Chelsea Factory

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日曜日, 5月 09, 2021

5月8日 Vs Man City (A) 2-1

 FAカップの準決勝で勝って、すぐまたチャンピオンズリーグ(C/L)の決勝で当たるが、ManCに3連勝することは考えにくい上に、連戦で選手は疲労の極に達しているから、休ませるとすればこの試合。しかし4位確保のためには簡単に捨てて良いと言う試合はない。困った。

ManCの立場に立って考えると、ここで勝てばプレミアの優勝が決まるので、きれいに勝って決めたいが、やはり連戦の疲れをとるため選手は休ませたい。C/L決勝の相手に連敗は心理的に良くないから、ガツンと叩いておきたいところではあるが、逆に総力戦でぶつかって負けたりしたらショックが大きい。ここは控え優先で手の内は見せないようにしようか、、、。

試合前City優勝の瞬間を祝おうと
集まったCityファンが暴れたらしい。
ご愁傷様。
メディアでは、C/L決勝の前哨戦と煽っているが、内実は両チームとも今一乗り切れていない。 結局チェルシーは前戦からマウント、ハバーツ、ジョルジーニョ、チアゴを休ませ、ManCはC/Lセミファイナルから先発9人入替え。チェルシーは選手層が厚いから戦力のダウンは殆ど感じさせないが、ManCはデブリンナ、グンドガン、マハレズ、フォーデンと嫌な選手がいない。 結局ManCにとってはプレミア優勝はもう既定で、特にこの試合の重要性は認めていない、と言うことだろう。

立ち上がりはまたManCがボールを回して、やや優勢だが特に決定的なチャンスを作るわけでもなく、そのまま前半終了かと思ったところで、クリステンセンが最終ラインでひっくり返って抜かれ、中央にいたアグエロがフリー、ワントラップで決めようとしたら、横からスターリングが決めて、先制された。アグエロはゴールを横取りしたスターリングに不満顔。もう少しで前半終了と言う最悪の時間帯での失点、しかもクリテンセンは怪我で退場とチェルシーは不運、クリステンセンの交替要員ズーマは準備が整っておらず(トゥクルお冠り)、残り2分は10人で戦うことになった。

メンディは一瞬横に飛んで、
ゆっくり立上り、内心ニコッと笑って、
差し出した大きな左手に、ボールはスッポリ。
続いたプレーでギルモアがPK献上、泣きっ面に蜂とはこのことか、ここまで互角に戦って来たのに、前半最後の2分で2点取られたら、ジエンド、今日の試合はここまで。PKを蹴るのはついさっきゴールを横取りされたとブーたれていたアグエロ、泣いたカラスがまた笑った、状態。で、アグエロのPK、メンディは完全に裏をとられたと皆目を一瞬つぶって、目を開けたら、ありゃ不思議、山なりのボールがゆっくり飛んでくるところ、メンディが気を取り直して立ち上がって笑顔で差し出した手の中にすっぽり。まるでコント状態。お蔭でチェルシーは首の皮がつながった。


後半はリードしたManCが攻める意欲を失ったこともあり、チェルシーが有利にボールを運ぶと、63分、アスプリクエタの折り返しをZHが決めて、久しぶりのドヤ顔。その後もチェルシーの方がやや押すものの、何となく両者とも点が入る気配がなく、お約束事のように引分けかと思ったロスタイム、空気が読めない途中出場のハドソンオドイが頑張ってボールを前に運び、ベルナーが切れ込んで、折り返しをどうしてもここで存在価値を見せたいアロンゾが決めて、チェルシーの逆転勝ち。

Man Of The Matchはオフサイドで2ゴールするなど無駄に沢山走り回って、最後にアシストしたベルナーか、いや、流れを変えたアグエロだろう。

残り3試合、3位に浮上。試合数が1試合少ないWest Hamと勝点6差、リバプールと8差、恐らく後1勝すれば4位内は確保できるだろうから、次のアーセナル戦に勝って実質的に4位を確保してしまいたい。

一方4位に転落したレスターは、残りがManU、チェルシー、スパーズと対戦相手が厳しい。

レスターは3戦全敗の可能性もある。ついては、目標を経済的にメリットの大きい4位以内に定め、チェルシーとのFAカップファイナルは主力を休養させて、次のリーグ戦でのチェルシ―との対戦に集中すれば良い。

この場合、アーセナルに勝った後であれば、チェルシーはレスターとのリーグ戦の方の主力を休ませて、FA カップ、C/Lファイナルに意識を集中すると約束してあげる。これが恐らくチェルシーにとっては最善の筋書きだろう。

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