3月17日 Cannot believe this.

前半は点こそ入らなかったが、久々に素晴らしい攻撃を見せた。
相手を自陣にピン止めするだけでなく、随所でキレイに相手を崩し、チャンスを作った。ひ弱なジョルジーニョが相手のドリブルに体を差し込み相手をはね飛ばすような勢いすらみせ、それぞれが思い切りよくシュートを打っていた。相手DFにぶち当てることも多かったが、それは僅かな不運に属するもののように見えた。

しかし、後半Evertonが前半とはうって変わって、バックラインを上げ、前がかりになってくると、一気に形成が変わって、コーナーからフラフラを失点してしまい、その後も押し込まれ情けなく、負けた。
推測だが、サァリは前半の攻撃ぶりを見て、休憩時にその調子で攻め続けるように指示、と言うか何も指示しなかったのだろう。　一方Evertonはこのままでは勝ち目も引き分ける可能性もない、前半はチェルシーに敬意を払い過ぎた、と考え、バックラインを上げて押し込まれないように、積極的に攻め上げろとの指示をした。

前半以上に前がかりでやってくるチェルシーに対して、エバートンは体力のある後半最初、一気にカウンターから走りこんで対抗、ゴール前にボールを運んで混戦に持ち込み先制、後はチェルシーは気ばかり焦って、エバートンの思う壺。

たいしたチャンスもさして作れなかった。

前半点が入らなかったところで、同じことをするのではなく、紐を締め直すべきだった。相手が、積極的に攻め始めた時点、或いは先制された時点で落ち着いて、プランBに移行すべきだった、とか思う。とにかく、精神論ではどうにもならない。攻めても攻めても、点が取れず負けるパターンが定着している。少しでも骨のある相手に対して、勝てるイメージがわいてこない。

ボーンマスに4-0で負けたり、ウルブズに引き分け、エバートンに負けるチームが、Europa Leagueで優勝できるわけがない。

Chelsea (4-3-3): Kepa;
Azpilicueta (c), Rudiger, David Luiz, Marcos Alonso;
Kante, Jorginho (Hudson-Odoi 74), Barkley (Loftus-Cheek 65),
Pedro, Higuain (Giroud 65), Hazard.

Unused subs Caballero, Christensen, Kovacic, Willian.
Booked Alonso 36, Rudiger 60

Everton (4-2-3-1): Pickford; Coleman (c), Keane, Mina Digne; Gueye, Gomes (Schneiderlin 68), Richarlison, Sigurdsson (Davies 86), Bernard (Walcott 78); Calvert-Lewin.　Unused subs Stekelenburg, Baines, Tosun, Lookman.
Scorers Richarlison 49, Sigurdsson 72.　Booked Gomes 59

Referee Anthony Taylor
Crowd 39,356

3月14日 Vs Dynamo Kiev (Europa League) 5-0

プレミア勢がチャンピオンリーグで華々しい活躍をみせているので、チェルシーもうっぷん晴らしに、小花火を上げた。

まあ、しょせんUEFA Cup/Europa Leagueだけど、、、。

観客6万5千人はけっこう凄い。

で、準々決勝の組み合わせは以下、

Arsenal v Napoli
Villarreal v Valencia
Benfica v Eintracht Frankfurt
Slavia Prague v Chelsea

左側が4月11日のホーム、右が18日のホームチーム。

上の2試合の勝者、下の2試合の勝者がそれぞれ、5月2日、9日に準決勝で戦う。
言い換えると、愚かにずっこけない限り決勝はアーセナルとナポリの勝者との対戦になる。バクーでアーセナルとのロンドンダービーとは、なんと疲れることか。サァリは自分のチームだったナポリと対戦したい、と。今のナポリ監督は確かアンチェロッティ。

色々、あれば、、、いいが、、、。

Chelsea (4-3-3): Arrizabalaga; 

Zappacosta (Azpilicueta 69), Christensen, Rudiger, Alonso; 

Kovacic, Kante (Jorginho 65), Loftus-Cheek; 

Hudson-Odoi, Giroud, Willian (c) (Pedro 74).

Scorers Giroud 5, 33, 59 Alonso 45+1, Hudson-Odoi 78

Unused subs Caballero, David Luiz, Barkley, Hazard.
Booked Azpilicueta 73 

Dynamo Kiev (4-2-3-1): Boyko; Kedziora, Burda, Kadar, Mykolenko; Sydorchuk (c) (Tche Tche 65), Shepeliev (Andriyevskiy 87) ; Tsygankov, Shaparenko, Sidcley (Smyrnyi 81); Garmash.　　Unused subs Bushchan, Bueno, Shabanov, Alibekov.

Referee Tobias Stieler (Germany)
Crowd 64,830

3月10日 Vs Wolves 1-1

結局最後の最後にアザールに救われた。

救われた（Put me out of the jail.)と言っても、執行猶予程度。(Suspended sentence.)

それまでは、アザールを含めて良いところがなかった。前半からいくらボールを回しても（通算ボール保持率76/24)、中央は6人でがっちり固めて入り込めない。

エリアの外からいくら打ってもはね返される、サイドから無定見に放り込んでも、バック4人が一線に並んでいて、間に一人いるイグアインの足元にはいかない、ハーフチャンスばかり。（シュート22/2）

前半でこんな攻めをいくらしても点は取れない、そのうちワンチャンスで決められてしまう、と思ったら、56分その通りになってしまった。（枠内シュート6/1）

攻め込みながら、攻め手が無くなっているのは、素人にも一目瞭然。　

珍しく頑固なサァリが早めに動いて、ジョルジーニョ―コバチッチ体制を放棄、狭いエリアでのフィジカルが強く攻撃的なロフタスチーク、続いてスペースに走りこむタイプのペドロから一対一で抜けるオドイを投入。更には4-3-3のキーマンとして固執していたジョルジーニョを下げて、4-2-3-1の布陣に変更した。（ジョルジーニョの交替に一番拍手が多かったのが皮肉。）

普段プレーしていない布陣で攻め続けるが、そんな急に良くなるわけがない、とあきらめムードになったところで、アザールが人で混雑するエリアを通り抜けるシュートで何とか追いついた。　負けなくて良かったとは言え、アザールの個人技に人の間をすり抜ける幸運が重なっただけで、全体としては完全にウルブズの術策にはまってしまった。（ウルブズにはこれ以外策がないのだから、それをどう打ち破るか、並んでいるDFの間を抜ける動きをするか、を考えるのが本来コーチの仕事だろう。）

これで、4位の座が見えてきたと思ったのも、束の間、また少し遠くなった。4位内確保のマジックは、残り9試合で26得点。

他の3チームが残りを全勝するとは考えられないがとにかく残り試合全て勝つしかない。

因みに、チェルシーの残り試合でトップとの対戦は、リバプールとマンU。

スパーズはシティとプール、マンUはシティとチェルシー、アーセナルだけは既にトップとの対戦が終わっている。こう見ると、アーセナルが一番有利かな？

どうでもいいけど、ドログバ、ハッセルバンクがそれぞれ観戦しているのがジャイアントスクリーンに映っていた。

Chelsea (4-3-3): Kepa; 

Azpilicueta (c), Rudiger, David Luiz, Emerson; 

Kante, Jorginho (Willian 72), Kovacic (Loftus-Cheek 56); 

Pedro (Hudson-Odoi 61), Higuain, Hazard.

Unused subs Caballero, Christensen, Barkley, Giroud.
Scorers Hazard 90+2
Booked Rudiger 78

Wolverhampton Wanderers (3-5-1-1): Patricio; Saiss, Coady, Boly; Doherty, Dendoncker, Neves, Moutinho, Jonny; Jota (Gibbs-White 82) ; Jimenez (Traore 89).　Unused subs Ruddy, Kilman, Vinagre, Cavaleiro, Costa.
Scorer Jimenez 56
Booked Doherty 37, Saiss 66, Boly 75, Jota 80

Referee Michael Oliver
Crowd 40,692

3月7日 Vs Dynamo Kiev 3-0

難なく勝ったとは言え、ぴりっとしない試合ぶりだった。

ペドロが良く頑張って、得点したのはいいが、その後は6点ぐらい決めて良いところ、決められなかった。格下と言うか、実力的に圧倒的な差があったからいいようなものの、プレミアなら、下位チーム相手でもこんな試合をしていたら、終盤カウンターで2点ぐらいきれいに決められて負けてしまうところだ。

フリーキックからの得点は、チーム力としてはあまり評価できないおまけみたいなものだが、ウイリアンのフリーキックは、イメージ通りの軌道を描いて、キーパー一歩も動けず、見事なものだった。いつもこれぐらい決めて欲しい。

観客が早く出せ早く出せとじりじりしていたハドソンーオドイは一番最後の交替出場。サァリは渋々出した、という感じ。殆ど自由にボールに触る時間がなかったが、ロフタスチークにもらった一度のチャンスを見事に決めた。いつもあんなチャンスボールが来るとは限らないし、自由に決まるものではない、勘違いするなよ、とサァリは言いたいだろう。

ジョルジーニョは特に悪かったわけではないが、この相手に絡まれてボールを取られるシーンが何度があったのが気がかり。線が細すぎる。

不思議ではないが、シェフチェンコが観戦に来ていた。

Chelsea (4-3-3): Kepa;

Zappacosta, Christensen, David Luiz (c), Alonso; 

Barkley (Loftus-Cheek 62), Jorginho (Kante 62), Kovacic; 

Willian (Hudson-Odoi 78), Giroud, Pedro.

Scorers Pedro 17, Willian 65, Hudson-Odoi 90
Unused subs Caballero, Rudiger, Hazard, Higuain.

Dynamo Kiev (4-5-1): Boyko; Kedziora, Burda, Shabanov, Mykolenko; Sydorchuk (c), Shepeliev; Tsygankov, Shaparenko, Buyalskiy (Sidcley 71); Rusyn (Garmash 66).
Unused subs Bushchan, Andriyevskiy, Tsitaishvili, Smyrnyi, Kadar.
Booked Shepeliev 9, Buyalskiy 41
Referee Slavko Vincic
Crowd 37,280

3月3日 ひな祭り

Vs Fulham 2-1

昔チェルシーにいたジョカノビッチが成績不振からクビになって、ジョカノビッチを取って来たラニエリが後任監督になったが、ザルの守備がどうしようもなく、19位に定着、降格不可避になったフルハム。ラニエリが退任して、やはり元チェルシーでラニエリの下でプレーしたことのある、スコット・パーカーの初監督試合。

ラニエリのことを”Manager with only one miracle"と書いていた新聞があったが、何ともラニエリに対するリスペクトに欠けた表現だ。　奇跡は一つあれば十分、いくつもあったらもはや奇跡ではない。ラニエリは、誰も経験できたない奇跡を呼び起こした監督なのだ。

まあ、そんなチームに勝つのは当たり前で、後半20分ほど押し込まれてケパのナイスセーブに救われたと言うのは少々情けないが、取りこぼすことなく、3/4位争いに残った。 悪い流れは取敢えず断ち切れた様で、良かった。

モラッタ・マーク２かと言われたイグアインも得点、すっかりファンに見放された感のあったジョルジーニョが、アザールのパスに反応して見事に決めたのもプラス。

願うらくは、明らかに上位チームと互角以上の実力があるのだから、不用意な取りこぼしをすることなく、ひとつひとつ勝ち星を積み上げて欲しい。

Chelsea (4-3-3): Kepa; 

Azpilicueta (c), Rudiger, Christensen, Emerson; 

Kante, Jorginho (Kovacic 68), Barkley (Loftus-Cheek 78) 

Willian, Higuain, Hazard (Pedro 74).

Scorers Higuain 20, Jorginho 31

Unused subs Caballero, David Luiz, Hudson-Odoi, Giroud.
Booked Jorginho 61

Fulham (4-2-3-1): Rico; Odoi, Nordtveit, Ream, Bryan; Chambers, McDonald (Anguissa 62); Babel (Ayite 71), Cairney (c) (Vietto 80), Sessegnon; Mitrovic.
Unused subs Fabri, Christie, Seri, Le Marchand.
Scorer Chambers 28
Booked Chambers 22. McDonald 51

Referee Graham Scott
Crowd 24,900