1月5日 Derby Away (FA cup) 2-0
FAカップ、現在好調とは言え所詮はチャンピオンシップ、楽勝と言いたいところだが、相変わらずとどめを指すことができず、一方的な試合の割りに楽な試合ではなかった。
何しろ、とどめがミケルの見事なヘッドと言うのだから、何がなんだかわからない。
試合はともかく、プライドパーク、は懐かしいメモリーレーン。 99/00年のシーズンだったと思うが、ホームで4-0で大勝し、アウェイも楽勝と思ってやって来たら、打っても打っても入らない、ゴールマウスの前をワイズとゾラがコーナーキックのために行ったり来たりするが、結局ゴールは割れずに帰ってきた。
殆ど初めてのアウェイトラベルで、単独行動、この後毎週のようにアウェイに行くようになった。
いかにも弱そうなRAMS、羊と言う名前だからと言ってばかにしてはいけない。 設立は1800年代でChelseaより古く、その歴史はイングランド・フットボールの歴史と言っていいほどだ。 今でこそChelseaとはすっかり差がついてしまったが、通算の対戦成績は殆ど五分、この日の勝利でChelseaの方が勝ち星が一つ多いという程度。
お大尽のオーナーもいないのに、中部イングランドの小さな町(County)で、未だにチャンピオンシップで善戦するチームが普通のように存在していることには、感心するばかりだ。
勿論、チャンピオンズリーグには決して行けないだろうけれど。
1月11日 Hull Away 2-0
今シーズンの降格必至と思われていたHullが善戦して降格懸念は殆どないところで推移している。 Steve Bruceが思いのほか良くチームを率いているという印象が強い。
しかし、所詮はレリゲーション候補、Chelseaの敵ではない。
それにしては、前半0-0、Hazardの得点が56分、試合を決めたTorresが86分というのはいかにも遅過ぎる。 何とか前半にぽんぽんと点を取って、後は流すだけと言うような試合運びが出来ないものかねえ。
1月19日 Man United Home 3-1
翌日の新聞で、「ここへ来て好調なTorresに代えてEto'oのを起用したJoseの采配に疑問を呈したチェルシーファンは頭をかきながら、帰路についたことだろう。」と。
はい、それは私です。
まあ、とにかくエトーさんハットトリックでManUを粉砕の楽勝。
ベッカムさんも息子と一緒にアブラモビッチのボックスシートから観戦。 さすがに渋い顔。
1月26日 Stoke Home (FA Cup) 1-0
今日はLampardのチームで、コーナーを守るときなどLampardが人員配置係のようにディフェンダーの守備位置を指示していたが、結局、27分Oscarのフリーキック一閃だけの勝負となった。
チャンスは山のようにあったのだから、もう少し点とらないとなあ。
一時期のように、わけもなく失点する雰囲気はなくなったので、安心して見てられたとは隣の人の弁。 私はやはり差が一点では落ち着かなかった。 Stokeも簡単なボールに転んだり、まるでSunday Football の様と、反対側の隣の人が怒りの悪い言葉を連発していた。
1月29日 West Ham (Home) 0-0
やってしまった、スッテンコロリン、バナナスキン。
シュート史上最多(本当かなあ)の36本打って無得点で引き分け。 大体試合前に、場内アナウンスで、2点差で勝つか、3点以上とって 勝てばArsenalを抜くなんてことを言うからこんなことになるんだよね。
日本から来た人やあまり詳しくない人に、今Chelseaで一番人気があるのは誰ですかと聞かれると、ユニフォームが一番売れていて、子供に人気があるのはHazardですと答えている。
しかし、一番人気があるのは、なんと言ってもJose Mourinhoだ。
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試合後Mourinhoは、WestHamは19世紀のチームのようなサッカーをした。全員で守り固めて、あれに穴を開けるにはBlack&Decker(DIYの工具メーカー)の電気ドリルを買ってくるしかない、とWestHamのネガティブな戦術を批判した。 勿論WestHam、Sam Allerdyceはそんななことを言われても痛くもかゆくもない。
Mourinhoだって、自分がインテルでバルサ相手に何をしたか、Chelseaがやはりバルサ相手にどんな戦法をとったか、忘れている筈がないが、まあ、新聞記者は記事を書くのに困らない。
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ManUの試合の後にはサッカー記者協会(FWA ; Football Writers' Association)から表彰されてしまった。
別に、一年に一度の賞とか、何か具体的な功績に対する表彰と言うのではなく、一年に一度の総会のイヴェントをなににしようか、そうだMourinhoを表彰しようと、いい加減に決まったようだ。
それにしても傲慢で好戦的として多くの記者の反感を買っていた第一次Mourinho時代とは様変わりだ。
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