Chelsea Factory

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火曜日, 3月 11, 2014

3月8日 Vs Spurs (Home) 4-0

そこぅを行くのはお春じゃないかぁ、薄情な目つきで知らん振り

春です、ロンドンはいつの間にかと言うか、あっと言う間にすっかり春になってしまいました。
家の近くの小さな公園(沢山ある)では、満開の水仙の周りを金属音をたてて、目覚めたばかりのリスが駆け回っています。

Chelseaも春の陽気に、幸運が真っ盛り。

試合前のトレーニングの時にはいたと思ったトーレスが試合開始の時にはいない。 
夢を見ていたのかと思ったが、トーレスはウォームアップ中の怪我だそうで急遽エトーが入った、4-3-3。
このところ前半が何故か駄目、今日も駄目、駄目、駄目。
この試合も開始2分ぐらいは見事にHazrdがチャンスを作ったが、その後は、Spursの高いDFラインに前の3人がタイトにマークされて、スルーパスや前線左右へのパスはことごとくカットされ、長いパスはオフサイドトラップにかかってしまって、全く攻撃の糸口が見えない。
Maticがアデバイヨールのケアのため深い位置取りをすることもあって、中盤がズルズルと下がり、何でこんなに押し込まれるの、というぐらい押し込まれてしまう。

オフィシャルホームページによれば、前半Spursが通したパス185本に対し、Chelseaは44本も少ない141本と。 (後半は127本対241本と劇的に変化する。)

長いパスも左右へ振るのも駄目なのだから、真ん中から中央突破しろ、とハーフタイムに毒づいていると、Mourinhoも同じことを考えたのか、後半は初めからLampardに代えてOscarを中盤前目の位置に投入して、相手の高いDFラインを自由自在に突破し始める。

Mourinhoに言わせれば、前半は相手のほうが少し(大分なんですけど)良かったが、怖いところはなく、パニックに陥ることはなかったから、決定的なチャンスはつくらせなかった。(それは確かにそうだ。) 後半はOscarを投入して前にスペースを作ることが出来た。 Lampardとの交代は、半分はそういう戦術的な意味であり、半分はイエローカードを貰っていたからだ、と。

と、言うわけで後半は一方的な展開になるのだが、得点は4点全てがSpursのヘボと言うか、幸運、ラッキーなもの。 これだけ運のいい得点が続くのも珍しい。

まずは、SpursのDFが後ろでパス回し、なんでもない横からのパスを向かって右サイドにいた Vertonghenがトラップしてはたこうとしたところで、滑ってコロリ、シャルラが猛然と走りこんできたのをみて、慌てて横たわったままセンター側へバックパス。これが見事なEto'oへのスルーパスになった。 やはり慌ててEto'oにチャージしてきた、ドーソンとキーパーが重なった両方を股抜きゴール。
HazrdのPKは何時もキーパーの逆をつく。
その数分後、HazardのセンタリングがDF二人にはさまれたEto'oへ、Eto'oさんがトラップしようとしたところで、後ろからカブールが小指でそっと押して、Eto'o転倒、PK、カブール退場、勝負あった。

そのまま2-0かと思われた終わり際、今度はOscarのクロスをインターセプトして停めたサンドロがすってん転んで、今度は代わったBaがフリーでキーパーの股抜きゴール。

ロスタイムにはロングボールにBa突っ込むもキーパーが余裕でクリア、クリアボールをDFがヘッドでキーパーにリターン、って未だBaが残っていて、ボールを横取り、4点目。

と言うわけで、4-0とは言ってもことごとくSpursのコメディエラーによるもの、というか自殺点みたいなもの。
今年は全然点が取れないから、まあ、こんな形でも得失点差を多少は稼がないと。
ウチのFWは点取れなくてね、
エトーなんて32歳て言ってるけど、本当は
幾つだか、35歳とか、、、、と冗談っぽい
スポンサーとの会話を録音公表されて、
Mourinhoが怒り狂っている、と言うか
とてもバツが悪かったが、これで氷解?
取りあえず、チャンピオンズリーグ出場権のかかった4位以内は、もう確実だ。

それにしても、Mourinhoは持っているというか、大事なところで強運を呼び込む力があるが、Spursのティム・シャーウッドは逆に大事なところでついてない、そんな感じがする。 
人はいいんだけれど肝心なところで何故か勝てない。
他人事だけど、少し可愛そう。

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