Chelsea Factory

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木曜日, 2月 28, 2019

2月27日 VS Spurs 2-0

どっちが勝っても不思議ではないような試合展開だったが、20本に1本しか決まらないようなペドロの股抜きシュートが決まり、チェルシーは逃げ込もうと引いていたところで、喜劇のようなオウンゴールが決まり、2-0で完勝した。
完勝と言っても、それはスコア上のことだけ。ラッキーなまぐれ勝ち。チェルシーの枠内シュートはペドロの1本だけだが、スパーズはゼロ、ニル、ナッシングだから似たようなもの。
これでチェルシーが立ち直ったとか、サァリが生き返ったというのは、チャンチャラおかしい。ボーンマスに4-0、マンCに6-0と2試合で得失点差マイナス10の傷は癒えていない。 スパーズに2-0で敗れたアウェイ戦以来明らかになった、ジョルジーニョ体制のひ弱さは全く克服できておらず、たまたまスパーズがそこをついてこず、チェルシーは中盤でジョルジーニョを飛ばしていたからだけのこと。

しかし、サァリの指導力に疑問が付けられ、内部がガタガタしているかの様に報道されているのが、この一戦で、俺たちもやれると、若干の自信を回復し、内部の結束が高まれば、めでたいことだ。

ケパがマンC戦で交代を拒否したことが、監督に対する不服従、キーパーまで監督をなめていると盛んに報道され、交替するつもりになっていたカバレロにスペイン語を話すチームメート達(カバレロはアルゼンチン代表だからスペイン語を話す)が同情して、チーム内が分裂しているとか、交代でトラブっている時、ダビド・ルイスだけがケパに話しかけ、キャプテンのアスプリクエタは何もしなかったから、キャプテン失格だ、ルディガーこそキャプテンに相応しい、とか。 
BBCではケパは交替しないと居座ったのに、PK戦では名誉回復ならず、PKを決められて敗れた、と最後のPKシーンを繰り返し放映していた。

でも、この話どこかおかしい。ケパはスペイン人でスペイン語を話す、クエタもスペイン人だがここではカバレロに肩入れしなかったと責められている。ルイスはブラジル出身だから、本来ポルトガル語だ。仮に、ルイスがカバレロに同情したとしても、その場ではケパを支援する方に立っていたように見えた。
あとスペイン語を話すのは、ペドロとアロンゾぐらいか、ウイリアンもブラジル。ルディガ―はドイツ。スペイン語を話すチームメートから総スカンとか言うのは、何となくありそうだと、信ぴょう性を持たせるための作り話のような気がする。 
アスプリクエタはよそ見(見て見ない振り)していたかもしれないが、それはルディガ―も同様、特にルディガーをキャプテンにという積極的な理由にはならない。誰が言っているのかと思ったら、ルディガーの兄貴がどこかで言ったことを、どこかのマスコミが取りあげたらしい。身びいきで余計なことを言うな。

その場にいた者ならわかることだが、ケパは相手選手と交錯してしばらく倒れていた。延長戦の残り2分ぐらいのところ。防戦時間が長く、疲れていたチェルシーとしてはもうこのままPK戦でいい、と思っていた。疲労回復もかねて長めに治療を受けていたように思われる。ただ、ベンチではケパの怪我がどれぐらいか分からなかった。試合前怪我の情報もあり、それが悪化したのかもしれない、と心配していた。
最初は交代させるつもりはなったようで、サァリも見ていただけだったが、長引くのを見て、怪我したままPK戦に臨ませるわけにはいかない、とカバレロに交代の準備を指示、さらに一呼吸おいて、第四審判に交代の指示を出した。 そこで、第四審判が電光掲示板で交代を表示したところ、ケパが立ち上がって、大丈夫、怪我は酷くないから続けられると言い出して、交替に応じなかった。
確かなことは、PK戦を控えて、戦術的理由で(PK専門キーパーとして)カバレロを起用しようとしたわけではない、ということ。これが、戦術的理由での交代をケパが拒否したのなら、いかにも監督の権威を否定していることになるが、ケパにしてみたら、怪我は大丈夫だよ、続けられるよ、と言っただけ。

それならそれでもっと早く意思表示しろ、一旦交代を告げてしまったら、たとえそれが誤解に基づくものであっても、従わなければならない、というのは理解でき、もっともだが、BBCのマッチオブザデイで、怖い顔をしてアラン・シェアラが言うような、監督の権威をないがしろにする、不服従の酷い反抗、と言うようなものではない。(大体シェアラの解説は、都合よくビデオをつなぎ合わせた結果論ばかりで、全く役に立たない。)

カバレロはボールに対する反応は早いがキャッチングに難があり、はじいたボールを蹴りこまれることが多く正キーパーになれない。そういう意味では、PK戦に向いているかもしれないが、カバレロをPK専門キーパーにするというようなコンセンサスはどこにもない。ケパのボールに対する反応がカバレロに比較して遅いかどうかは、証明されているわけではない。明らかなことは、カバレロは時折ファインセーブをするけれど、凡ミスが多く、ケパほどの信頼感がない、と言うことだけだ。

PKは大抵決まるものだが、ケパは5本の内サネのシュートをセーブしている。1本でもセーブしたのは立派だが、BBCではその場面は一切放映していない。
チェルシーがPK戦で負けたのは、ジョルジーニョがコロコロPKをキーパーのいるところに蹴ったためと、ルイスがポストにぶっつけたからで、ケパのせいではない。

Chelsea (4-3-3): Caballero; 
Azpilicueta (c), Rudiger, David Luiz, Alonso; 
Kante, Jorginho, Kovacic (Loftus-Cheek 77); 
Pedro, Higuain (Giroud 84), Hazard (Willian 60).
Scorers Pedro 57, Trippier OG 84

Unused subs Kepa, Christensen, Barkley, Hudson-Odoi.
Booked David Luiz 90+4

Tottenham (4-3-1-2): Lloris (c); Trippier, Alderweireld, Sanchez, Davies; Sissoko (Rose 85), Winks, Eriksen; Lamela (Llorente 70); Kane, Son (Moura 80).
Unused subs Gazzaniga, Foyth, Aurier, Wanyama.
Booked Kane 90+4

Referee Andre Marriner
Crowd 40,542

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