背が高いからすぐバレる |
試合前の人混みの中、背の高い青い目が小走りに行くのはどこかで見た顔、と思ったら、マティッチ君だった。 C/Lには出場資格がなく、ベンチにも入れないから、直前にスタジアム入りということなのだろうが、目ざとい子供に見つかると、立ち止まってサインせざるを得ない。 サインが終わると小走りではなく全力疾走で向かうが、また子供につかまるを繰り返して何とか、スタジアムに入っていった。
C/Lでは席にチェルシーのブルーチェッカーフラグが置かれていて、ブルーフラッグを振りながら応援、記念に持って帰るのが常になっているが、今回はMathew Harding下段に何時もとは違って、C/Lのカップ、UEFAのカップ、プレミアのトロフィーをかたどった巨大なフラッグが広げられる。
We're the only club with European cup, European Cup, European Cup!
Mathew Harding 上段では青と白のパネルを持った人が、青白チェッカー模様を描く。
で、思い出した。 03/04年のチャンピオンズリーグ、ラニエリの元で宿敵Arsenalに新しい時代の引導を渡し、
セミファイナルまで進んだ久しぶりのC/L。
相手は実力的に劣るAS Monaco、決勝まで行けると皆が思った。 Awayで1-1の試合展開、マケレレが相手の退場を誘って、相手は10人、Awayゴール付き、余裕を持ってのホームに帰れると思ったとき、既に監督交代かとのプレッシャーに悩まされていたラニエリがきれいに勝って帰りたいと、故障でベンチにいた八セルバンクを投入。 前ががかりに行ったところが、カウンターで2失点、1-3で敗北。 ホームでは2-0なら抜けられる、と青白パネルの人文字で2-0と不揃いに描き、実際Lampardのゴールで一時は2-0とリードしたが、モリエンテスに決められてAwayゴールを献上、結局2-2の引き分けで、長い勝てないC/Lが始まった。 因みにこの時のチャンピオンがPortで監督がモリーニョ、シーズン後ラニエリがモリーニョに変わって、Rest is a History.
流石に、このときのことを覚えている人間がいたと見えて、2-0の人文字はなく、単に青白チェッカーだけだった。
しかし、PSGはチェルシー以上にお金をかけて売り出し中の金満チーム、フランスリーグではトップを独走、C/Lもここまで危ないところなし、唯一の弱点は監督だが、1点でも失点すれば3点取っても勝てないゲーム、正直難しいだろうなと思っていた。
4月14日対PSG 2-0 開始直後に勝利を確信 |
攻めてもなかなか点が取れず、このまま前半終わると嫌だなと思っていると37分に得点。 かさにかかって後半も攻め続けるが、得点できないまま時間が過ぎる。
FW3人使いで台所の流しを放り投げ、バスタブも放り投げると劇的な87分Baのゴール。
得点してお祭り騒ぎのセレブレーションに飛び込んだモリーニョは一人、残り7分守りきるんだあ、と選手たちに冷や水を浴びせかけるおまけ付き。
87分と言う時間帯が絶妙でその後守る時間も少なくて済み、見事なベスト8勝ち抜けセミファイナル進出。
と言うわけでPalace戦での敗戦を乗り越えて、後全部勝てばプレミア、C/Lダブル制覇の可能性も、と意気揚々。
どちらか優勝したらパレードすると周辺住民には手紙を出して準備を始める始末。 そんなトラタン、早とちりをしてその通りになんてなったことがない。
3月13日 Swansea Away 0-1 Awayトリップの前早朝のStamford bridgeで記念撮影 |
それでも勝ったから良いものの、続く最下位のSuderlandにまさかの敗戦。
モリーニョ前回就任以来のホーム無敗記録が途切れるという歴史的な敗戦になってしまった。
降格確定と言われたSunderland、Poyetを残留に近づける貴重な白星をプレゼントしたことになった。 これで、再び自力優勝の可能性消失、どころか次のLiverpoolに負けると、残り2試合を残して、Liverpool以下が確定してしまうという屈辱を味わうことになってしまう。
C/LセミファイナルもAwayでAtletico Madridに0-0、ドロー。 Awayゴールを決めていればホームは0-0ドローでも良いところ、決められなかったことからホームでは勝たないといけないという厳しい状況になった。
それでも、プレミアは無理でももしかしたらC/Lはいけるかも、とかすかな希望。
0 件のコメント:
コメントを投稿