Chelsea Factory

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火曜日, 12月 18, 2012

お前らヤル気があるんか!


と、来日メンバー中一番若いPiason(いい選手なんだ、これが)が先輩達を一喝したとか。
ブラジル出身のPiasonにとって、世界レベルでは二流のブラジルチームに負けるなんて想像できない、未来永劫帰郷するたびに言われてしまう。 コリンチャンスファンの熱狂に比べればファンも含めたチェルシーサイドの覇気のないこと、が苛立たしい。

Piasonでなくとも、クラブワールドカップでの敗退への苛立ちは良くわかる。
しかし、イングランドのクラブにとってクウラブワールドカップは過酷なプレミアのスケジュールを妨害する、サッカー後進国での金儲け目当ての所詮は3流トーナメント。 優先順位ではリーグカップの更に後ろぐらいの位置づけしかない。

これ負け惜しみ。 Sour Grape。
勝っていたら、世界チャンピオン!、世界チャンピオン!と大騒ぎするところ。

しかしまあ、
19日 Leeds (A Captial Cup)
23日 Aston Villa (H)
26日 Norwich (A)
30日 Everton (H)
2日 QPR (H)
5日 Southampton (A FA Cup)
と続く殺人的なスケジュール。
これで、クラブワールドカップに死ぬ気で頑張れと言うのは無理じゃないか。

最近の調子から決勝前に負けてしまうのじゃないかと心配したが、決勝戦まで残り、決勝の試合でも実力は上であることを見せつけたから、まあ、良しとしないといけないような気がする。


Leeds戦を控えて、チェルシーは試合後すぐに帰英したかったようだが、深夜に飛行機は飛べず、翌朝まで待たされた。本国では日本の騒音条令までチェルシーに不利に、と報じられていた。
因縁のリーズ戦、本来は何があっても勝たないといけないのだが、ベニテスだし、リーグカップだし、さすがにメンバーは落として、その後のプレミアにそなえるのだろう。 (もっとも、今シーズン勝てそうなのはこのカップぐらいのものだが。)

ところで、敗戦の翌日読売新聞の李さんが、ランパードを出場させたこと、目立った活躍もできずベニテスが情にほだされたのが敗因みたいなことを書いていたが、完全な見当はずれ。 プレミア、チェルシーに対する理解不足。

1、ベニテスは情にほだされるような男ではない。 (アブラモビッチから圧力がかかることはあり得るが、ランパードに対してベニテスが情にほだされるなどということはあり得ない。) 先のスケジュールを踏まえた上でのローテーション起用。 経験値がプラスになれば、儲けぐらいの感覚。

2、3人の中盤の一人(オスカル)がランパードに弾き飛ばされた訳ではない。 スリーアミゴは、はまればいいが守備的な相手にはずるずとはまらないまま、徒に時間を使うケースがままある。 3人ともフィジカルに強いわけではなく、後のことも考えるとできるだけ休ませたい。 ベニテスは3人の内二人を使ってやりくりしたいという起用を良く見せる。 モーゼズは他の3人より直接的ではまれば得点機を繰り出す力がある。

3、ランパード起用の直接相手はミケル。ミケルは基本的に目立った活躍をするプレイヤーではなく、ゲーム中1-2度いいプレーをする程度。 彼との比較ならランパードも何度か驚くようなパスを出していた。 ミケルと異なってランパードのせいでコリンチャンスに攻めの機会を多く与えたということもない。 基本的にはチェルシーの方がボールキープ、攻めていたし。

4、敗因は簡単、トーレスがゴールエリアで活躍できず、決められなかったこと。 
(何時ものことじゃないか、何を今更、とチャチャが入った。 だから、敗因なんて考えるべきじゃないんだよなあ。 虚しくなるだけ。) 


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