Wolvesはチャンピオンシップの古豪のイメージが強く、カップ戦では常にプレミアのチームを苦しめる。 このところリーグ成績は下位に低迷しているが、今年もリバプールを始めプレミア2チームを破っての5回戦進出。
前の試合でプロリーグより下のクラブLincolnがBurnleyに勝ち、リーグ1のMillwallがLeicesterを破った。チャンピオンシップのHuddersfieldがManCityに引分け、Wolvesのファンはチェルシーを倒すジャイアント·キリングを期待している。 先の試合でChelseaに引分けたBurnleyが超格下に敗れるとは何と言うことだと思うかもしれないが、トップの選手を温存した結果。プレミアのクラブはベスト8ぐらいまでは殆どのクラブが選手を落として戦う。
Chelseaも先発は前の試合と7人変わっているが、レベルは全く落ちていない。 キーパーのベゴビッチ。テリーを中心とした3バックはそのまま何時でも先発が可能。中盤の後ろ目のMFがカンテとマティッチからファブリガスと若いチャロバに変わっている。 攻撃陣ではアロンゾのポジションにペドロが入り、ウィランがペドロのポジションで先発になった。
試合間隔が開くので攻撃陣はそのまま使うと話していた通り、コスタ、アザールはそのまま先発で、ペドロとウィランの両方先発は、非常に攻撃的な布陣。
試合前のウォームアップ。 引っ張るのはテリーとセスク。 |
残念ながら期待したように立上りから得点力爆発とはいかず、逆にロングボールで前半はやられっぱなし。ポンポン上げられるから、ヘッダーは何時入らないとも限らない。実際ベゴビッチとポストに救われた。ルーズボールへの出足でも、常にWolves が上回り、前半はWolvesが 試合をコントロールしていた。
後半65分にようやく、セスクからエリア内のコスタへ、コスタが右奥深く侵入して、ゴール中央のアザールに戻し、エリア内で囲まれたアザールは右のウィランにパス、ウィランが逆サイドに飛び込んできたペドロにドンピシャのクロス、と絵に描いたようなチームプレーが決まった。終了間際には交代出場のカンテからゴール前の狭いスペースでコスタがきれいに決めて、2-0。結果は何の不思議もないが、Wolvesの頑張りが目立った。
印象的に目立ったのは、80分に出て来たカンテ、彼が出て来た途端にピッチが引き締まった。今年の好調がカンテの加入によるところが大きいことが実感された。チャロバはまだまだ。
アケがテリーと組んで左のバックに入ったが、前半テリーやベゴビッチとの間で意思の疎通がうまく行っていない面が何度かあった。左のウィングバックは良く練習したようだが、センターバックはまだまだなのかも。
セスクはプレイセンスが明らかに他のプレーヤーより上だと思うが、うまく行くときと空回りするときがある、何処までコンテが彼のセンスにかけようと思うかが、今後どれだけ使われるかのキーになると思う。
ロフタス·チークは今のままではChelseaで生き残るのは難しい。前に拘らず、セスクを見習ってチームの中心となれるようなポジションを与えてもらい、そこで見せ場を作らないと、やって行くのは無理だろう。
Chelsea (3-4-3): Begovic;
Zouma, Terry (c), Ake;
Moses, Fabregas, Chalobah, Pedro (Azpilicueta 72);
Willian (Kante 80), Diego Costa, Hazard (Loftus-Cheek 85).
Unused subs: Eduardo, Cahill, Kenedy, Batshuayi.
Scorers Pedro 64, Diego Costa 89
Booked Pedro 48
Wolverhampton Wanderers (4-2-3-1): Ikeme; Coady, Batth (c), Hause, Doherty; Price, Saville (Saiss 83); Costa, Edwards, Weimann (Wilson 74); Bodvarsson (Ronan 83).
Unused subs: Burgoyne, Stearman, Evans, Saiss, Rona, Enobakhare
Booked Saville 20, Weimann 32
Referee Jonathan Moss
Crowd 30,193
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