Chelsea Factory

Chelsea Factory
Chelsea FC has a long history.       Contact : change2013lifeofyos@yahoo.co.uk

土曜日, 5月 25, 2019

プレミアリーグ18-19シーズン 全般的な回顧

かいことキー・インすると解雇と変換される。
そうだ解雇! チェルシー関係者全員解雇! サポーターも解雇!と叫びたくなりますが、解雇ではなく、回顧です。

一年各チームとも一所懸命やったにしては、何とも意外性のない順位。シーズン初めの予想と殆ど変わっていない。
トップ2チームは99人の予想そのまま、降格3チームも大方の予想とはフルハムとブライトンが入れ違ったが、普通にあり得る想定の範囲内。
恐らく一番の予想外、大穴はウルブズの7位。これは大殊勲、というかトップ6が何故このチームにコロコロ負けたのか、何故トップ6にこれだけ善戦しながら、とても追いつけそうもないのかは不思議だ。

優勝したマン・シティはこの10年間常に優勝が可能な豪華な戦力を保持してきた。それが出来なかったのは、まともな能力のある監督が指揮を取らなかったから。昨年、2年目のグァディオラが記録的な成績でリーグを制覇したのは、いわば当然のこと。この10年間マンUやチェルシーが優勝できたのはいちにかかってシティが自滅したからだと思って来た。(レスターは奇跡だから別次元の話) 従って、このシーズンも勝ち点98と言う高勝点で優勝したことは、驚くに当たらない。 こんなチームをこの一年間4チームが良く破った(4敗)と思う。
スター選手を獲り揃え、人間を入れ替えてトップクラスを維持していくのは難しい。ヤヤ・トーレとシウバの周りを高価な選手で固め黄金時代を築き、少しづつアグエロとスターリング、ベルナルド・シウバのチームに移行し、惜しげもなくサネやヘススのような優れたプレイヤーを放出しようとしているチーム作りには感心する。(その財力に)

そのシティを最後の最後まで追い詰めたリバプールは予想以上の大躍進。サラ、マネ、フィルミノと3トップで攻めまくる攻撃陣には敵わない。何しろ、サラとマネが二人でプレミアの得点王を分け合うと言うのだから、あり得ないことだ。
去年までのプールは爆発的な得点力を持ちながら、それ行けえと全員で攻めに行ってカンカンと跳ね返されて大敗を喫し、長いリーグ戦を勝ち抜けるチームではなかった。それが高い金を払って獲得したベルギー人CBのお蔭か、そのような自殺行為がなくなり迫力満点だけが残った。(プレイヤーオブザイヤーが並み居るFWを押しのけてベルギー人CB ファン・ダイクと言うのがうなづける。)
勝点97は過去に優勝した時のマンUのどの勝ち点をも上回っているというか、これより大きな勝ち点を挙げたのは、今年と去年優勝したシティしかないのだからすさまじい。かって無敗で優勝した04年アーセナルがInvincibleなどと自慢しているが、引分け12の勝ち点90しかない。だからと言って、チェルシーファンとしてはリバプールを応援する気はサラサラない。 リバプールはリーグでは優勝してはいけないのだ、何故か知りたければ、ジェラードに聞いてみるがいい。

トップ6残りの4チームの順位は、ほぼ期初の予想通りの並び、敢えて言えばマンUがやや悪く、アーセナルが善戦と言うところか。このブログの主はマンUの不調はモリーニョのせいではなく、鈍重なポグバのせいだと思っている。
スパーズはエリクソン、アリ、ケーンの組合せは上位2強に劣らないものがあるが、昨シーズン補強ゼロでは選手層に難があるとシーズン前に考えられた。ケーンが戦列を離れた時点で悪い予感が的中かと思ったが、ソンが八面六臂の大活躍で一時はトップ2に迫るかとさえ思われたが、さすがに長続きはしなかった。ソンの爆発が薄れたと思ったら、今度は昨年加入したブラジル人、モウラの奇跡的ハットトリック、でチャンピオンズリーグ決勝進出、とヒーローが入れ替わったが、プレミアの勢いは問い戻せなかった。
最終的な4チームの順位はほぼ予想通りと書いたが、5試合を残したところでは何が起こるか分からなかった。ところがその後、4位確保のプレッシャーに全チームがグチャグチャになった。チェルシーだけが平常通りの結果を残したと評価する向きもあるが、チェルシーだって5試合で勝ち点6しかあげていない。他の3チームが信じられないぐらいの惨めな結果だった。最終5試合の勝敗は;
チェルシー 負分分勝分  勝点6
スパーズ  負勝負負分  勝点3
アーセナル 負負負分勝  勝点3
マンU   負負分分負  勝点2

5試合で勝点2とか3とかって、悲惨過ぎないか?
今年のように勝者が圧倒的に強くない限りは、ホームで勝ち、アウェイで分けを続けて行けばトップから離されない、一試合平均勝ち点2、にどれだけアウエイでの勝点プラス2を加算できるかで、優勝争いに加われるかどうかが決まる、と考えてきた。
しかし、今年の上記4チームはどれ一つとして平均勝ち点2、合計76にも達していない。
(チェルシーもマイナス4)
これではとても、上位2チームに肉薄することはできない。
これでは、ウルブズに負けるのも当然、来期も見通しは暗い。
プレミアは2強以外にチームのいなかった昔のスコットランドリーグや今のスペインリーグのように魅力のないリーグになってしまうのか。




0 件のコメント: