快勝 イタリアのチームにこんな風に気持ちよく勝ったのは、2003年Mancini(後にManCを経て現イタリア代表監督)率いるLazioに4-0で快勝して以来。
今日のキーモーメントは、モラッタの決まれば同点となるメンディ頭上を越えたチップシュートを、全速で追い付いてライン上のオーバヘッドキックでブロックした、チアゴの瞬間。 大昔、未だ若かったギャラスが同様のプレーをしてビックリさせられたのと同じ。あの時はギャラスは足が速いのだと感心させられたが、37歳のチアゴの足が特に速い訳がない。やはり、経験と決意(Determination)が人を感動させるプレーを生む。
一方で今のチェルシーの攻撃における若手の貢献は素晴らしい。レッシ―・ジェームズとチルウエルの二人は、現在リバプールのサラとマネのコンビに並ぶ最も破壊力のある攻撃コンビだ。彼らはFWでも攻撃的MFでもなく、サイドバックだと言うのに。
4得点のゴールに至る経緯を見てみる。
1点目 ZH(コーナー)ーRUDーCHALO
2点目 RUDーCHIWーxーRJ
3点目 ZHーRUDーRJーZHーLFTSーODOI
4点目 RJーxーZHーTW
4得点の内3点のどこかで関与しているレッシ―・ジェームズの好調さが伺えるが、低迷していたZHが復調していることが明らかで、ルディガーの起点としての活躍も良く分かる。
一方、替えが効かない中心選手になったと思われたマウントは病気明けのプレイが振るわず、先発落ち。チェルシーの層の厚さ、競争の厳しさをまざまざと見せつけられる。
しかし、得点者チャロバ、ジェームズ、オドイの3人はまだ20歳になったばかりのアカデミー上がり、アシストのロフタス・シークがアカデミーの優等生、更にマウントの5人が加わってユベントスに圧勝、これにローン先で大活躍中のコーナー・ギャラガー、ゲリー・ギルモアが帰って来たら凄い。ついでにWest Hamで中心選手になったデクラン・ライス(£100百万)を加えたら英国代表チームになる。
Chelsea (3-4-3): Mendy;
Chalobah, Thiago Silva, Rudiger;
James, Kante (Loftus-Cheek 37), Jorginho (c) (Saul 76), Chilwell (Azpilicueta 71); Ziyech, Pulisic (Werner 71), Hudson-Odoi (Mount 76)
Scorers: Chalobah 25; James 56; Hudson-Odoi 58; Werner 90+5
Unused subs :Arrizabalaga, Bettinelli, Alonso, Christensen, Sarr, Barkley, Lukaku