首位を守ったので、急上昇とは言えない かもしれないが、2連敗のあと連勝街道 驀進なので、急上昇は未だ続いている。 |
凄い、7連勝、首位の座確保。
直接対決のSpurs以外、上位チームは全部勝っているから、一試合でもこけたら、致命的に転がり落ちる。
最も強敵と思われたSpursに勝ったのは大きい。
週中、Spursはメンバーを落としてチャンピオンリーグ敗退、そのショックはあるものの、何とかここは勝たないと前試合メンバーをおとした意味がない、と必死。
Chelsea (3-4-3): Courtois;
Azpilicueta, David Luiz, Cahill (c),
Moses (Ivanovic 80), Kante, Matic, Alonso;
Pedro (Oscar 83), Diego Costa, Hazard (Willian 76).
Unused subs Begovic, Fabregas, Chalobah, Batshuayi.
Scorers Pedro 44, Moses 51
Booked David Luiz 18, Willian 85
最近試合前の照明等派手、ダサいけど |
Tottenham (4-2-3-1): Lloris; Walker, Dier, Vertonghen, Wimmer; Wanyama, Dembele; Son (Winks 65), Alli (N’Koudou 73), Eriksen, Kane.
Unused subs Vorm, Carter-Vickers, Trippier, Onomah, Janssen.
Scorer Eriksen 11
Booked Dembele 26
Referee Michael Oliver
Crowd 41,513
今や、先発メンバーは不動、と言うか連勝中なので、変えるに変えられない。 母親の忌引き休暇でブラジルに帰ったWillanが定位置をPedroに奪われて、奪取できない。
それにしても、控えがCesk、Oscar、Willanそれにバットマンという豪華さ、でも彼らの入る余地がないのも事実。
すごいなあ、と感心していると、開始直後からSpursの厳しいプレスに押されっぱなし。 ボールが自陣にピン止め状態で前へ行かない、ルーズボールはことごとく取られる、情けない有様。
手前で倒れているのがダヴィド、奥で倒れているのがケイヒル 呆然と立ち尽くしているのがアズプリクエタ。 情けない。 |
誰も止められないような素晴らしいシュートではあったが、こらあ!、スパーズで警戒が必要なのは、ケーンとエリクソン、この二人だけ。 この二人は絶対に自由にさせてはいけないと言うのに、そのエリクソンにきれいに決められたのでは、何のための3バックだ! 3バックは実質5バックに転換するから防御優先のフォーメーションというだけでなく、センターバックを3人投入するから防御優先と言われるのに、その3人がことごとく交わされて、エリクソンにシュートするスペースを与えてしまった。 ええい、恥を知れ。
ここで先行されて目を覚ましたかと言うと、全く覚めなかった。 立ち上がりほど一方的ではないものの、厳しいプレスに自分で後退する場面が目立つ。それでも何とか、多少はボールを前に運べるようになって、前半終了間際にPedro が見事なカーリングシュートで追いついた。
まあ、こうなるとペースはチェルシーに一気に移って、後半早々勝ち越し、その後も互角ながら決定的チャンスはすべてチェルシー。スパーズは遠くから打つのが精一杯、そんなシュートが一試合二本も決まるわけがない。75分にアザール(あまり調子良くはなかった。)を下げて、以降露骨に守りに入る。 さすがイタリア人監督と言うところだが、コンテがここまで守りに走ったのは珍しい。 終了の瞬間、カップ戦の決勝でもないのに、ケイヒルとアロンゾが地べたに倒れこんだ。
先行されたものの前半で追いついて、後半簡単に勝ち越し、逃げ切り、想定通りの展開のようにも見えるが、その実さすがダービー、選手へのプレッシャーは半端なかったのかもしれない。
苦戦の原因は、Spurs がケーン、アリ、ソンの3人でチェルシーの3バックに徹底的にプレスをかけ、バックから前線へのパスコースを消してしまい、結果チェルシーは両サイドが下がったフラットな5バックになることが多く、コンパクトなスパーズの中盤に競り合いで支配されてしまったことにあるそうだ。
スパーズ・ファン |
Spursは結局、チャンピオンリーグも敗退、チェルシーにも負けて首位との差が広がる、最悪の週。
でも、所詮Spurs、勝つことには慣れてなくて、最後は負けることに慣れているから、特にショックはないだろう。