何とも評価の難しい試合だった。
出足からChelseaがゲームをコントロールした、早い時間帯にリードしたが、決め手にかけ追加点がとれないまま、前半終了間際にキーパーからのフィードを最も警戒すべき組合せ、アグボン・ラホールとベンテケに決められて同点。(相手の得点源はベンテケしかなく、チャンスメークはアグボン・ラホールしか出来ないと言うのは明らかなのだから、この二人の組合せでの失点と言うのは、なんとも情けない。) 後半も決め手に欠けたが、ランパードからのフリーキックをイヴァノビッチがきれいなヘッダでリード、必死になって攻め上がるVillaの攻撃を抑えきって、勝った。
と書けばそれだけのことだが、Chelseaの攻めには得点の匂いがせず、Villaの方が攻めに迫力があった。 チェックのファインセーブがなければ、後半追いつかれ、テリーのハンドを見逃してもらわなければ負けていた試合であった。
勝てたのは、ホームで勝つんだというJoseの意思の効果だったような気がする。
昨シーズンだったら、ズルズルと後半に追いつかれたり、逆転されていたような気がする。
攻めの問題は、ボール回し。 横と後ろにまわすパスばかりで、迫力がない。 バルサのパス回しは、パスを回しながら思いかけない動きで血路を開こうという意思が見えるが、昨日のChelseaは単にパスを回しているだけ、迫力のないこと夥しい。 結局中へ切れ込めるのがアザールだけで、行ったり来たりしながら、アザールが切れ込むのを待つ、隙間ができたらオスカルが打つ。 アザールもドリブルにスピードはあっても、プレーの切り替えにスピードがないから、ボールを持って考えている間に相手DFがスペースを埋めてしまう。
Mataが右サイドで起用されたが、全くいいところなし。 コンディションが上がっていないのか、ポジションが合わないのか、モーリーニョと会わないのか。
この歯がいない攻めをどう変えていくかが、監督の手腕だろう。
いずれにしても、開幕2連勝、とりこぼしがなくて、良かった。
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