夜8時からの試合で、お昼の2時からバスでバーミンガムへ向かう。
お天気は典型的な英国春の天気と言うか、朝から曇りで、晴れだしたと思ったら天気雨、バーミンガム手前から本格的な土砂降り、で一転晴れ、要は何でもあり。
試合も何でもありは困る、と思ったら立上り25秒でクルトワのナイスセーブに救われた。まあ、最初から一方的より、緊張感があっていい。
ホームでの試合では、立上りからWB(ウェストブロムウイッチ)は時間稼ぎの露骨な引分け狙いで顰蹙を買ったが、80分過ぎにチェルシーのコスタが個人技で得点するまで良く守った。 監督のピュリスは老獪という言葉がぴったりで、上位チームの監督にはなれないが、下位チームをプレミアに留まらせるような手腕は随一、一筋縄ではいかない。選手もフレッチャーやエバンス、ドーソンという上位クラスチーム出身の派手ではないがしっかりしたプレミアのベテランを揃えている。
しかも、WBはプレミアで最もセットプレーからの得点が多い、と。要は放り込みだから思わぬ失点の可能性がある。
前の席の女性二人、結構なお歳なのだが、良く叫ぶ。 |
で、時々カウンターを食らったりしながらも一方的に攻めはするが、得点は出来ず。後半は特に一方的に攻めまくるが、最後のピントが合わない。
そこで、コンテも考えた。相手がチェルシーのスピード、リズムに慣れてきている、このままでは何分やっても点は入らない。一旦リズムを変えてみよう。攻めの起点、アザールとペドロの二人は既に限界まで疲労している。2人を一度に下げて、ウィランに、ミッチー・バチュワイエ(通称ミツバチ)を投入、2トップに。実績のないミツバチには少し驚いた。
このように替えると、攻めのリズムが変わって、それまで一方的に作り出していたチャンスが来なくなると言うリスクがある。 実際、ミツバチは力が入り過ぎて、不要なファウルを犯したり、必ずしもワークするようには見えなかった。
やっぱりダメかな、と思ったところで、エリアのライン上ぐらいで、右サイドからクエタがサイドを変えてアロンゾへ、アロンゾが中央でフリーだったケイヒルへ、ケイヒルがドカーン。 のつもりがダフって、右のクエタへフワッと流れ、クエタがゴロのセンタリング、飛び込んだミツバチが一番先に追いつき至近距離からシュートもキーパーにぶち当てた。
やっぱ駄目かと思ったところが、ボールはキーパーを乗り越えて、コロコロと背中の方へ。あれ、入っちゃった。 感動すべきは、交代した選手が得点と言う、コンテの強さ。
やっと点が取れたと、喜んで、これが優勝への1点だと実感するのに、0.5秒ほどかかった。その後はお祭り騒ぎでもう大変。 WB側のスタンドにいたと思われる、チェルシーファンがピッチを走り抜けてアウェイサイドまで走って来ようとしたりして試合が中断、ロスタイムが5分もあった。
試合終了後は、アウェイスタンド前に選手がやって来て、大はしゃぎ。しかし、一番はしゃいでいたのはコンテのように見えた。そのコンテが胴上げされ、テリーも胴上げ、しばらくしてカンテとペドロも胴上げされていたが、この二人は体重が軽かったからではないかと思う。
帰りのバスは1時間以上予定より遅れて、ロンドンに帰り着いたのは、深夜の2時になったが、誰も不平を言わなかった。
Chelsea (3-4-3): Courtois;
Azpilicueta, David Luiz, Cahill (c);
Moses ( Zouma 86) Fabregas, Matic, Alonso;
Pedro (Batshuayi 75), Diego Costa, Hazard (Willian 75).
Scorer Batshuayi 82
Unused subs Begovic, Terry, Ake, Kante.
West Brom (4-1-4-1): Foster; Dawson, McAuley (M Wilson 64), Evans, Nyom; Fletcher (c); Brunt, Livermore, Field (Yacob 51), McClean (Chadli 59); Rondon.
Unused subs Myhill, Morrison, Robson-Kanu, Leko.
Booked McClean 20, Field 36, M Wilson 71.
Referee Michael Oliver
Crowd 25,367
3 件のコメント:
チェルシーサポならみんな立ち会いたい一戦でしたね。優勝はホームで決めて欲しいものです💢💢💨
うーん、そんなこと言われてもなあ、、、
もう少しトラタン読みたかったし。
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