Chelsea Factory

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金曜日, 3月 27, 2015

Cudicini アイルランド代表コーチに

Hull戦でのクルトワの失敗でクディチーニに触れたら、クディチーニがアイルランド代表チームのコーチになったという小さな記事があった。

イタリア人のクディチーニがなんでアイルランドのコーチに?と思ったら、アメリカMLSのチームを退団してフリーになった今年、B級コーチライセンスの研修をアイルランドで受けていて、そのままコーチになったとのこと。 コーチと言うのが全般的なコーチのことか、キーパーコーチのことかは、分からない。B級プロライセンスと言うのはキーパーコーチなんかが対象なのだろうか。

それはさておき、Hull戦での失敗をキーパー人生で3回ぐらいはするであろうと書いたが、結局レミーのゴールのおかげで勝ったので、それほど酷い失敗としては記録にも人の記憶にも残らず、3回のうちの一つに勘定する必要はないかもしれない。

ヘマ、Blunderと言うのは、ひどい結果になったような失敗を指すので、勝った試合の失敗はちょっとしたミスと片付けることができる。
David James 引退後解説者等としてTVに出ていたが、
最近、自己破産を申請したとか。何時までたってもCalamity。

例えば、日韓ワールドカップで、アーセナルのシーマンは前へ出過ぎて浮かせられたシュートを、頭上でお手玉、後ろへそらして負けた。 必ずしもシーマンのヘマとは言えずシュートが上手だったと思うのだが、シーマンのヘマと言うことになって、その後シーマンが出てくると相手チームのサポーターは頭の上で手をヒラヒラしてからかった。 
リバプールやアストンビラで番を張って、代表キーパーを何度も務めたDavid Jamesなんかは、数えきれないぐらいヘマをしでかして、西部劇の悪役ヒロインCalamity(厄病神) Janeから借りてきた英国のコミックCalamity JamesになぞらえてそのままCalamity Jamesとしょっちゅう新聞に書かれた。

トンネルしてうなだれるTaibi
今でも覚えている、有名な写真だ。
しかし、キーパーのヘマと言うので忘れられないのは、ManUのMassimo Taibiだ。
99/00シーズン、シュマイケルの後任としてイタリアから来たTaibiだったが期待外れ、極め付けがサザンプトン戦で、勢いのない何でもないシュートを胸の正面でがっちり受け止めて、両手で抱え込みながら前へ倒れたら、ボールはそのまま股の間を通り抜けて、ゴールへ。
あまりに衝撃的なヘマで見ていて呆気にとられてしまった。
正キーパーにはなれず、最終的にはフランス人のバルテスがシュマイケルの後継者となった。
今でも、ManUのWorst XIで検索すれば、キーパーはTaibiの名前が載っている。



イングランドの代表キーパーはシーマンの後、ジェームズが一応穴を埋めていたが、消去法で残っただけで、Hartが出てくるまで試行錯誤が続いた。
イタリア人のクディチーニを帰化させろと言う意見が真面目に出たぐらいだ。

代表に選ばれたPaul Robinson。
心なしか、緊張で顔が引きつっている。

代表候補の一人が当時Aston VillaにいたPaul Robinson。若手で悪くはない、と将来を嘱望されていた。 ところが、2006年のワールドカップ予選、クロアチア戦に起用されて、無難にこなしていたところ、何でもないバックパスを見事に空振り、ボールはそのままネットに。
イングランドは勝っていた試合を引き分け、その後中々出場を決められなかった。
相手チームから何のプレッシャーがあった訳でもなく単純な空振り、ビデオで見てみるとピッチに小さなくぼみがあって、僅かにイレギュラーしているように見える。そういう意味ではRobinsonには可愛そうだったのかもしれないが、良く見ないとわからない程度のイレギュラーで、それが理由で空振りするほどではなかったようにも見える。
結局、 結局イングランドはワールドカップに出場したが、Robinsonは行けなかった。

こう見返してみると、結果に影響がなかったので、クルトワが犯したのはヘマではなく、やはりチョットした小さなミスだったと言うことだ。

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