イングランド、プレミアリーグのチェルシーFCに関するページです。
何を書いたところで、世界が変るわけではありませんが、物言わぬは腹膨るる業と言うわけで、ファナティックなファンの独り言です。
Chelsea Factory
水曜日, 1月 30, 2013
突然ですが、ダーウィンニュースです!
何故臨時ニュースがダーウィンニュースかは、テレビっ子にしか分かりません。
馬鹿ボールボーイとあほFA、未だ若者チンピラ(放送使用禁止用語)のハザードの話とかしたい気もするが、これだけ書けば何がいいたいかはもう想像がつきますね。
エバートンのモイーズを監督にしろと言う話は、グラントの後任探しをしている頃、ダイハードなファンの間で結構盛り上がったが、ブランド好きなアブラモビッチが真剣に取り上げる筈がなく、一部ファンの夢物語で終わった。
ところが、ここへ来て監督選びで手詰まりになったアブラモビッチが本気でモイーズを監督に交渉を始めたとのもっぱらの噂だ。
モーイーズはスコッチなので、初のEnglish監督と言うわけではなく、引き続き外国人監督ではあるのだが、アブラモビッチが初めてBritishの監督を起用か、と話題になっている。 (同じスコットランド人、ファーガソンの後継者と言う話もある。)
モイーズはエバートンの監督になって9年(もっと長いような気がするが)、その間West Hamよりも一回りぐらい小さい予算(最近年間80百万ポンド、チェルシー年間4-5億ポンド)で降格争いどころか、2回を除いて順位表の1枚目に載る成績(10位以内)をあげ、特に今季はここまでアーセナルより上の5位につけている。 今季シーズン前の補強費は現在降格争い真っ只中のサザンプトンより少なかった。
モーイーズの現在年棒は推定2~4百万ポンド、約3~6億円相当(因みにアシュレイ・コールの来年の年棒は10百万ポンド、約約15億円相当と言われている)、それでも他のどのプレイヤーよりも高く、クラブが如何にモイーズを大事にしているかが伺われる。 監督の給与がチームで一番高いのは、プレミアの中でエバートンだけだそうだ。
オーストラリアのケイヒル、アーセナルへ移籍したアルテッタ、スパーズへ移籍して戻ってきたピナール、今やエバートンのカルトヒーローと化した、ダビドをしのぐ元祖爆発頭のベルジャン、フェラーニ、など二線級の外人選手を安く買ってきて、プレミアの一線級に仕立て上げた手腕は高く評価されているが、モイーズの真骨頂は必死になって走り回り、能力で劣ろうが、ファンの数で劣ろうが、戦意を決して喪失することのない、戦う集団を作り上げたことだ。 それこそが今最もChelseaが必要としていることではないか。
この話にエバートンやエバートンファンは怯えまくっている。 ここで、モイーズを失えば降格争いチームに転落しかねない、しかし、給料でチェルシーに対抗するのは絶対に不可能、最後の頼みはモイーズの男気だけ、金を詰まれてチェルシーに行っても結局使い捨てられるだけ、何とか自分が作り上げたチームにファンとともに残って欲しい、未来永久監督を保証してもいい、ぐらいの感じ。
評論家筋は、男気だけでフットボールはできない、それは早期退職勧奨プランを提示しながら教師だけは期末まで残ってくれと言うような人間を人間と思わない扱い(昨今のニュースで頭から火が出るぐらい腹をたてている)、このままエバートンにいてどんなに頑張っても決して優勝争いまでは出来ず、ヨーロッパで注目されるような試合を行うチャンスもない。 仮にチェルシーで失敗したとしても、その時はオーナーのせいにすればいいのだから、失敗にはならない。 現在までの実績に基づけば仮に失敗しても迎えてくれるクラブはいくらでもあるし、最終的にはイングランド(スコットランドではなく)監督の道も開ける、というものだ。
当然ながらモイーズの反応はまだ何も伝わっていない。
確かにモイーズのような人材が監督になってくれるのがファンにとっては一番嬉しい。(他で大きな実績のある人材より。)
但し、当然ながら不安はある。
一番目は、モイーズの過去のチームは基本的に直線攻撃型であって、ロングボール一辺倒とまでは言わないまでも、今のチェルシーのThree Amigoesのようなプレーとは違うように思う。 モイーズの頭の中では違わないのかも知れない、そこらあたりが分からない。 素晴らしい能力のある選手達を指導する際にどういうFootballをしようとするのかが、未知数だ。 ただ、少なくともBarcaスタイル、TikiTakaボール回しをしていたら、モイーズは癇癪を起こしてさっさと放り込めとどなりそうな気がする。 さあ、アブラモビッチはどう考えるのだろう。
二番目は時間。 どれだけの時間を与えられるのだろうか。 結果を出しつつ戦う集団を作れと言うのは相当難しい。 時として戦う集団はどん底まで落ちることによって出来上がったりするのだから。 全てが思い通りにいけばいいのだが、時としては全てが裏目にでることもある。(AVB) チームが落ち込んだ時、ズルズルと最悪の事態に陥るのを避ける最短の道は監督を変えることだ。 アブラモビッチは監督を変え過ぎとの批判があるが、ラニエリとアンチェロッティ以外はダメジリミテーションというかリスクマネジメントであって、決して間違っていなかったと思う。 しかし、それら交代させられた監督達は強いチームをつくることより結果を求められていた。 しかし、モイーズの成功はまずタフなチームをつくるかどうかで判断されるべきであって、結果はその後だと思う。 言い換えれば、UEFAカップ程度の年が2年ぐらい続いても我慢するぐらいの時間を与えないと、モイーズを呼ぶ意味はない。
私としては、モイーズに時間を与えたいと思うのだが、さてどうなるのだろうか。
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