Chelsea Factory

Chelsea Factory
Chelsea FC has a long history.       Contact : change2013lifeofyos@yahoo.co.uk

日曜日, 3月 08, 2015

横浜タイヤがシャツスポンサーに

FAカップで屈辱のジャイアントキリングされてしまった結果、試合のない週末が生まれてしまった。
PSG戦の準備が落ち着いてできるという利点があるが、チームの調子というのはそんなに単純なものではなく、過密スケジュールの中で必死に戦う方が、調子に乗って好調が持続するということも良くある。 

その点PSGは開幕から調子に乗れなかったが、ここへきてダッシュがかかって、この週末ついに首位に追いついたとか。嫌だなあ。

















暇だからちょっと考えた。

2月27日にChelseaは新しいシャツスポンサー契約を横浜タイヤとの間で、年間£40Mil、4年契約を締結したと発表した。 4年後の延長オプション付だ。

Samsungとの契約が今年で満了することから、新しいシャツスポンサーと交渉を進めていることは周知の事実だった。 一時期はトルコ航空でほぼ確定との噂がネットを席巻し、一部にはこれが新しいユニフォームだ、ともっともらしく画像までリークされた。
                                                             トルコ航空ではあまりイメージ良くないなあ、ギャラサタレイはどうするんだとか、詮無い噂をしていたら、大逆転で横浜タイヤに決まった。
大逆転というのは交渉経緯からみて逆転したと言う意味だが、トルコ航空は曲がりなりにも英国人誰でも知っているが、横浜タイヤを知っている人はきっとゼロ、ニルだろうと思うので、そういう意味での大逆転だ。

10年前Peter KenyonがSamsungと年間£18Milの10年系契約を締結、すごいいだろうと自慢していたが、10年と言う期間を考えたとき、本当にいい契約と言えるのだろうか、と疑問を持った。それも当時契約していたEmiratesに違約金を支払っての契約でKenyonのビジネス手腕を自慢する以外の価値が本当にあるのだろうか、と疑問を持った。
その後、ManUが年間£50Milの契約を締結。Chelseaの£18MilはまだまだChelseaの商品価値が低いことを象徴するかのような金額になってしまった。
          
今回の年間£40Milは、ManUに次ぐ世界で2番目に高い契約だそうなので、それは結構なことだ。FIFAが主導するFinancial Fair Play(クラブで使えるお金は、フットボールから上がる収益の範囲内に限定する方針)で、クラブの予算が限定される中、こう言う収入の意味は非常に大きく、少し足すだけで、毎年トーレスが買える!

横浜タイヤの業績を調べてみた。
最新2014年12月期 連結売上高 6,253億円
                                      (国内3,744億円、米国1,455億円、その他1,553億円)
                            純利益 405億円

日本第3位の大手タイヤメーカーだそうだ。
うーん、大企業なんだろうけれど、超大手と言うほどではない。
トップのブリジストンの売り上げは、3兆5000億円で、2位の住友タイヤと横浜タイヤが一緒になってもその半分に全然届かない。 ブリジストンは世界1で抜けているが、世界規模ではミシュランやBFグッドリッチがブリジストンを追っている。 特に米国や海外の売り上げが大きいわけでもなく、ちょっと、世界のトップ企業の一つと言うのには足りないように思うが大丈夫かな。

年間£40Milと言うのは、今の為替だと、72億円ぐらいになる。純利益の18%ぐらい、総売り上げの1%以上だ。 タイヤを買う人はたとえば8万円払うと、800円がChelseaのシャツに載る広告費に費やされることになる。 やっぱ大丈夫かな。

横浜タイヤはテレビの夜9時10時台の広告枠を持っている。あのコスト、単価と、一旦放映されれば世界中で90分間YOKOHAMAの名前がテレビに映し出されることの単価を考えれば、決して高い買い物ではない、との経営判断があったのだろうと思う。

横浜タイヤのトップにフットボール好き、Chelsea好きの人がいたのだろうか。
トップの物好きで高い買い物をしたと、4年後に言われることの無いよう、Chelsea、横浜タイヤ双方にとってWin Winの結果となることを祈る。

0 件のコメント: