Chelsea Factory

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木曜日, 9月 07, 2017

2017夏 トランスファー総括

イングランドのトランスファー・ウィンドウはもう閉まったが、トルコは明日の金曜日までということで、今日明日中に、奥の手、コスタがトルコにローンされる(1月まで、その後アトレティコ・マドリッドに本移籍)という噂がまことしやかに流れている。
真偽のほどは全くわからない、と言っても明日にはわかる。

ここまでの、トランスファー総括。
(総括と聞いただけで背筋が凍る恐怖が走るのは、暗い思い出の持ち主。閑話休題。)

1. 獲得(年齢、ポジション、前クラブ、移籍金=単位£百万)
1) キャバレロ (35、キーパー、ManC、フリー)
   →ベゴビッチ放出(30、ボーンマス、10.4の穴埋め)

2) モラッタ (24、FW、レアル、55.8)
コスタが構想外で代替にルカクをとの意向だったというが、ManUとの獲得争いに敗れて、次善の候補モラッタをレアルから獲得した。しかし、チェルシーファンにはどうしてもルカクに1億ポンドというのは気が進まない。コンテも本当はモラッタの方が欲しかったのではないか、という気がしている。
→コスタの交替 (コスタ放出できず)

3) バカヨッコ (22、CMF、モナコ、36.0)
    → マティッチ (28、ManU、40.2)の代替。年齢を考えると、バカヨッコ⇔マティッチは良いトレードのように見える。ただ、ここまで3戦、ManUではルカク、マテッチがチェルシーファンには悪夢のように、有効に機能している。

4) ルディガ― (24、CB、ローマ、31.5)
    → テリー(フリー、ヴィラ)、アケ(ボーンマス、20.5)、ズーマ(ストーク、ローン)の代替って、一人で3人分は無理だろう、チャンピオンズリーグが加わって、試合数が大幅に増加するのに、減員だなんて、とコンテ不満。 ただ、ここまで無難にプレー、ケイヒルをベンチに追いやる勢い。

5) ザッパコスタ (25、RW、トリノ、25)
    → フランク・ザッパがコスタの物真似をしているわけではない。(誰にも解ってもらえないか、、、。) 左右のウィングバックの控えが必要と力説するコンテに、アーセナルのオクスレイドをあてがおうとしたが(若くて、イギリス人)逃げられ、最終日急遽獲得。 もともとコンテは欲しがっていたようで、イタリア代表も経験しており、即戦力候補、モーゼス危うし。

6) ドリンクウォーター (27、CMF、レスター、34)
    → コンテはもう一人(セスクはムラがある)、技術力の高いセントラルMFを希望。そんな選手が簡単にいるわけがない。というわけで、「レスターの奇跡」をカンテと組んで演出した水吞みに期待。名前からして生粋のイングリッシュで、フロントが精神的支柱になれる要として、最後に全力で獲得。ただ、コンテの希望とは少し違うとの噂もある。ManUアカデミー出身ながら、ManUでは起用されず、ハダーズフィールド、やワトフォードからレスターに上がってきた苦労人、見かけ以上に技術もある。

2 コメント
1)は必要だがどうでもいい補強。2)3)4)は放出に見合う必要な補強。
これに加えて、コンテは試合増に対処するため、モラッタの控えになる強力FW、クリエーティブなCMF、左右のウィングバック、強いCBを要求、それぞれ候補を挙げたがいずれもベテランで高価な選手ばかり、将来のある若い選手、特にイングリッシュを推すフロントとことごとく意見が合わなかったという。
最後の最後まで、最終補強が決まらずフロントが推していた右ウィングのオクスレイドにはクラブ同士合意するも、センターMFがやりたいと言うオクスレイドに土壇場で断られ、なんとか5)で埋め合わせ。(オクスレイドにChelseaのセンターなどやれるわけがなく、モーゼスと勝負して勝てる自信がないので逃げた。)
左サイドバックは前期使えないとローンに出されていたBaba Rahmanをドイツのシャルケから呼び戻し、一応Alonsoの控えはいる、と員数合わせ。センターバックもドイツから21歳のクリスチャンセンを呼び戻し、辻褄を合わせた。

チェルシーの今季補強、最後はスワンジーからコンテの元部下、昨季15ゴール元イタリア代表32歳のロリエンテを獲得して閉めるつもりだったのが、最終日Spursに横取りされ閉まりのないものになった。さらにエバートンとも23歳のバークレイを取ることで合意していたものの、夜中の10時にメディカルチェックの途中に帰ってしまったという、ドタバタで物笑いの種になった。

最終日の3人、オクスレイド、バークレー、ロリエンテは噴飯ものだが、一応辻褄は合わせた補強。とは言え、コンテが納得しているかは疑問。

3 収支、ソロバン
上記6人の補強に要した費用は合計£182.6Mil、放出は上に記載した以外に
カルドラッド(28歳、ユベントス £18Mil)、タロエ(21、オリンピク・リヨン、9)、アツ(25、ニューキャッスル、6.75)、チャロバ(21、ワトフォード、5.7)
があり、合計110.5Milの収入があった。
その前の1月にはOscar 放出等で£62Milの収入があり、1月の選手取得はなかったことから、今年だけを見ると収支は£10Mil弱のマイナスにとどまっている。
コスタがある程度の価格で売れていれば、後一人二人有力選手をとっても採算が合う勘定。
このクラブのソロバン勘定と、コンテの希望がどこで折り合うかが今後の課題だ。





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