Attenborough氏は1923年生まれ、公式ページによると、1940年代後半、映画Brighton Rock(グレアム・グリーン原作の一部でカルト的な人気の小説)に初めての主役をもらったとき、体力、体型作りにフットボールチームの練習に参加したらどうかと言われて、Chelseaに参加して以来のChelseaファン。
69年から82年にかけては、Chelseaの役員会にも名を連ねていたが、本業が忙しいこともあって、84年からはLife Presidentという名誉職に就任。 Abramoviciの代になっても、その役割は変わらなかった。
もともとはイギリス得意の舞台出身だが、「34丁目の奇跡」や「大脱走」、「ジュラシックパーク」など無数の映画に出演している。
60年代の後半には当時人気絶頂だったスティーブ・マックィーンを何気なく選手控え室に連れて来て、選手たちの度肝を抜いたとか。
俳優としてだけでなく、監督としても成功。 83年に製作、監督した「Gandi」では、アカデミー作品賞と監督賞を受賞、言わばその道の頂点を極め、Lordの称号を与えられた。
2004年Zolaの送別パーティで心温まる送別の辞を読まれていたのが今でも記憶に残っている。
流石、Lordは住んでるところが違う。 |
数百万ポンド以上も価値のある美術品を売却整理し、2011年には高級住宅地Richmondにある自宅を、もう戻ってくることはないから、と12百万ポンドで売却したとのこと。
各クラブにはシンボル的な有名人のサポーターがいるものだが、中距離走の金メダリストでロンドンオリンピック実行委員長だったSebastian Coeと並んでLord Attenboroughは、そこらへんのお笑い芸人やスポーツマンのサポーターとは一線を画した、格調の高いサポーター、Chelseaのクラスを象徴する一人だった。
Chelsea、もう一人の文化人サポーター |
今でも、しょっちゅうBBCの野生動物ドキュメンタリーではAttenborough氏の重厚なナレーションが聞こえてくる。
謹んで、ご冥福をお祈りします。
Please rest in peace.
Lord Attenborough, Rest in Peace. |
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