長い時間がかかったが、ようやくサァリのユベントス行きがオフィシャルになった。
チェルシーの公式ホームページではサァリの故国へ帰りたいという希望が強く、その希望を尊重したみたいなことを書いているが、サァリとしてはイタリアのチャンピオン・クラブへの大出世、チェルシーは悩まずに、普段とは逆に違約金がもらえるという、渡りに船だったことは明らか。
因みに、ナポリではついこの間まで優勝争いをしていた相手への移動で、裏切り者扱いされているそうで、一方今までタイトルを取ったことがないと批判されていたが、今回ヨーロッパ・リーグのカップ獲得という箔をつけてのイタリア帰国と凱旋だそうだ。
後任については、ダービーにいるランパードが最有力。先週ダービーと留任についての話し合いを持ち、ダービーはチェルシーからの接触は何もないとのこと。
また、ランパードの経験の為にも現時点でのチェルシー移籍は時期尚早との見方もあるが、一説ではアブラモビッチが直接ランパードに電話して、2年間好きにやっていいと確約したとか。アブラモビッチから直接誘われたら、ランパードも直立不動、断れないだろう。
ランパードがチェルシーに行く場合は、現在のアシスタント、ジョディ・モリスを連れて行くと言われている。不良で練習嫌いのモリスというのは、昔を知っている人間には信じられない話だが、ユースのコーチとして実績を残している。何しろ元リーズ、ピッチ外で若者に因縁を付けて乱暴し、ピッチ内でチームメイトと乱闘を始めた暴力団のようなリー・ボウヤーがチャールトンで監督になって、選手に慕われているぐらいだから、この世界は良く分からない。
ランパードはドログバとマケレレをコーチに迎えると言う話もあるが、あまりお友達内閣にはしないで欲しい。
因みに、ゾラはサァリと共に退団、クラブアンバサダーにと言う話も断ったそうだ。シーズン後半、結構サァリに代わって練習を見たり重用されていたそうで、ユベントスにまでついていくと言う話もあるが、いずれにしてもランパードの下には無理だろう。クディチーニは元々クラブアンバサダーだったから、現場を離れることに抵抗はない。
選手獲得の禁止については、スポーツ裁判所に申し立てを行っているとのことだったが、その審議は8月に入ってから、言い換えると今シーズンの移籍禁止は確定、現有勢力で対処せざるを得ない。言い換えると、イグアイン、コバチッチの完全移籍は無理、そうなるとモラッタが帰ってくる可能性も高くなる。
アザールの移籍金で、アトレティコのグリーズマンをかっさらえ、とか、オドイをアザールのいなくなった左に、日本から右サイドに久保君の18歳コンビとか言うのも無理な話になった。まあ、久保はレアルに決まってしまったが。
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