あらっぽいプレーだが、いつの間にかプレミアの中位クラスに定着しつつあるStoke、フィジカルが強い、ごっつい攻撃力で侮れない。アウェイでは過去に何度も苦戦している。
アザールが前日筋肉の違和感を訴えて、ベンチにも入っていないと言うのは、不安。
ガチガチぶつかってくる、緊張感のある立上りで、出だしはどちらが特に主導権を立っているとも言えない展開。Stokeもボールを取ると、結構回して、前に運んでくる。試合が落ち着くにつれ、10分過ぎぐらいから当然チェルシーが主導権を握り始め、Alonso が倒されて得た左サイド、ゴールまで25ヤード程度のフリーキック。
ウイランのフリーキックは壁の隙間から低い弾道でゴール左側へ、ゴール中央にいたキーパーが横っ飛び、辛うじて弾くも、弾かれたボールはサイドネットにゴールイン。
早い時間帯の失点で、Stokeは戦意喪失、ガタガタと崩れて6-0かと思ったが、相手のホーム、そうは簡単に問屋が卸さなかった。
チェルシーの攻めがいまいちつながらず、前線ではコスタが執拗なマークにあって、何度も倒されるが、中々ファウルを取ってもらえない。イライラしてレフェリーに文句を言ったらカードをもらってしまった。このままでは、コスタが暴走して2枚目をもらうのでは、とチェルシーファンは冷や冷や。
そうこうしているうちに、ロングボールからゴール前へのクロスを見事に頭に合せられて失点と思ったら、ヘッダの直前にアスプリクエタが倒されて結果フリーになった、として、ノーゴール。
ほっとししたのも束の間、今度はクロスをクルトワが簡単にハイキャッチしたと思ったら、その下で相手選手をケイヒルが押し倒したとして、PK。 確かに、ゴール前クルトワの周りが真空地帯のように誰もいなかったのは、不自然だったが、ケイヒルが相手をたおしていたからだ、と。しかし、ビデオを見てみると、確かに後ろから接触はあるが、自分で前のめりになって転んでおり、とてもPKと言えるようなプレーではなかった。こかされたウォルター自身、アピールもしてなかった。
このまま後半へ。負けるとは思わなかったものの、コスタのイライラとダイレクトな相手の戦法に簡単には勝てない感じ。
特にアザールの不在で、玉手箱のビックリするようなプレイが期待できないだけに、ここは引き分けかなあ、と言う気になった。しかし、後半進むにつれ、チェルシーのスルーパスが時々通るようになり、結構チャンスが生まれ始めた。見ている方としては、もしかしたら行けるかもしれない、と。
残り20分でセスク投入、モーゼスを下げて、アロンゾが下がったシンプルなバック4にフォーメーション変更、攻めの姿勢を表面に出すと、何度も決定的なチャンスが生まれるも、キーパーの好セーブやバーのせいで得点には至らず。
ここで、Conte、後ろ目のマティッチに替えて若いロフタスチーク投入。ロフタスチークはとにかく攻めろという使命。長身のマティッチがいなくなることで、守りのリスクはあるけれど兎に角点を取るのだと言う姿勢。実際交代直後は数分ストークの時間帯もあったが、チェルシーがボールを取り返すと前でロフタスチークが粘って、コーナー。ゴール前の密集でストークのクリアミスに反応したケイヒルが決定的な得点、で勝負あった。
リードすると直ちにConteはウィランを下げてDFのズーマ投入、バック3、2ウィングバックの守備固め。 この後は、守備固めの筈がチャンスがより訪れたり、ストーク側が余計なカード二枚目の退場者が出たりしたが、兎に角狙った通りの勝利。
例によって、Conteは点が決まると大喜びのパーフォーマンス、膠着した状態で選手交代してもなかなか結果は出ないものだが、プランBを見事に決めた。
引分けてしまわずに、勝つところが今シーズンは強い。
Away)Chelsea (3-4-3): Courtois; Azpilicueta, David Luiz, Cahill (c);
Moses ( Fabregas 70), Kante, Matic (Loftus-Cheek 82), Alonso;
Willian ( Zouma 88), Diego Costa, Pedro.
Unused subs Begovic, Ake, Chalobah, Batshuayi.
Scorers Willian 13, Cahill 87
Booked Diego Costa 17, Fabregas 90+1
Stoke (4-4-2): Grant; Bardsley, Shawcross, Martins Indi, Pieters; Ramadan (Crouch 90+2), Cameron, Allen, Arnautovic; Walters, Berahino (Diouf 61).
Unused subs Given, Muniesa, Whelan, Afellay, Adam.
Sent off Bardsley 90+3
Booked Bardsley 40, Pieters 65, Martins Indi 65, Cameron 90
Referee Anthony Taylor
Crowd 27,724
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