後半、モラッタが2得点して面目は保ったが、モラッタは相変わらず目をつぶっていても入るようなチャンスを、ゴール前で87度ほぼ真上に打って外しており、その他無駄にこけることが相変わらず多く、とても自信回復とは言えず、終始表情も堅かった。
前半でロフタスチーフの故障、普通ならモーゼスだが、連戦で次戦ではスパーズ戦を控えるにも拘わらず無理をしてアザールの投入は、モーゼスにはこのクラブでは未来がないことを如実に示している。と同時に早めのアザール投入は、モラッタを下げてワントップにする可能性を考えてのこと、モラッタの信頼度の低さにも一因がある。
更に、84分ハドソン‐オドイが交代を要求していたにもかかわらず、ファブリガスの交替を優先させたのは、恐らくこれがチェルシー最後の試合になるであろうファブリガスにスタンフォードブリッジの観客への別れを告げる機会を与えるためだった。
何度もスタジアムに手を振り、チームメートと抱き合ってピッチ外に出る時には瞳に涙が光っていたと伝えられている。
随分ベテランのような気がするが、16歳の若さでア―セナルのユースからプレミアデビュー、未だ31歳と大した歳ではないが、ジョルジーニョを優先するサァリの下ではリーグでの先発は殆どさせてもらえなかった。ただ、決定的に局面を変えるパスを出せる能力はジョルジーニョよりも高く、最近はサァリもそれに気がついだようだが、昔の同僚で、成績が低迷苦労している先輩アンリの求めに応じて、今月中のモナコ移籍が決定的となっている。
途中バルセロナに数年いたが、足掛け15年プレミアリーグで活躍、通算出場は501試合、アーセナルが303試合と言うから、チェルシーでは約200試合。しかし、アーセナルでは達成できなかったリーグ制覇を2度もチェルシーで成し遂げた。セスクが中心となっていた時代のアーセナルではトロフィーを一つも得られなかったのではないかと思うが、チェルシーでは毎年のようにトロフィーを獲得できた。前にも書いたように、アーセナルでは小賢しい軽薄なガキだったが、基本は単純な人の良い人間で、ピッチ上のプレーとは違ってすぐ意気に感じて感激するタイプの男、という感じがする。(ドログバやテリー或いはジョー・コールなんかがそうだろう、ランパードは少し違う。) 同じように生粋のアーセナルっ子のアッシュレー・コールが、テリー、ランパード、チェクと最終試合で涙を流してクラブを去ったシーンを彷彿とさせた。(数試合前、得点したアザールがベンチのセスクのところに走ってきたのもこの流れ。)
ところで、ハドソン‐オドイの交替要求に応えず、もう少しだから我慢しろ、というベンチワークはバイエルンやPSGから引合いが来ているオドイに、お前はチェルシーの選手だ、と言い聞かせているように思える。
Chelsea (4-3-3): Caballero;
Zappacosta, Christensen, David Luiz, Emerson;
Barkley, Fabregas (c) (Kante 84), Ampadu;
Loftus-Cheek (Hazard 41), Morata (Azpilicueta 74), Hudson-Odoi.
Scorer; Morata 48 and 59
Scorer; Morata 48 and 59
Unused subs: Kepa, Rudiger, Jorginho, Moses
Booked Barkley 40
Nottingham Forest (4-2-3-1): Steele; Daria, Yacob, Fox (c), Janky; Guedioura, Colback; Cash (Lolley 56), Carvalho, Osborn; Murphy.
Unused subs: Smith, Robinson, Yates, Dias, Appiah, Ahmedhodzic
Booked Colback 67
Referee Andrew Medley
Crowd 40,544
Booked Barkley 40
Nottingham Forest (4-2-3-1): Steele; Daria, Yacob, Fox (c), Janky; Guedioura, Colback; Cash (Lolley 56), Carvalho, Osborn; Murphy.
Unused subs: Smith, Robinson, Yates, Dias, Appiah, Ahmedhodzic
Booked Colback 67
Referee Andrew Medley
Crowd 40,544
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