalが14人。 チェルシーだけを見ると、2位が一人、3位も一人、4位に4人。
まあ、チャンピオンリーグには届かないと、というのが全体的なコンセンサス。
2位に上げたのはかって監督を務めたこともあるフリット、3位は控えのキーパーだったマーク・シュワルツァーと身内だけだ。

ロンドンのローカル夕刊紙イブニング・スタンダードでは8人の記者、優勝予想はManC7人、Pool1人。
ロンドンのクラブ間では8人全員がスパーズがトップ、2番目やはり全員アーセナル、7人がチェルシーは3番手、一人はウェストハムより下の4番手、とどもならん。
おまけに同紙の内側の見出しはManUとの初戦を控えて「Even Lampard must wonder if he is up to the job at Chelsea」、ランパードですら自分がチェルシーの監督に相応しいのだろうか、と疑問に思うだろう、とまるで鬱病を予告する。

唯一、デーリー・メールの小見出しが、(トレードがうまくいかず)内部の雰囲気最悪のManU対ランパードの下で、Feeling good mode(気分はサイコー)のチェルシーと、ブルースにポジティブ。
ランパードの権力に影を落としかねないルイスを追い出して、ランパード絶対権力の下で一致団結ということか。はて、さて。。。

木曜日, 8月 01, 2019

ここまでの準備総括

ランパードはフォーメーションを4-2-3-1に決めた。 急いで得点する必要が生じた場合に限り4-4-2になる。

Forward:選択肢は3人しかいない。どうやらジルーは後半出場、良く言えばスーパーサブ、で決まり。 
Tammy Abraham
ランパードとしては先発ワントップとしてはタミー・アブラハムを起用したいようだが、ここまで結果を出せていない。同じタイプで、普段は決め手に欠けるバチュワイの方がほんの少し良い結果を残している。初戦どちらで行くか未だ決めかねている模様。バチュワイが僅かに先行か。

DF : センターはルイスとルディガーが普通の選択だが、ルディガーは怪我で当分無理。 ルイスのパートナーはズマかクリステンセンか。出だしはクリステンセンが先行しているように見えたが、DFとしてはスピードのあるズマの方がいいプレーをしているようにも見える。大柄で頭も強いが、クリアが今一歩なのが難点。
Fikayo Tomori
若いトモリが一番無難に安定しているような気もする。(出番が少ないせいもある、そう言えば最初に失点につながるパスミスもしていたっけ。)
ルイスは、相変わらず素晴らしいプレーと軽率なプレーの両方が始終見られる。ムードメーカーとしての役割も担っており当分は外せない。ただ、怪我等でしばらく離脱すると、ルディガーの復帰と共に帰って来る場所はなくなってしまう可能性が、かなりある。
右サイドは正アスプリクエタ、サブ、ザッパコスタで無風。そろそろアスプリクエタの後継者を念頭に置くべき頃かと思うが、ザッパコスタにはとって代わるほどの勢いはない。
左サイドはここへきてエマーソンがアロンゾの前にいるようだ。アロンゾは攻撃力はあるが、いかにも守備が下手。エマーソンの方が足技がうまく、足技に溺れたミスも時折するが、MFとの絡みはアロンゾより上とみなされているよう。

DF MF : ランパードのチームで最も重要なポジション、ここが支配できればタイトルも狙えるが、ここの制空権を取られると、なす術もなく降格争いに巻き込まれる可能性もある。
Jorginho
プレシーズンはジョルジーニョ、コバチッチのコンビで実質的に固定されていた。 特にコバチッチは去年の前半を彷彿とさせる良いプレーをみせた。ジョルジーニョの方は未だに新しいチームの中で自分の立ち位置を発見、確保できず苦しんでいる。カンテが戻ってきたら、どうなるのかわからない。適所と言う意味ではカンテ=ジョルジーニョでコバチッチを前にとも思うが、前は既に人員過剰、ランパードの判断でジョルジーニョが消える可能性もある。
バカヨコは不要だが、期限内に売れるだろうか? ドリンクウォーターは先期よりは員数合わせとしての意味があるだろう。

A MF :攻撃的MFは沢山いるが、去年のアザールには遠く及ばない。 
セントラル・ポジションはランパードの秘蔵っ子と言うか、えこひいきで若者マウントが一歩リード、プレシーズンで実績も上げている。ただ、ここへきてバークレーが大活躍で正位置に迫っている。他のチームならどこでも通用しそうで、出場機会が少ないと不満が募るかも。しかも、この位置は先期後半ロフタスチークがほぼポジションを確保して、長期契約延長した。怪我から戻って来てその場所が空いてないとなると、何が起こるか。ランパードにとっては自分の後継者選び、最も愛着のあるポジションだろう。どういう選択をするのか、注目。
Mason Mount
ウィングは、ウィラン、ペドロに新加入で実力をプレシーズンで見せたプリシッチ、若者ハドソン・オドイが入って激戦、それなりに上手なブラジル人ケネディも技術面では遜色がない。
3っつのMFポジションに、英国出身のマウント、ロフタスチーク、ハドソンーオドイ、バークレー、今季加入の米国人プリシッチでレベルの高いポジション争いと思うが、トップリーグでこれらの若い組合せが通用するかどうかはわからない。

誰が使えて、誰が二流なのか、ランパードの選択、決断やいかに。

キーパーはケパだろう。Salzburgに3点もとられたけれど。


Vs Red Bull Salzburg
(4-2-3-1): Kepa; Azpilicueta (c) (Zappacosta 82), Zouma, David Luiz (Tomori 75), Emerson (Alonso 75); Jorginho (Kenedy 75), Kovacic (Christensen 81); Pedro, Barkley, Pulisic (Mount 75); Abraham (Batshuayi 75).
Unused subs Caballero, Cumming, Giroud.
Scorers Pulisic 20, 28, Barkley (pen) 23, Pedro 57, Batshuayi 88
Booked Zouma 41
Vs Reading
First-half team (4-2-3-1): Caballero (c) Zappacosta, Christensen, Tomori, Alonso; Drinkwater, Bakayoko, Kenedy, Barkley, Pulisic, Giroud.
Second-half team (4-4-2): Caballero (c) (Cumming 63), Azpilicueta, Zouma, David Luiz, Emerson; Pedro, Jorginho, Kovacic, Mount; Abraham, Batshuayi.
Unused sub Kepa.

Scorers Barkley 22, Kenedy 42, Mount 57, 60

Vs BarcaChelsea (4-2-3-1): Kepa; Azpilicueta (c) (Zappacosta 70), Christensen (Tomori 47), David Luiz (Zouma h-t), Emerson (Alonso h-t); Jorginho (Drinkwater 70), Kovacic (Drinkwater 70); Pulisic (Giroud 60), Mount (Barkley 60), Pedro (Batshuayi 70); Abraham (Kenedy 60).

Scorers Abraham 34、Barkley 81

Vs Kawasaki
Chelsea (4-2-3-1): Caballero; Azpilicueta (c) (Zappacosta h/t), Zouma (Christensen h/t), David Luiz, Alonso (Emerson h/t); Kovacic (Drinkwater 57), Jorginho (Bakayoko 57); Pedro (Barkley h/t), Mount (Pulisic 65), Kenedy (Palmer 71); Batshuayi (Giroud h/t).
Unused subs Cumming, Tomori.