Chelsea Factory

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木曜日, 8月 16, 2018

トランスファー雑感

クルトワを35百万ポンド程度で売って、ケパを£72Milで買ったと言うのは、
1) キーパーというのは、せいぜい£20Milが普通で、£30Milでも破格。
2) クルトワとまだ評価の確立していないケパでは、本来比較にならないほどクルトワの方がうえ。
と、非常識極まりなく、クルトワとの契約が残り一年で、来年になるとタダで行かれてしまうことから、レアルの脅迫に屈し、片方で狼狽買いの格好になった。

しかし、リバプールが£66Milと言うような非常識な価格で、新キーパ、アリソンなんかを獲得するから、ケパの£72Milに却ってスポットが当たってしまうが、契約期間が残り一年しかないクルトワを£35Milで売ったこと自体は破格のものだ。
そのうえでケパ獲得に実質的に出て行くお金は、£35Milはレアルがファイナンスしてくれたおかげで、72-35=£37Mil。 今後6年間のセーフハンドを確保したと思えば、それほど非常識ではない。
ケパはまだ23歳と若く、これから6年間正キーパーの座を守り続けることが出来るかどうかは未知数。 今後、£72Milの移籍金と言うレッテルが、ケパの背中に貼り続けられることになる。 
過去(’99年大昔のことだ)、史上最高価格£15Milで獲得したFW クリス・サットンは何の役にも立たず、最後はスコットランドで中村俊輔のパートナーとして再会することになった。 史上最高額と言えばFWで、次はシェフチェンコ、その後は£50Milで度肝を抜いたフェルナンド・トーレス、最後は昨年£56Milのモラッタ。 唯一、トーレスはチャンピオンズリーグ、バルセロナ戦のゴールのみで記憶に残る活躍となったが、基本はことごとく大外れ。
もう少し考えてみると、ドログバも史上最高かそれに準ずる価格でチェルシーに来たと思うが、最初の2年は大事なところで全く決めきれず、不満が渦巻いていたものの、3年目ぐらいからは誰も文句を言わなくなった。 ケパも移籍金のことなど皆忘れてしまうぐらい、定着してほしいものだ。

移籍と言えば、バカヨコがACMilanにローンになった。一年後£30Milでの買取りオプション付きだ。僅か一年で放出と言うのはかわいそうな気もするが、ミスが多く、隣のカンテとの差が大き過ぎた。
AC Milanで活躍してオプションが行使されることを望んでいる。(ルカクやデブリンナ、サラの例があるから、行った先で大活躍しても、もう悔しがらない。)
バカヨコは昨年£40Mil、5年で契約したから、オプションを行使されても£30Milでは£10Milの損と思うかもしれないが、会計的には利益が上がる。 普通の会計処理を行うとすれば、獲得した時の移籍金は資産計上されて、契約期間に応じて償却される。バカヨコの場合は毎年£8Milづつ費用計上、5年間で償却、現在の簿価は(40-8=)£32Mil、今期末ではさらに1年分償却されて£24Mil、AC Milanが£30Milでオプション行使してくれれば、その時点では£6Milの利益となる。 尤も、この1年、給料分+2年間の償却に見合う活躍をしたかどうかは、全く疑問だが。

ヴィクター・モーゼスがナイジェリア代表からの引退を表明、クラブと家族に専念すると発表した。まだ27歳、クラブに専念すると言うのはいいのだが、クラブでの位置は極めて微妙。 
モーゼスが働きを認められたのは、コンテの3バックー実質5バックで、大外のウィングのポジション。素早い上りと、必死のトレースバックが絶妙で、不本意だろうが特に守備面での貢献が目立った。こちらから見ての右サイドをあまり開けるとモーゼスが上がってくるから、と相手を牽制する効果が非常に高かった。 ところが、チャンスは多く作り、チャンスボールも多くもらったが、実際決めることが出来たのは、20本に1本、考えてみればスピードは折り紙付きだから、それで決めることが出来れば、既に一軍定着、或いはローン先で自分の場所を見つけていた筈、それが出来なかったのは、やはりFW/AMFとしては、髪の毛一本足りないのだろう。果たして、4バックのチェルシーで生き残れるだろうか。

サリは今の陣容は人が多過ぎると公言していた。ズゥマ以下トモリ、アイナやバチュワイと言った若手がローンに、さらに今回バカヨコは整理されたがコバチッチが来ることも考慮すると、まだ3/4人は多い。欧州からの買手はもう現れそうもなく、今季はこのメンバーで行くのかもしれないが、ケイヒル、エマーソン、ドリンクウォーター、セスク、モーゼスと言ったところが、余剰人員。 
Ampadu
ドリンクウォーターは無定見なフロントの犠牲になったと言う気がするし、セスクはコンテのせいで余計な希望を持たされたという気がする。

若手の中で絶対に放出せず、ことあるごとに使って欲しいのが、DF アンパドゥとMF/FWのハドソン・オドイ、10代の二人はこれからのチェルシーで実力派になれる二人。
もう一人、ルーベン・ロフタス・チークは精神的にリーダーとなれる素材だと思う。以前は期待の割に実力が伴っていないように見えたが、随分進歩している。
Odoiもまだ17歳
しかし、FWとして期待するのは無理、FWは来年クリスタルパレスから来るサハのために残しておかなければならない。ロフタスチークには、ランパードや今のジョルジーニョのような仕事が出来るように伸ばしてほしい。そのためには使う方もそのつもりで起用する意志が必要。

チームを引っ張る選手になれ、Ruben!
ところで、レアルがアトレティコに完敗して、狼狽え、再びアザール獲得に乗り出す、今度は£200Mil(約300億円)用意した、とか。
甘い誘惑に負けるなアザール、負けるなチェルシー、意地を見せろ!




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